出張でUKに来ています。今回は、現地の業者と協力して行う作業で大量の発泡スチロールが必要なので、それを入れたバカでかいダンボールを持ってくる必要がありました。色々と検証した結果預け入れ荷物として飛行機で運ぶのが一番効率よく安いということが判明したので、まずは会社から成田空港へ。
空港でダンボールを無事ピックアップし、チェックイン時には渋い顔をされつつもなんとか預け入れることに成功、ヒースロー空港まで持って来れたわけですが、こういうときに限って入国ゲートにセキュリティが多く、明らかに怪しいので呼び止められる。
警「中身はなんだ」
俺「発泡スチロールです、こちらでの作業で使用します」
警「こっちでも入手できるだろう」
俺「日本から直接持ってきたほうが安く済みます」
警「Proforma invoiceはあるのか」
俺「売るわけではないのでインボイスは必要ないでしょう」
警「輸入しているようなもんだろう、ビジネスに使うのであれば価格が分かる書類が必要だ」
俺「だったら貴方は日本からビジネスに使うため持参したノートパソコンの価格が分かる書類も必要だと言うんですか」
いつものことですが外国に来ると基本的に戦う姿勢を見せてしまう俺はセキュリティとひと悶着し、別のゲートで中身の説明をさせられ、なんとか無事入国。
長年海外に住んで間違いなく言えるのは、海外では「戦わないないと泣き寝入りする羽目になる」という理不尽なことが日常茶飯事で、声を大にして主張しないと間違いなく不利益を被る、ということ。英語が不得意な留学したての学生の子達で理不尽な目にあっている人はよく見ていたので、そんな子達のためにも「従順じゃない牙を剥く日本人も居る」ということを示した方がいいんじゃないか、というのが持論です。
そんなダンボールは、ホテルで一泊し無事作業を行う場所までタクシーで連れて行くことが出来ました。