休みの日に見に行くのは「日本水準原点」


日本の標高の基準、日本水準原点。

昨日は、4年弱振りに会う友人と秋葉原で待ち合わせていました。そのために取った有休を使い倒すため、前から行ってみたかった「日本水準原点」に行ってきました。

日本の土地の高さの基準は東京湾の平均海面からの高さによって表すそうですが、平均海面では使用しづらいのでその高さ(標高0m)と関係付けられた基準点があり、それが昨日行ってきた「日本水準原点」。これは国会議事堂近くの「憲政記念館」の構内にあり、誰でも自由に行くことができます。


憲政記念館。中に入ると見学することが出来、日本の政治史を垣間見ることが出来ます。

水準原点がある場所に行くと小さいながらも歴史を感じる物々しい建物があり、実際の水準原点はこの中で保護されています。この中には目盛を刻んだ水晶があるらしいのですが、これが公開されるのは年に一度、測量の日(6月3日)近くの一般公開日のみということです。今年は残念ながら既に終わっており、中を見ることはできませんでした。


祠、というような雰囲気の建物で、ロトの剣でも封印されていそうな物々しさです。


菊の紋が堂々と誂えられた重厚な扉。年一回の公開日に下部の丁番を軸に下に開きます。


右から左へ書かれた「大日本帝国」と「水準原点」という文字。

日本全国の統一された標高決定のための基準として、明治二四年(一八九一年)五月に水準原点が創設された、って…125年前!!


水準原点は建物もまた貴重。

何度かの地震により日本水準原点も影響を受け、当初の東京湾平均海面上24.5000mという値から、2011年10月21日に、東京湾平均海面上24.3900mと改定されたそうです。

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