※仮面ライダーブレイドのネタバレあります!※
昨日鬼眠かった理由。それは、丹沢山行からの帰宅後仮面ライダーブレイドを一気に見たからでした。寝たのが午前4時と、我ながらアホだと思いますが続きを見ずにはいられませんでした。ブレイドは自分が見た中では間違いなく平成ライダー最高の一作。最初の数話で心を鷲掴みにされ、いずれ失速するかと思いきや同じテンションで最後まで突っ走りました。多少予備知識があった最終回も、一話からの流れで見ると心にグッと迫るものがあります。(20日間で見終わったというのはいくらなんでも飛ばしすぎた気がしないでもない。)
正しい心を持ったまま最強の戦士になったクウガ。創造主に抗ったアギト。カードに封印(契約)されたモンスターで戦った龍騎。モンスター自体が仮面ライダーになった555。平成ライダー五作目のブレイドは、過去四作の設定を踏襲しさらに洗練させたもの、だと言える気がします。
人類は救われたものの、ある意味バッドエンドだったブレイドのラストはカタルシスを喚起しました。悲劇的なはずなのに、「でも剣崎だったらこうするはず」と、納得のできる終わり方。ハッピーエンドの作品だと作品内のキャラクターのその後を見たくなるけど、ブレイドは最終回で完全に物語が完結していて、どちらかというとラストを知った上でもう一度本編を見直したいという思いが強い。
特撮を大人の鑑賞に耐え得る作品にしようとすると、途中で路線変更するか打ち切りになるか、もしくは仮面ライダーやウルトラマンなどメジャーな作品にならない場合が多い。でも、ブレイドの場合一貫した雰囲気を持って物語を描ききり、伏線もきちんと回収している。もちろん細かいところに突っ込みどころはあるものの、それは脳内補完できる程度。
欲を言えば、ギャレンとレンゲルのキングフォームが見てみたかった。でも、それも重要なことではない。剣崎一真と相川始のキングフォームに深い意味があり、キングフォームにならなかったもののレンゲルのもつクローバーのカテゴリーキングは上城睦月をカテゴリーAから解き放つために重要な意味を持っていました。
放映開始から12年も経った作品を見て、一番好きな仮面ライダーが更新されました。2016年4月現在の残る作品は(★マーク)…
クウガ
アギト
龍騎
555
ブレイド
響鬼
カブト
電王
★キバ
ディケイド
★W
★オーズ
★フォーゼ
★ウィザード
★鎧武
★ドライブ
★ゴースト
どう考えても旅立つまでに全作品は見終われないけど、見れるところまで見てみたいと思う。