損得勘定

ようやく日本に帰ってきました。12時間という長いフライトの中、本を読んだりしつつ色んな事を考える時間があったので、つらつらと考えをスマホに書いていました。これはそんなつらつら書いたうちの一部です。

予備自衛官になってなんの得があるのか?と聞かれる事があります。俺が予備自衛官になろうと決めたのは損得ではなく、ただ単に自分の持つ英語力を仕事面だけではなく人の為に活かしたいと思ったからでした。

何のメリットがあるのか、何か得をするのか、そんな質問をよくされます。なぜクライミングをやっているのか、なぜ山に登るのか、なぜ予備自衛官になったのか。損得というフィルターだけを通してこれらを見たら、これといって「メリットはありません」と答えざるを得ません。

損得だけを自分の行動指針にすると、絶対に行き詰まると思います。損得では計算できない部分 – 自分でも理由がうまく説明できないけどどうしてもやりたい”なにか”を見つけ、人に理解されようがされまいが関係なくその”なにか”に突き進んでいく方が、俺はよほど人間らしく生きられると思っています。

何度か書いている事ではあるけど、大学でビジネスを勉強して、ビジネスへの興味が全くと言っていいほどなくなりました。なんだ、お金を使ったゲームか、と。働き始めてからその考えはさらに強化され、キャリアとか出世のような、「人が作ったレールの上を上手く歩く人」という成功像に全く興味がなくなり、会社を辞めるところまで行き着きました。

損得じゃあねえ、好きでやる仕事さこれは。おめて様だって、山に登ってなんの得があった……得どころか、両足を失くしてしまったんじゃあねえか。- 栄光の岩壁 p323

人並みに仕事して、人並みに恋愛して、人並みに家庭を築いて…「つまんねえなぁ」と思ったのが、仕事を辞めるに至った第一歩で、旅に出ようと決めたきっかけでした。世界はこんなに広くて、楽しいことだらけなのに、今のままの生き方をしているのはおかしい、と。

その時の決断が正しかったかどうかは、その時に分かることではなく、のちの自分の行動如何で決まると思っています。人がなんと言おうと、人にどう見られようと、その選択肢をモノにできるかどうかは自分次第。家庭を持って、定住して…というのは、まだ自分のやりたい事ではなく、当面は定住せず単独行をひた走ろうと思う。

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