鹿児島放浪記其の三: 屋久島の冒険DAY4〜5

屋久島の冒険、4~5日目です。といっても3日目の永田岳〜宮之浦岳〜黒味岳の印象が強烈過ぎて、それ以外の日程の印象は限りなく薄くなっています。4日目はまず本来の予定だと前日行くはずだった尾之間温泉へ。熱いという噂の温泉でしたが、49度という源泉のこの温泉は本当に熱く、それでも慣れてくるとそれがまた非常に気持ち良くゆっくりと浸かりました。


尾之間温泉、オススメの温泉です。

この日は温泉巡りをしよう!と決めていたので、その次は時間的にちょうど干潮になっており入れるはずの平内海中温泉へ向かってみることに。尾之間温泉にいる間は少し雨が降っていましたが、そこにいる方の「島の降水確率が50%ということは、どこかが降っていてもどこかが晴れている」という正しいのか正しくないのか分からない情報を信じて海中温泉に行ってみると・・・ここは雨が降っていない!凄まじい開放感の中素っ裸になり、海中温泉を満喫してきました。


手前の丸い穴(浴槽と言うべきか)のところが温泉です。

海中温泉のあとは、日本の滝百選にも選ばれている大川の滝へ。滝の雄大さは写真ではなかなか伝えづらいですが、間近で見れることもありかなりの迫力でした。


左下に人が二人いるのが分かりますでしょうか。

※2020.01.16追加

滝で昼食を食べ、そのあとは灯台や海がめの産卵地、大浦温泉(この日三箇所目の温泉)、島流しにされた西郷隆盛が上陸した場所など、島を時計回りに巡り宮之浦へ。宮之浦ではスーパーで食材を買い出しつつ本屋さんの場所を聞き、観光センターに無事下山したことを伝えたあと教えてもらった本屋さんへ。相変わらず本の虫スイッチが入っている俺は帰りの飛行機やバス、電車で読む本を仕入れる必要があったのでした。本を仕入れたあとは宿に戻り、この日も読書しながら晩酌。ゆっくりとした時間が流れていました。

※※※

10/28、最終日。この日は千尋(せんぴろ)の滝に行き、可能であればクライミング要素が強いというモッチョム岳に登ろうと思っていました。ということで、まずは千尋の滝へ。前日見た大川の滝のインパクトが強く、比較的距離がある千尋の滝は個人的にはちょっとインパクトに欠けるような気もしましたが、どちらかというと隣の山の一枚岩?が凄まじくそっちに注目していました。


滝より隣の岩が凄い!

千尋の滝のすぐ近くにあるモッチョム岳の登山口に行き、山頂がガスっていそうなのであまり気乗りがしないながらも支度して出発。・・・が、10分程度山の中を進んだところで、あまりの強烈な暑さに先に進むことを断念。11月に近いというのにもかかわらず麓の最高気温は28度。真夏の低山を登っている気分でした。Uターンしそのまま前日も訪れた平内海中温泉に再度訪れてみると、遠目で見てもなぜか女性だらけなのが分かる。海中温泉は混浴ですがそんな状況で落ち着いて入れるわけもないので引き返し、前日行けなかった湯泊温泉へ。ここもまた海沿いにある温泉ですが、こちらは24時間入れる温泉。行ってみるとこの時間帯は誰もおらず、貸しきり状態で満喫できました。


男女風呂間に衝立はありますが、全く意味がないような・・・。

このあとはもう一度平内海中温泉にチャレンジし、今回は誰もいなかったのでゆっくりと入ることに。が、入っていたら雨がぱらぱら降ってきて、少ししたら土砂降りに。屋久島は天気の変化が激しく、土砂降りの雨が降ったと思ったらカラッと晴れたりします。落ち着いて入っている場合ではなくなったのですぐに温泉から出て車に戻り、少し時間は早かったものの宮之浦に戻り先日訪れた本屋さんを再訪。前夜の晩酌で思ったよりも本を読み進めてしまったので、新たな本を入手しに来たのでした。本を入手した後は近くのカフェに寄り、そこでまったりと本を読みながら過ごしました。

あとは空港に向かいレンタカーを乗り捨てするだけだったのですが、最終日に車の底の外からは見えないところを少し擦ってしまい、念のためレンタカー屋さんに報告しておこうと店に行くと、「こんないい人初めてだよ」と何故か感動される。後味悪い思いをするくらいなら正直に生きたい、昔からの信条です。

いずれにせよ空港乗り捨てだと車を取りに行く必要があるからついでに送っていくよ、ということでレンタカー屋さんに送ってもらいながら屋久島の話を色々と聞き、ガソリンを満タンにして空港へ。レンタカー屋さんに別れを告げ、チェックイン手続きを済ませ、お土産を買ったらちょうど搭乗時間に近くなっていました。5日間過ごした屋久島とお別れの時間です。

こうして屋久島の旅はあっという間に終わり、大阪に戻ってきたら出発したときよりも肌寒くなっており、ようやく本格的な秋の到来を感じました。休憩と支度を兼ねて一日(10/29)名古屋で過ごし、10/30からは石垣島の旅が始まります。

屋久島編・完

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