Prefectural Peak Hunting 41: 経ヶ岳

前日、雲仙普賢岳の登山後に道の駅に向かう途中から大雨が降っており、夜も遅くまでポツポツ降っていました。天気に関しては全然期待しておらず、一夜明けた11月22日は6時過ぎにゆっくり起きて支度。外に出てみると月が思いのほか綺麗に見えており、これはもしかして天気に期待できる・・・!?支度し終えて出発したのは7時過ぎ。久々の晴天です。道の駅から登山口までナビによると30分程度なものの、想定外の市街地走行があり、通勤?ラッシュに巻き込まれました。結局登山口に着いたのは7:50くらいで、実際に入山したのは8:05でした。※2016/11/24追記※ 登山口には多良岳山群の地図とコースタイムを載せた案内板がありました。助かります!


周辺の地図。


標準コースタイム。


目の前の山は今回登る山ではなく何山か分かりませんが、こんな景色が広がっていました。

いくつかのサイトの情報により、今回は経ヶ岳~多良岳のプチ縦走をする予定でいました。黒木渓谷は実に綺麗な場所で、登山道も整備されており、なぜこのエリアの山と高原地図がないのか不思議です。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-414474.html
https://yamap.co.jp/activity/28040
http://www.kojitusanso.jp/mountain-reserch/detail/?fm=7049
たくさんの情報、本当に助かりました。お礼申し上げます。

入山、といっても最初は民家の脇の一般道を歩き、途中から山道に変わります。上の写真のように朝は晴天で、かなり気持ちの良い森林ウォークが楽しめました。

こんな道が続きます。山道に変わって少ししてから、激しい急登になりました。結構な角度の斜面を延々と登ります。

登ること1時間20分、もうすぐ山頂か・・・!?と思いきやあと600m。


山道の600mは結構長いです(大体いつも時速2㎞で時間を計算しています)。


この時点ではまだまだ晴天でした。

最後のアプローチはロープを使わないと登れないくらいのさらなる急登です。

そして山頂に着いた!と思ったら・・・






まさかのガス!!

景色がさっぱりです。前日道の駅で入手していた地図によると;

山頂からは、多良岳山群の全容や有明海、平成新山、大村湾、佐賀県の山々を見渡せ、迫力の大パノラマが楽しめます。

とのこと・・・平成新山が見たかった!!泣 

山頂にいた証として、標識と三角点。景色はなかったものの、これで佐賀県の最高峰登山は達成しました。長居しても仕方がないので、次の目的地・多良岳へ。コケまみれでツルツルの岩場を通過したりしながら徐々に標高を下げ、1時間20分程度でまずは金泉寺に到着。


非常に規模の大きい山小屋が併設されております。

※2016/11/24追記※ 案内板によると、ここ金泉寺は行基菩薩が登ったとされる多良岳を訪れた弘法大師が建立したそうです。行基といえば香川・塩江温泉の行基の湯ウィキペディアによると、塩江温泉はどうやら行基が開湯したとされているらしい。多良岳は修験道の山として信仰の対象になっていたようで、金泉寺から多良岳へのアプローチ基点には鳥居と石段、そして役行者の石像が!


突然大峰奥駈道みたいな雰囲気に。


吉野の吉水神社以来の役行者様。


登山は唐突に修行に変わります。

多良岳へ至る道には、岩の高い位置に梵語の阿字が彫られていました。よく彫ったものです・・・。


よーく見ると・・・


阿字が彫られています。

急峻な鎖場などを通過し、15分くらいで山頂に到着しました。山頂にもお堂があり、本当に雰囲気は修験道・大峰奥駈道。


山頂への最終アプローチ。


山頂のお堂。

経ヶ岳は残念でしたが、ここでは快晴で景色も見渡せました。


写真右のほうの一番高い山が経ヶ岳。

この山域には誰もいないと思っていたのですが、経ヶ岳に至る直前に上から降りてくる人や、金泉寺に至るまでにすれ違った何名かの方、そして多良岳には3名や2名のグループ、単独の方など、大勢の方が登っていました。

多良岳から金泉寺に戻り、そこからはなが~い下山。といっても1時間ちょいなんですが、とにかく延々と緩い坂道を同じ景色を見ながら下っていくのでくたびれました。最後の最後は舗装された道路を経ヶ岳の登山口まで歩きます。その道中、一瞬経ヶ岳が見えました。

駐車場には地元のおばちゃんが二人来ており、紅葉を見に来たのだとか。すでに紅葉は終わっており、二人とも少し残念そうでした。そんな二人と今回の旅のことやらをワイワイと15分くらい談笑し、この日の山行は終了しました。柏ナンバーの車を見てすぐに千葉と分かったおばちゃんは昔千葉に住んでいたらしく、この辺にいると千葉が恋しくなる、とおっしゃっていました。旅が終わったら一度千葉に行きますかね・・・。

ブログは例の如くスタバでつけようと思っていたのですが、長崎のスタバは長崎市に集中しており、いずれも駐車場が有料!いつもみたいに何時間もいたらそれだけで膨大な金額になるので、今回は登山口から近くの漫画喫茶に来ています。明日から数日間は長崎~福岡、と観光し、関門海峡を通り本州に戻ります。ついに旅も残り2座。終わりが見えてきました。

今回のログ。矢印のある位置から時計回りにぐるっと回っています。

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