プラナン・クライミング紀行: DAY 6

旅も六日目。そしてタイでクライミングをする最終日となりました。

旅六日目:2月4日(火)

屋台で朝食を済ませ、8時にKARST CLIMBINGへ。追加したこの日も「グループ」ガイドで申し込みましたが、この日は俺だけということで内容としてはプライベートガイドと同じです。午後突然用事ができてしまったというガイドのモンさんに「申し訳ないが午前中だけでもいいか」と聞かれ、俺一人だけなら午前中だけでも相当登れると思ったので快諾。クライミング最終日は午前中のみとなりました。※もちろん差額は返金されます。

この日向かったのはビーチサイドにあるクライミングエリアではなく内陸、現地の人が言うところの「Mainland」エリアでした。このエリアは2020年2月時点でも開拓がどんどん進んでいるエリアで、ヨーロッパから入れ替わり立ち替わりクライマーが来てバンガローに滞在し開拓を進めているそうです。Mainlandの岩場・Spirit Mountainは私有地とのこと。内陸ということもあり日本の岩場と似た雰囲気でした。

Spirit Mountain雰囲気

この日登ったのは以下のルート:

Main Face

  1. EFZ (Ego Free Zone) 6a+ mOS

Music Wall

※トポ未収録エリア
  1. Dark Face 6b 2テン
  2. Dark Face 6b RP
  3. Steal Your Face 6b+ 3テン
    ※クイックドローかけてある状態
  4. Steal Your Face 6b+ TR
  5. No Name 6a mOS
    ※Dark Faceの右隣のルート

ほかのメンバーがいるときはフレンチグレードで5あたりからはじめていたのに対して、この日は午前中のみということもありいきなり6a+。体感グレードは5.10aくらいありました。前日までとペースが全然違います。

Dark Faceは初登では核心のムーブが分からず、テンションを繰り返しなんとかトップアウト。クイックドローを残して降りてレストしたら再登です。核心部は右側にあるサイドプルを両手で保持しながら徐々に身体を上げていくパワー系のムーブで、動きが分かっていたのでなんとか突破しRP。体感グレードは5.10cくらいだと感じました。アップ一本でこのクラスのルートはきつい。

そして3ルート目は「Steal Your Face」という5.11aクラスのルート。モンさんがサラッとクイックドローをかけにいき、登るのも含め見ていたのでフラッシュトライで登ります。

これは…かなり難しい!核心の突破の方法は分かったものの、クリップできる余裕がない。全体的な距離も長めのルートで、THE11台という印象のルートでした。難しかったものの、かなり面白いルート。一度降りて、トップロープで再登しこれはノーテンで完登。トップロープでも上のほうは相当きつくてギリギリトップアウトした感じでした。こういったルートをリードでできるようになるには細かいホールドでクリップできるようになる必要があると感じました。

Steal Your Face登攀中

Loさんが撮ってくれた「Steal Your Face」の第一トライ中の写真。下のほうは手も足も細かいホールドを使い、上部はパワー系のルートでした。

Music Wallエリアの雰囲気

「Steal Your Face」でほとんどの力を使い果たし、最後に名無しの体感5.10a/bくらいのルートを登りこの日は終了。少ないようで、13時までで6本登っているうえに2本目から5.10cクラスだったので密度が濃い。車でホステル前まで戻り、ついに4日間のガイドセッションが終了します。その場で小額ではありますがチップを手渡し、最後の挨拶。再会するのが今から楽しみです。

モンさんは人柄が良く、その日のグループの人たちのことをしっかりと考えてくれる素晴らしいガイドでした。行く前まではガイドをつけるかどうか迷っていましたが、土地勘のない初めての地域でのクライミングでモンさんがいることは本当に心強かったです。色々とアドバイスをもらったなかで、特に印象に残っているのは核心部でまごつく俺にビレイしながら何度も言ってくれた

You have to “GO FOR IT”!!

という言葉。今回の旅の格言だと思っています。Go for it。日本語に訳すと「突っ込め!」といったところでしょうか。ビレイでちゃんと確保されているんだから、いけるかどうか分からない状態だったらとりあえず突っ込んでみろ、と、そういうことなんだろうと思います。まごつくことで結果的にパンプして登れなくなることが多く、Go for it!!という言葉で背中を一押ししてもらえたような気がします。この感覚を忘れないよう、帰国してからはクライミングジムでのリードの回数を増やしなるべく躊躇せずに自分が思うムーブを繰り出すようにしています。もしかしたら「精神的に一歩踏み出した」ことで実力が0.5グレードくらいは上がったかもしれません。

また、「1~2ヶ月集中的にリードをやれば上達する」「あとは登りこむことだ」というようなことを多く言われました。特に最終日にトライした「Steal Your Face(5.11a)」はムーブは解決できておりトップロープなら上までいけるあたり、足りないのは持久力であったりクリップする際の姿勢であったり、登る回数を増やすことで得られる部分なのかもしれません。この旅では「何回テンションしてもとにかくトップアウトすること」が大事だということも感じ、帰国後のジムでのトレーニングでは「11(イレブン)ブートキャンプ」と称して

  • アップは2本程度
  • その後は5.11台に絞って本数をこなす
  • 何回テンションしても可能な限りトップアウトする
  • アップ・クールダウン含めその日に10本登ることを目指す

というルールを自分に設けたトレーニングを開始しました。いずれ成果が出ることを信じて、5.12クライマーを目指します。

自分の中でブレイクスルーとなったプラナンのクライミングは本当に最高でした。実力を上げ、いずれ必ず戻ってきたいと思います。

そして翌日はマレーシアへの移動。旅はまだ少し続きます。

午後の行動(備忘録)

14時過ぎから摂った遅い昼食はマッサマンカレーと白米に、ビール。マッサマンカレー美味しいです。そして15:20から16:20まで爆睡。かなりの疲労感で、密度濃く外岩をやった感覚でした。起床してからシャワーを浴び、17:30から翌日のマレーシア行きのために荷物をある程度まとめる。そのあとはのんびりと過ごし、21時前まで読書。アオナンでの最後の夕食は到着初日に入ったチープチープにしました。

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