前回のブログより、祖父宅に2泊し8/30出発。行こうと思えば1泊でも出発できたのですが、おじいちゃん孝行は出来る時にした方が、という心の声もあり2泊することにしました。喜んでもらえるとこっちも嬉しい。
前回書いた通り、次の目的地は三重県。大台ヶ原にある日出ヶ岳という山です。16時過ぎに出発し、この日の寝床である道の駅・杉の湯川上に20時前に到着。道中、至る所に「吉野」「大峯奥駈道」という看板等があり近くに来ているのにスルーする後ろめたさを感じていましたが、大峯奥駈道は11月頭に歩きに来るのでここはいずれまた。
杉の湯川上は結構狭い道の駅で、針テラス(1時間くらい手前にあった広い道の駅)にしておけばよかったかな?と一瞬思いましたが、翌日の事を考えるとここ以外には考えられないのでした。祖父宅出発前に買っておいた夕食を食べて22時くらいに就寝。
翌8/31。道の駅から大台ヶ原までは1時間くらいかかるので、ご来光に間に合わせるよう3:30くらいに出発しようと思っていましたが起きれず、結局4時過ぎに出発し登山口である大台ヶ原ビジターセンターに着いたのは5時過ぎ。もともとの予定では日出ヶ岳に登ったあとそのまま日本三大渓谷のひとつ大杉谷に入り七ツ釜滝のある地点まで行き、引き返して大台ヶ原まで戻って来ようと考えていましたが、目的の日出ヶ岳を最初に達成したあと往復10時間近くかけて滝を見に行くのはどうも気乗りせず、さらにそもそもピストンするのがあまり好きではないのでこの時点でまだどういうプランにするか決めかねていました。いずれにせよ日出ヶ岳までは行くので、着いてすぐ支度して出発。5:40頃山頂に到着しました。
日の出。予報では晴れだったのですが山頂は曇ったり晴れたりを繰り返していました。
日出ヶ岳は百名山のうちのひとつ。これで今回の旅を始めて以降:
富士山
伊吹山
丹沢山
大雪山
トムラウシ山
十勝岳
穂高岳
槍ヶ岳 ※前に登頂しているので、今回は通過しただけですが
鷲羽岳
水晶岳
鹿島槍ヶ岳
五竜岳
白馬岳
剱岳
立山
白山
に次ぐ17座目の百名山となりました(赤字2016/9/12修正)。時間があれば白山から近い荒島岳も行きたかったのですが天候に恵まれず…いずれ行きたい。今回行った百名山の中では今の所鷲羽岳が一番のお気に入り。
山頂にある展望台には先客がすでにおり、奈良の方で大台ヶ原にはよく来るらしく色々と情報をもらいました。この展望台からは富士山が見える時もあるらしいのですが、多いときで月3回くらい来ていた時期もあったというこの人でさえ一度も見たことがないというくらい滅多に見られないようで、この日も展望はさっぱりでした。
大杉谷は一泊二日で反対側へ抜けるルートの方が良い、という話も聞き、今回は大台ヶ原をぐるっと一周するプランに決定。これで6時間くらい行動時間が短縮されるので「同日に和歌山の龍神岳も行けるのでは?」と考えつつ、大台ヶ原を満喫。
このエリアは伊勢湾台風の影響で木々がなぎ倒され、倒された木を搬出したことで苔の代わりにササが増え森が失われているという事でした。10歳まで名古屋にいた自分には伊勢湾台風というのはよく耳にしていた災害で、母も祖父母も被災していたのである意味他人事ではなく、興味深く要所要所に設置されている看板を読み進めていきました。
歩みを進めていったところ、断崖絶壁の展望台・大蛇嵓に到着。大峰山脈が見渡せる絶景で気持ちの良い場所でした。
ここには多くの動物がいるらしく、看板には「見かけたら静かに観察して下さい」みたいな事が書かれておりましたが、その看板の動物リストにツキノワグマもいて「いや逃げるだろ!」なんてツッコミを入れたりしながら歩いていたところ鹿に遭遇。
鹿が顔を上げてこちらを注視している時は警戒しているサインらしく、俺もどうやら警戒されていたようです。そこからさらに歩みを進め、高度を下げたあとシオカラ谷という場所に到着。綺麗な渓流で、せせらぎを聴きながらしばし休憩。吊り橋ってのも風情があって良い。
9時前にビジターセンター前の駐車場に戻り、靴を履き替えたりしていたらビジターセンターがオープンしたので中で大台ヶ原の歴史など閲覧。ここは屈指の豪雨スポットらしく、あの屋久島より雨量が多いというのには驚きました。
9時半くらいにビジターセンターを出発。出発してすぐのところに展望が開けたところがあり、あまりにも景色が良かったので車を停めて景色を眺めることに。
ここはヒルクライムの場所としても有名なようで、車に乗ろうと振り返ったらちょうどヒルクライマーが疾走していくところでした。
これで三重県の旅は終わり、ここから和歌山への長旅が始まります。
今回のログ。左下の飛び出ているところが上で紹介した大蛇嵓です。
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