昨日のブログで書いた通り、本日は丹沢へ山歩きにいってきました。通算5回目の丹沢、鍋割山~塔ノ岳だったら地図なしで余裕で歩けます。3時台に起きて4時過ぎに自転車で駅に向かうはずが、眼が覚めたら4時50分台。すぐに支度し電車に乗り、なんとか始発より1時間遅れというタイミングで登山口の大倉に到着。
今回は終始曇りで、どんよりとした雰囲気の丹沢。魔化魍でも出てきそうな雰囲気でした。今回は、鍋割山へ2Lの水を2本ボランティア歩荷。これがなかなかハードで、鍋割山に着いたころには足が笑いかけていました。
さて、話が少し変わります。4月14日に発生した熊本地震は九州各地に甚大な被害をもたらしており、避難している方々も多く倒壊している家屋も復旧にはまだまだ時間がかかりそう。東日本大震災の際はカナダにおり何もできず歯がゆい思いをしたので今度こそは!と思いつつ、具体的に何が出来るわけでもない。人が車で押しかけすぎて、トラックのような多くの荷物を運べる車両の通過を妨げているという話も聞くし、行くに行けない。そんな中、今朝丹沢に向かう途中Facebookで予備自衛官の訓練で知り合った人が「いいね!」を押していたこんな記事を目にしました。
たかた元社長がテレビショッピングに復活「売り上げを義援金に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160421-00010001-bfj-soci
どんな人なのか、どんな会社なのか気にしたこともありませんでしたが、このニュースを読みネットで少し調べるだけでこの社長が男気のある人だということが分かります。売上を全額寄付することで金銭的な支援もし、紹介する商品も震災関連。商才という才能を超えた人間力がある気がしました。
こんなニュースを読み、じゃあ自分にできることってなんなんだろう?と、自問自答しながら、丹沢の山に入りました。単独行というのはこういうときにうってつけで、山の新鮮な空気を吸いながら黙々と思案に耽っていました。そもそも、今日は月に一回の土曜出勤日で、本当は出勤日。でも、有休をとって山に来ていました。それは、最近全然山歩きをしていないという理由はもちろんありつつも、「のうのうとデスクワークをしている間に、熊本には困っている人たちがたくさんいる」という考えがこの一週間つきまとい、土曜日まで仕事をする気にならなかったからでした。
山を独り歩きながら思案するとだんだん思考がクリアになってくるもので、「そうだ、のうのうとデスクワークをして稼いだお金を使って、支援をすればいいんだ!」と、ある意味では当たり前のことに今さらながら気付いたのでした。直接的に何かしよう、とか、多くの人を救いたい、とか大それたことを考えるから何もできないわけで、できる範囲のことからすればよいだけの話でした。
下山後、もう少し突っ込んでジャパネットたかたの支援活動を調べてみると既に受付が終わっているようで、だったら直接物資の供給を!と思い調べてみても、一歩タイミングがずれており、供給過多で現在は一時受入れを止めているよう。そうなると寄付や義援金になりますが、一体どこに振り込めば一番確実に支援に使ってくれるのだろう?と、調べ始めるとキリがなさそうで一瞬躊躇するも、調べないと始まらないので思い切って調べてみることに。少し調べ始めてみたところ、「ふるさと納税」を通じての寄付、という記事を見つけました。
熊本地震の被災自治体への寄付総額 約1週間で2億7千万円を突破
http://news.livedoor.com/article/detail/11447082/
ふるさと納税、名前だけは知っていたけど震災支援に活用されているとは全く知りませんでした。そもそもふるさと納税とは、地方自治体へ「寄付」という形で納税してお礼がもらえたり翌年の住民税が控除されたりする制度。この制度を利用して熊本支援の活動が行われているわけですが、直接熊本県に寄付すると熊本県にて事務作業が発生してしまうので、他県の市町村が寄付を受け全額熊本に送ることで熊本県の事務作業を回避する、という動きがあるようです(上記記事でも触れられています)。記事では2都市のみ紹介されていますが4月23日現在は3都市あり、その3都市目は千葉県市川市!えらいぞ市川!!千葉県民として誇りに思います。
ということで、微々たる額ですが市川市へのふるさと納税を通じて寄付しました。自分にできることはまだまだあるはず。模索しながら、少しでも遠方で困っている人を助けられればと思います。
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