長野に来てもうすぐ3ヶ月、今の職場で働き始めて2ヶ月ちょい経ちました。ゲストハウスにはスキーやボード、長野に観光しに来た人たちが主に泊まりにきており、2月末までは8割くらい外国人の方だったと思います。珍エピソード、というか面白い外国人も多く来ており、印象に残っている話をいくつか紹介したいと思います。
1月20日のお話。店を0時半くらいに閉めて帰宅しようとまさしく自転車に乗ったところ、外国人の若い男の子が店に近づき中を覗き込み始める。どうしたんだろうかと「スタッフですが」と声をかけてみると、その日の宿がなく泊まれるところを探しているという。それは大変だと店の中に入れてチェックインを済ませてあげて、話を聞いてみるとなんと福岡からヒッチハイクできたとか・・・外国人バイタリティ凄すぎです。途中で京都に寄ったりした、らしいですが福岡から長野って結構はんぱない距離ですよ。発音的にどっちか分かりませんでしたが伊那だか恵那だかで降ろされてしまったらしく、そこで2時間車を待ったせいでこんな時間になってしまった、とか言っていました。翌日は朝から滑りにいくとかで、純粋に「寝る場所」を探していただけだったみたいですが「助かった!!!」とめっちゃ感謝されました。このときゲストハウスを目指して来れたのは「充電が0%になる直前にスマホで調べたら出てきた」らしく、これで俺がいつもどおり0時過ぎに帰っていたら入れなかったわけで、なんとも強運の持ち主です。
2月12日のお話。やたらとハイテンションな白人女性が宿泊されており、どんどん他のお客さんを巻き込んで盛り上がっていたのですが、話しかけてみるとなんとニューヨークで俳句のプロとして活動しているとか!俳句といえば松尾芭蕉、松尾芭蕉といえば昨年の旅!!松尾芭蕉をご存知ですか?と聞いてみたところ「He’s my hero!!(彼は私のヒーロー!!)」とのことで・・・本当に色んな外国人がいます。彼女はタイプライターを持ち歩き、行く先々で人にテーマを聞いて即興で英語の俳句を作っているということで、俺も作ってもらいました。
from a humble rice
to a clear and noble flow
brewed by buddhist monks
写真が頂いた俳句です。テーマは日本酒!英語の俳句は難解です。他の外国人のお客さんに聞いてみたところ、Syllables(音節)が5:7:5になっているのでは?とのことでした。
そんな外国人たちに囲まれて、長野で毎日を過ごしています。