リクナビは就活生を追い詰めているのか?

※2017/5/31更新※

なぜリクナビは就活生を追い詰めるの?
http://www.naotoyamamoto.jp/blog/archives/2014/03/post-587.html

記事を読んだ所感を書いてみます。

何を思うかは人それぞれですが、まず思ったのは「代替案はあるのか」ということです。現在の就活システムが完全ではないにせよ、社会がそれを受け入れて今までなんとか成り立っている現実があり、代わりのシステムを提案しないと愚痴にしかならないのではないでしょうか。個人的な意見としては、ESは書けば書くほど内容が洗練されていくし、企業は多く受ければ受けるほどやりたい事が見えてくると思います。そもそも始めから「これがやりたい!」なんてことが決まっている学生なんて、全体のどれくらいいるのでしょうか。それを考えれば、とにかくエントリーしまくることに問題は感じません。

そもそも、エントリー数とESを書いた数は別です。エントリーは自由だからしたいだけすればいいのではないでしょうか。なぜなら、席が限られている説明会は、席を確保しないと参加できず、エントリーしないと就活自体が始まりません。とりあえず席を確保して、そのあとESをじっくり書きながら、「やはり興味がないな」と思ったらそのエントリーを外せばいいのです。私がカナダのカレッジを卒業して日本で就職活動を行っていたときだって、エントリーの数は60くらいでしたがESは10枚くらいでした。

筆者が言うように、リクルート自体が就活「ビジネス」なのでその根本を批判しても仕方が無いと思います。エントリーを煽らせないと成り立たないビジネスモデルな以上、リクルートの行っていることをビジネスとして成立させるには高々とエントリーを煽ることになんら問題はないと思います。慈善事業ではありません。これは、仮面ライダーがおもちゃの宣伝番組を兼ねているのと似た部分があるように思います。

解雇規制が緩くなると言われてる昨今、もしこれで新卒制度がなくなったらどうなるでしょうか。解雇規制が緩くなるということはようするに企業としては辞めさせやすくなるので、批判が飛び出す反面、働く側からすると辞めやすくなり転職がしやすくなるということになります。ますます競争が激化していく中、その時その時に必要な人材を集めたい企業と、自分の能力をその瞬間必要としているところで活かしたい人にとっては、解雇規制は緩くなった方がいいと私は思っています。

所謂「労働力の流動性を上げる」という話かと思いますが、仮に新卒制度がなくなって大学生が独自に就職活動をして企業もあえて新卒枠を設けず好きな時に採用したと仮定します。すると、転職しやすくなり仕事経験豊富な人と、大学を出たばかりの仕事未経験の人が同じ枠を狙って競うことになります。普通に大学生をしていたら中途の枠を転職組と競うのは非常に難しいのではないでしょうか。それならリクルートのシステムをやめて大学が就職支援の活動をすればいい、という意見もあるかもしれませんが、本来大学とは職業訓練校ではありません。あくまで知識を得るためのコミュニティなわけで、就職支援に力を入れるべきではないと思っています。

消去法でいくと、今のシステムは悪くないと感じています。システムを批判するのではなく、上手く使って人より抜きん出ればいいのではないでしょうか。

※2017/5/31追記※

このブログを最初に投稿したときは、0から新人を育てるという点と、転職組より新卒組の方が給与が低くて済む、という視点が抜けていました。仮に新卒という制度がなくなっても、新人から育てたいという需要が企業側にあり続ける限り、大学を卒業したての人材にも働く場を得るチャンスはあると思います。が、それでも労働力の流動性が上がっていくと既に経験のある人たちがどんどん移動していくことになり、転職組の需要が高まっていくように感じます。そんな中で企業にとって新卒組にどれほど需要があるのか。これは一度突っ込んで調べてみても面白いかもしれません。

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