前回のブログに引き続き、Z氏と行く関西旅行2日目です。密度の濃すぎる初日の疲れを癒すため、2日目はチェックアウトギリギリの11時にホテルを出て行動開始。この日は京都でお互いいくつかやりたいことを予約していたので、早速京都に向かいます。
京都に着いてまず向かったのは東福寺。実は京都に来るのは通算4回目なのですが、東福寺に来るのは初めて。事前リサーチゼロで訪れた東福寺が実に良かった!!国宝の三門は圧巻のスケールです。
東福寺には「東福寺本坊庭園」という日本庭園があり、これがまた日本庭園好きの自分としては最高でした。日本庭園といえば足立美術館の日本庭園が印象に残っていますが、東福寺のものもまた風情があって実に良かったです。少し調べてみると「美の巨人たち」でも紹介されていたようです。東福寺の日本庭園は「八相の庭」とも呼ばれているらしく、なんでもこの庭は「八相成道(釈迦の生涯の八つの重要な出来事)」が展開されているそう。こういったことに疎い俺とZ氏でしたが、とにかく風情があってまた来たくなります。
他にも見所があり、ずっと滞在していたかった東福寺ですが、この日は予約しているイベントがあり時間に合わせて移動を開始しました。向かったのは東福寺の塔頭、勝林寺。塔頭は”たっちゅう”と読むらしく、本山の境内にある個別の寺院を指す単語とのことです。そんな勝林寺で今回俺が予約したのは
今までもやってみたいと思いながらなかなか機会がなく挑戦できていなかったので、今回チャレンジしてみたのでした。少し道に迷ってギリギリで滑り込むと、席は殆ど満席!思ったより座禅に興味がある人がいて驚きます。まずは住職の方の説法を聞き、座り方と手の位置を教わったらいざスタート。思ったよりも胡坐の姿勢が辛い!!のと、眠い!!!この座禅体験会では、手を合わせるとその人の前にバチを持った住職の方が来て背中を叩いてくれる、というなんともドMな設定があるのですが、俺ももちろんバチでしばかれてみました。これがなかなかの痛さで、実際に座禅修行を行う場合は夜眠れなくなるくらい痛くなったり、手を叩かれるとパンパンに腫れたりするみたいです。まさしく苦行!!座禅の最中は頭を空っぽにするという話だったのですが、東福寺の近くで見かけた浴衣美人の2人組が常に頭の中に居たあたり、まったく空っぽにできていないどころか煩悩にまみれていました。ごめんなさい。
そんなドM座禅体験会を楽しみながら終えた2人は、次の目的地である嵐山へ。嵐山は2013年の8月にも当時の彼女と訪れており、今回で2回目。最初は全く覚えていなかったのですが行くと次第に思い出していきました。まず向かったのは天龍寺。初訪問とばかり思っていたのですが門をくぐるとデジャブ感がハンパなく、帰宅してから2013年の写真を振り返ってみると見事に訪れていました。殆ど同じ角度で撮った写真もあり驚きます。
天龍寺でも御朱印を頂きましたが、手書きではなく全て判が押されるだけだったので少し残念な気分に。
いい時間になったので、Z氏が予約していた場所に移動しました。今回Z氏が予約したのは「象嵌体験」!!手元にある資料を読んでみると「金属の生地に色の異なった金属をはめ込み、それぞれの色彩や隆起などで模様を表現するのが象嵌である。」ということで、今回は薄い鉄のプレートに極薄の金や銀のパーツをはめ込んでいきました。伺ったのは「中嶋象嵌」さんで、なんでもZ氏が高校の修学旅行で訪れたのだとか。はめ込みまでを体験させていただき、あとから完成品を自宅まで送ってくれるサービスまで含めて3,000円!楽しかったのでオススメですよ。
象嵌体験後は、少し休憩しようということですぐ近くの甘味処「稲」へ。俺はパフェ、Z氏はカキ氷を注文し、冷えた店内でカキ氷を頼んだZ氏は途中からガタガタ震えだし真夏なのに寒さで凍えることになります。
甘味でリフレッシュした(凍りついた)あとは、すぐ近くの嵐山駅をチラッと覗いていくことに。この時点ではさすがに2013年の記憶も蘇っており、当時の記憶を元に雰囲気の良かった場所を訪れてみました。
駅に立ち寄った後は、渡月橋を渡り公園でしばしのんびり。ここも昔来た記憶がかすかにありましたが、殆ど覚えておらず、今回Z氏と過ごしたことで記憶が上書きされました。
のんびりと川辺で過ごしたあとは近くのスーパー銭湯に立ち寄り、さっぱりした後バスに乗りこの日の宿へ。この日は烏丸近くのゲストハウスを予約していたのですが、このゲストハウスが実に良かった!ゲストハウスの雰囲気が良かったので、適当に外食して軽く飲んだ後、コンビニで酒を購入してゲストハウスのラウンジで深酒。途中でコンビニに酒を追加購入しに行き、最期の方は俺一人泥酔していました。30分くらい記憶がありません。Z氏曰く、「”山と食欲と私”の主人公みたいな彼女が欲しいと騒いでいた」とのことで、2次元に走っているあたりかなり終わっています。
いつ戻ったのか全く記憶にありませんが、いつの間にか自分のベッドに横たわっていました。旅は翌最終日に続きます。
続く。
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