「もしかしたら明日から何らかの理由で登れなくなるかもしれない。だったら今日に全力を尽くしたい。」
コロナ禍の7月にクライミング仲間に伝えた言葉ですが、これは現在まで続く状況下でひとつ気づかされたことです。
最後にブログを更新してから半年近く経ちました。4月上旬から5月末までは国の意向に沿って自粛生活をしており、3月30日を最後にクライミング活動も完全に自粛していました。毎年どこかしらには出かけているゴールデンウィークも自宅で過ごしました。コロナ禍は出口のない迷路に迷い込んだもののようで、仲間内でもメンタルをやられる者が出てきたりなど身近にも影響が出ています。2020年の4月と5月は自分のみならず世の中的にも「なにもしていない」2ヶ月間となったのではないでしょうか。
緊急事態宣言真っ只中にアップしたブログにも書いたとおり、コロナ禍により「今まで当たり前にできていたことが実は当たり前ではなかった」ということをこれでもかというほど思い知らされています。特に登山について考えさせられることが多く、山小屋の営業方針により今年行くことを断念した山は数知れず。
山にほとんど登らなかった2017年。山は逃げないし、常にそこにいる。ただ、「そこに自由に行けなくなる」ということまでは想定しておらず、今になって「あの年の晴れた週末、どこの山に登れていただろう?」と考えてしまうことがあります。コロナ禍がなかったとしても自分がなんらかの理由で突然山に行けなくなることだって考えられます。いつかやればいい、いずれやればいいと先延ばしにしたその「何か」は、実はそのときその瞬間にしかできないのかもしれません。
どんなことが起きるか分からない、もしかしたらその日が人生最後の日になるかもしれない。「だったら今日に全力を尽くしたい。」緊急事態宣言が解除され6月に入り、雨ばかりの7月が過ぎ8月に入ってからは全力疾走で山を駆け巡る日々です。そして今も、これからも───。
夏が過ぎ秋に入った今、このブログでは6月から7月ににかけてを振り返ってみたいと思います。
しちがつ を ふりかえる
6月はようやく世の中的に自粛を少し解禁する雰囲気になったように思います。
6月7日(土)
この日は盟友Zの引っ越しを手伝う約束をしており車で某駅へ。一人暮らしだから二人でも余裕だろうと思いきや
という到底一人暮らしとは思えない物量の荷物。様々なハプニングもあり全身の筋肉を限界以上に酷使しつつ8時間かけてようやく引っ越し作業終了。滝のように汗をかき倒れそうなほど疲れていたので、この時期まで自粛していた銭湯をこれを機に解禁。重労働の後の銭湯は沁みます。そしてその後はこれもこの時期まで自粛していた外食を解禁しかつやで外食です。たらふく食べてだらだらと話し込んでいたら、ここにきて問題発生。諸事情ありこの日のうちに家に帰れないということが発覚・・・。ダンボールだらけで寝られるスペースのない新居ではなく旧居に泊めさせてもらうこととなりました。旧居に戻り軽くビールで乾杯したら即就寝。久々に身体を動かしまくった一日となりました。
6月8日(日)
この日は朝8時から行動開始。クライミング仲間Tさん宅で「ヒグマと知床のドキュメンタリー+初代ガンダム制作秘話鑑賞会」という渋めの会を実施予定でした。参加者はクライミング仲間のTさんとOさん、俺の三名です。8時にZ宅を出て車を乗り換え帰宅し、支度したら自転車と電車を乗り継いで都内のTさん宅へ向かいます。Tさん行き着けの近所の魚屋さん?から仕入れたという刺身を堪能しながら初代ガンダム制作秘話などを楽しみました。飲み物はジンと日本酒です。
2ヶ月間の自粛を経て、盟友Zやクライミング仲間と再会。現時点でもコロナ禍は去っていませんが、個人的な自粛解禁・活動再開のスイッチはこの週末に入ったように思います。
6月15日(月)
緊急事態宣言が解除され、クライミングジム通いを再開させたのがこの日でした。自粛前の3月末まではクライミングの調子が絶好調で今年はグレードの壁を突破できそうだと思っていた矢先の自粛突入。意図せず落ちてしまった体力や保持力を取り戻すためこの日から週2~3ペースでがむしゃらに通い、今では3月末時点以上に調子が上がっていると感じています。
6月17日(水)~6月20日(土)
I氏・ちゃんMと3人で行く登山計画を始動。今年は天気予報が目まぐるしく変わる日ばかりで、このときも武尊山→浅間山(この時期はまだ入山可能だった)→苗場山…と予報にあわせてどんどん計画を変更し最終的に自粛解禁後初の登山としてはかなりハードな「高妻山」に決定します。
6月21日(日)
高妻山登山決行日。詳細は別単体ブログにて紹介したいと思います。この翌週も同じ3人で山に行こうと相談はしましたが天気予報が芳しくなく断念。ただ、ネット上の山行記録を見ると男体山あたりは晴れていたようでした。今年の天気予報は毎日めまぐるしく変わり、また予報サイトによって予報が180度違ったりと予定を立てるのが非常に難しい。
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7月は一月まるごと梅雨で週末はすべて雨。結局一度も山に行けずに終わりました。
7月4日(土)
クライミング仲間Oさん、Tさんと共に久々に秋パンへ。久々に行って4級を8本落とせたので悪くない結果です。クライミング後、呑みに行く前に久々に魂ネイションズ東京に立ち寄りました。地下一階はMARVEL、二階はガンダム特集です。
秋パンの密度がなんならコロナ前よりもすごいことになっており、当分行かないと決めました。感染対策というより、人が多すぎて感染云々の前に行きたくなくなる。
7月7日(火)
盟友Zと久々に合流し某サイゼリヤにて部活動。相変わらずやつとは盛り上がる。
会社帰りにサイゼに赴き22時前に解散。部活動は今後も続く。
7月18日(土)
出勤日。近所のスーパー前のガチャコーナーにて集めていたシリーズ残りひとつのガチャが出そうな台があったので挑戦したところ、欲しいガチャが出るまで5つ回す羽目に・・・。ここからダブった4つを売る旅が始まります。
ものは験しにとメルカリに出品したところこの日のうちに立て続けに二つ売れて翌日曜日の朝一で発送。そして次のひとつが月曜日に売れて火曜日の朝出勤前に発送。順調に売れていきましたが残りひとつは結局売れずにいまだに手元に残っています。メルカリで初めて出品しましたが意外と売れるものだと関心。メルペイの使い方も分かったし、スマホにアプリ残しておいてよかったと思いました。
7月19日(日)
入間のベースキャンプにてリードクライミング。朝一で前日売れたガチャを郵便局で発送したりなどあわただしいスタート。車でベースキャンプへ向かう道中、和光市の駅前で頼んでいた物品を受け取るため昨年末のクリスマス会以来?に元同僚Tと一瞬だけ再会。次の再会は9月まで待つこととなります。そしてそのままベースキャンプへ直行。この日の結果は11a二本とかなり調子が戻った感覚がありました。そしてこの日ちゃんM友人のOGTと半年振り再会したことで今年の夏山の大幅な戦力増強となりました。なかなかカラファテに行く機会もないのでと思いこの日はソリューションを新調。現在まで主戦力として戦ってくれています。
そして翌7月20日(月)、ホームジムにて久々に2級をいただく。完全に復帰したという実感があったのがこの時期でした。
7月23日(木)~24日(金)
本来オリンピックに伴う4連休、外岩にがっつり行く予定が例の如く予報は雨。初日の木曜日はOさん、Nさん、Tさんの三人と共にまずは入間ベースキャンプへ向かいました。
11a一本、からのボルダーで3級三本いただく。冒頭の言葉は翌日のことを考えずにがっつりクライミングしていることをこの日ベースキャンプで聞かれた際に出た言葉でした。この日は午後も雨。翌日に向けてどこに移動するか検討していたところ、Tさんより「まずはお茶しながら作戦会議しませんか」という提案が出される。近所のモスバーガーで15時過ぎからお茶しながら各地の天気を確認したところ湯河原がぎりぎり雨は降らなさそうな予報。夏は完全にオフシーズンの湯河原ですが、他のエリアは晴れていないしとりあえず向かってみることにしました。移動しながらいつもお世話になっている民宿かしわぎさんに連絡したところ部屋は空いているとのこと。素泊まり+朝食込みという内容で予約しました。小田原あたりの通過に時間がかかりそうだったので小田原に立ち寄って夕食を摂ることに。いろいろと調べて「ぎょギョ魚の三太郎」なる店に向かうこととなりました。
ぎょギョ魚の三太郎(食べログ)
https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14052737/
ここが大当たり!!得々セット2750円は本当にお得です。ここには10月、11月に再訪することとなります。
民宿に移動する前に日帰り温泉へ。立ち寄ったのは「こごめの湯」という温泉です。天気はあいにくでしたが連休を満喫しています。
そして翌日、天気は曇り。朝一で岩場に向かい岩のコンディションを確認してみると若干湿っているものの何とか登れそうな感じ。オフシーズンの岩場ではありましたが最終的に数グループ来ていました。コンディションが悪かったこともあり10aも体感は10c以上あるんじゃないかという印象。軽く登ってこの日は撤収となりました。まずは高台にある「ゆとろ嵯峨沢の湯」という日帰り温泉に移動。景色のいい場所にある日帰り温泉です。
そして帰路は再び小田原に立ち寄り海鮮。漁港の駅TOTOCOにてまぐろサーモンアボカ丼をいただきました。
コスパ、内容共に三太郎に軍配が上がるように思いましたがここも美味です。19時過ぎに帰宅。
7月25日(土)
この日もクライミングに行こうとしていたところ、腰が痛かったので路線変更。前々からやりたいと思っていたFFXのSwitch版をブックオフで購入し一日中(12時間くらい)プレイ。相変わらず一日の過ごし方のぶれ幅がすごい。
7月26日(日)
FFX続行。朝から16時くらいまでプレイし、シャワーを浴びてホームジムへ。以前は全然できなかった3級を二本同日撃破。2ヶ月のブランクは完全に取り戻し、3月の時点よりもパワーアップしたような実感がありました。帰宅し、FFXを続行して0時半くらいに就寝。
そして月水木とジムに通い、7月31日(金)の就業後に山に向かって出発。こうして7月が終わり、山を駆け抜ける怒涛の8月に突入します。
続く→