田んぼアートを見た同日の午前中。時間としては移動を開始してから1時間程度しか経っていませんが、ブログをもう一本。青森に来たら確実に行こうと予定していた数箇所の内の一箇所「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。ここに来た理由はねぶたを見に来たのはもちろんなのですが、どちらかというとこの建物を見にきました。ツイストされた赤いスチールが暖簾のように建物の外周をぐるりと囲うこの建物、ネットで検索すると建物自体を褒めているコメントも多く見ますが、この暖簾風スチール外装、何を隠そう8月まで在籍していた会社で製作したものなのです。海外の業界では比較的有名なDETAILという雑誌の表紙も飾っており、特集記事が組まれたりしていました。記事はネットにも公開されており、英文ですがこちらにて読むことが出来ます。製作中の工場も一部写真で紹介されています。
DETAIL
Individual Twist – Museum and Cultural Centre in Aomori
営業担当はげらげら笑いあったり時に憎みあったり(笑)した、なんだかんだ非常にお世話になった元上司。製作を担当していたのもロンドンに何度も一緒に飛ばされた赴いたMさん。ということで自分は全く関わっていない(というより自分が会社に入る何年も前に竣工している)ものの、裏話を多く聞いており、一度は実物を見てみたいと思っていた建物だったのでした。
そんなワ・ラッセにようやく来ることが出来ました。上司から聞いていたように回りは商業施設やらで風情も何もあったものではありませんでしたが、海側にはベイブリッジもあり角度によってはなんともいえない雰囲気を堪能でき、またこの赤さが実に良い。鳥居の朱色といい、自分は赤が好きなんだろうか。いくつか写真を載せていきます。
下から2番目の写真のように外装の中には通路があり、最後の写真は中に入って通路側から海に面した外を写した写真になります。「暖簾に腕押し」という諺がありますが、この暖簾は手ごたえがありそう。
そんな通路には扇形のミニねぷたが多く飾られており、それぞれ地元の中学生の願い事が書かれているようでした。扇形ということは弘前ねぷた?と、得たばかりの知識を動員しながら願い事を見ていくと、妙な願い事がちらほら。
自由のない中学生や他県に行くことが願い事な中学生など、この中学校は自由がないのだろうか・・・。このあともちろん中に入ってねぶたを見学しましたが、かすかに記憶にあるねぶた(どこで何故見たのかはまったく記憶にない)以来となる青森ねぶたの勇姿に度肝を抜くことになります。実際に青森ねぶた祭りを見に行ったというクライミング部Tさんが見に行きたかったという理由が、ここに来て真の意味で分かりました。
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