読後の余韻に名前をつけたい。

昨日のブログで2月21日、22日とDVDを連続で借りたと書きましたが、連日レンタルはこの2日間で終わったわけではありませんでした。翌23日、この日は昨年11月、今年2月、と2回借りようとして毎回不発に終わっていたファイト・クラブをついにレンタル。まさかの展開に度肝を抜かされつつマテリアリスティックな世界に物申す世界観に引き込まれました。


“お前は物に支配されてる。” ブラピ演じるタイラーがかっこよすぎる。

このシーンは映画の中でも印象的な会話のシーンですが、日本語訳が少し違う?と思う部分があり、例えばこれも日本語字幕だと上記の通りですが実際に言っているのは「お前は所持しているものに所持されている」というような意味の台詞で、確かに結果的には日本語字幕通りなんですがちょっとニュアンスが異なります。前にも書きましたが英語を話せるというのは便利だな、と思うのはこういった瞬間です。

昨日のブログで書いたようにこの連日DVD視聴は特撮・アニメナイトからスタートしており、その余波はまだまだあって仮面ライダー、宇宙刑事、に引き続きウルトラマンが見たくなったのでした。そんなウルトラマンの中でもどのシリーズを見るか。ウルトラマンネクサスが面白い、という話は何年も前から知っており、一度DVDの1巻は借りたのですが続きを見ずじまいでした。というのも、特撮の中でもヒーロー物は人間サイズの作品(仮面ライダー、バットマン、等)が昔から好きで、どうもウルトラマンのような巨大ヒーロー物には入っていけないのでした。が、ウルトラマンネクサスの前日譚にあたる映画ULTRAMANは凄く好きで、いつかネクサスも見なければ、と思っており、「今度こそ続きを見るぞ」という気持ちでファイト・クラブと同時にネクサスも4巻まで借りたのでした。


NEXUS、それは受け継がれてゆく魂の絆。

2月23日に2巻目以降を借り始め、約3週間後の3月10日に全巻見終わりました。打ち切りで少し短くされたのが悔やまれますが、それはそれでスピーディな展開に貢献しており、製作陣の「作品の方針転換はしないぞ!」という意気込みというか気迫が感じられます。この点、仮面ライダー響鬼は大好きな作品である反面、方針転換をして4クール放映したという点が少々残念なところです(個人的には29話が最終回だと思っています)。

こういった大好きだった長編作品(小説然り)を見終わった(読み終わった)あとは、必ず虚無感や脱力感のような、言葉では言い表せない寂しさを感じます。その作品が面白ければ面白いほど、見終わった・読み終わったときのなんともいえない寂しさが大きい。読書や映画というのは、自分にとっては違う世界を覗いているようなもので、見終わり、読み終わってしまうと、その世界が終わってしまう。でも自分はまだその世界にいたい。作品の中の登場人物達には作品後の世界もあるはずで、活躍をまだまだ見ていたい。そんな想いに対して、続きを見ることが出来ない現実が虚無感や脱力感として現れているんだと思います。余韻、といえば余韻なのかもしれません。ネクサスも短い期間で見終わりましたがどっぷりハマっていたので、勢いで漫画を買って読んだりしたけれど、こういう作品に巡り合えたこと自体が幸せなことだったんだろうと思います。


見終わった翌日にAmazonで注文した漫画版NEXUS。

昨日ブログで書いたロッキー・バルボアやクリードという作品は、第1作終了後数十年を経た登場人物をリアルに描いているあたり素晴らしいと思います。ある作品の続編を見るというのは、そのキャラクターの活躍を見たいというだけではなく、「そのキャラクターが存在している世界の続き」を見るという側面もあり、その世界が当時のまま、もしくは当時の延長線上として違和感なく存在していることが、「面白い続編」として成立する一つの要因のように思います。その点、近年のロッキーには「老いた元世界チャンピオンとしてのロッキー」がいるであろう世界を違和感なく描いており、その辺が自分が面白いと感じた一つの要因だったのかもしれません。

今ふと思ったことですが、この考察でいくとポケモン金銀が自分の中で傑作たる所以は、四天王~チャンピオンを倒して作品としてはクリアした後に、前作の世界を冒険でき、さらに前作の主人公が裏ボスとして君臨しているという点だと思います。前作の数年後という設定を完全に生かしきっており、前作の世界がその後どうなったのかを違和感なく描いている。

さて、ネクサスを見終わった今、次に見ているのは仮面ライダーアギト。これまた古い作品ですが、複線を多く張った謎の多い展開は見ていて飽きさせません。世界を覗くと書くとディケイドみたいですが、当面はアギトの世界を覗いていきたいと思います。


目覚めろ、その魂。

(作品を見終わった後に今回書いたブログのようなことを強く感じる人が作家になるという。俺も何か書いてみる・・・か?)

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