木野薫という男。

※仮面ライダーアギトのネタバレ若干あり※

昨日書いたように、ネクサスに引き続き仮面ライダーアギトを見ています(UKで)。47話まで見終わり、物語もいよいよ佳境。張った伏線を回収しつつ徐々に謎が明らかにされていっています。

ここに来て熱いのが木野薫という男。医師免許を持たない天才外科医というブラックジャックみたいなこの男は、さらにあかつき号に乗り合わせた影響でアギトの力も得たという濃い設定。中年でライダーというと後の作品・響鬼を思い浮かべますが、平成ライダーの中では元祖中年ライダー。冬山で亡くした弟を想う心から重病の患者を救いつつ、更なる強さを求めて孤高の存在になろうとする姿は、誤った方向であると見ていて分かってはいつつも実に燃えます。


木野薫、仮面ライダーアナザーアギト。

今でこそ落ち着いたものの、以前アナザーアギトのフィギュアを買い漁っていたのを懐かしく思い出します(しかも作品未視聴だったにもかかわらず)。色々と名言が多い木野先生ですが、特に印象深かったのはこの台詞。

自分の人生を狭くするのは他人じゃない。本当は、自分自身なんだよ。

実に響く。響鬼29話のヒビキさんの台詞に近いものを感じる。

生きてりゃさ、何度も転んで、そのたんびに傷を作ったり、 アザを作ったりすると思うんだよね。
そんな時、心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けちゃうじゃないか。


響く鬼、仮面ライダー響鬼。

ここまで書いて、以前読んだ”スラム街に現れる仮面ライダー”の記事を思い出しました。タイのスラム街に現れた仮面ライダー、その正体は日本人ビジネスマン、トミカワ・アキヒロさん(44)。2ヶ月おきに訪泰してはバンコクのスラム街に住む子供達にオモチャを贈っているという。

自分にここまで出来るかは分からないけど、アクションを起こすという事はこういうことなんだと思う。やはり自分にとって仮面ライダーとは憧れの存在であり、ヒーローです。

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