少し前の記録PART III。ドイツのお客さんに「8月末に日本に打ち合わせに行く際に、富士山に登りたい!」という要望を受け、7月から計画していました。それを8/28~8/29で実行!登った金曜は霧から晴れに変わり、土曜早朝も写真の通り晴れ↓
昨年のほぼ同時期に登頂した時は見られなかった御来光、今回は見事拝むことができ、強風や寒さを忘れさせてくれるくらい美しく荘厳でした。木曜に登った人は雨だったらしく、また、御来光直後も雨に変わったので、ちょうど雨と雨の間に入れた感じでした。
この後14時過ぎに新宿に着き、お客さんと解散した後あずさ21号に駆け込み清里で山岳会の新歓に合流。15時発の電車に乗ったのでもちろん家に帰る時間などあるはずもなく、新宿のデパートのトイレで髭剃って顔を洗い、歯を磨いて着替えるという強引さでした。
新歓後翌日は外岩クライミングを予定しており靴やハーネス、ヘルメットを背負って富士山に登りましたが(他の人より明らかに荷物がバカでかかった)、あいにくの雨で屋内ジムに変更。富士山登頂→新歓→パン2という慌ただしい行程でしたが非常に充実した8月最後の週末でした。
追記:
登っている最中、共に登頂したKさんとこんな会話がありました(Yが俺):
Y 「日本の山用語にはドイツ語からきている単語が多くて、モルゲンロートやアーベントグリューエンという言い回しは日本でも使われています」
K 「アーベントグリューエン!すごく久しぶりに聞いた単語です」
Y 「アーベントロートの方が一般的なのでしょうか?」
K 「いや、というより、親や先輩たちからどうやって教わったかによります。私の場合はアーベントロートと教わったからアーベントグリューエンには違和感を感じるけれど、逆の人もいるでしょう。ただ、アーベントグリューエンの方が響きがロマンチックだから、小説や映画ではこちらの言い回しの方が多いですよ笑」
Y 「グリューエンとは、”燃える”というような意味なのでしょうか?」
K 「いや、そういう意味ではないです。焚き火の炎が消えた後、炭に息をかけると赤くなるでしょう?あの赤くなる現象をグリューエンと言います」
Y 「へぇ!そうなんですか(あの現象って日本語でなんて言うんだろ)」
こんな会話もあり、10月にKさんの会社でプロジェクトマネージャーの方々に対してプレゼンテーションを行った際はこんなページを用意しました:
日本人アルピニストに現在も使われている登山用語。
実に多くの登山用語がドイツから輸入され、そのままの単語で今でも使われています。
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