Prefectural Peak Hunting 15: 皆子山

京都府の最高峰・皆子山は、前回のブログにて辿り着いた居心地最高の道の駅・妹子の郷から車で30分弱のところにあります。いくつかあるルートのうち、今回は登りやすそうな平バス停から入り東尾根を往復するルートを選択。というのも、この日は京都北部の天気予報があまり良くなく(道の駅は明け方まで雨)、また、もう一つの足尾谷(あしびだに)ルートは2年前のこちらのブログで「崩落や落石等により通行が困難」と紹介されていたので、安全性を考慮したのでした。ちなみにバス停や登山口の情報はこちらのブログを参考にさせてもらいました。ありがとうございました。

ナビに皆子山と入れてその通りに進んだところ、今回選ばなかった足尾谷の登山口に向かうようで、気付かないうちに平バス停を通り過ぎていました。気付いてからも反対方向に向かったりなど右往左往しつつ、道の駅を出て40分くらいで平バス停に到着。こんな天気だしマニアックな山域だし、という事で自分だけだろうと思っていたのですが、大阪ナンバーの車が一台停まっていました。すでに誰も乗っておらずこの時点では登山客かは判断できず。

支度をして、6:40くらいに出発。バス停から歩いてすぐの神社の傍を巻いて、墓地の隣から入山。曇った天気も相まっておどろおどろしい雰囲気でした。


右に少し見えるのが墓地。こんな雰囲気で自分一人か…と心細さMAX。

上で紹介したブログに書かれていた通り急登が続き、それ自体は夢中で登れたので良かったのですが途中から少しガスが出てきておどろおどろしさが増す。


精神面が非常に鍛えられます。

この写真の地点から少し登ったところに平らな所があったのですが、登山道らしいものがなく15分くらい彷徨いました。


GPSログのスクショ。

この写真のゴチャッとしたところを彷徨っていたわけですが、写真の通り稜線を外れており、「このルートは尾根伝いのはずだ」という事で尾根に戻り進んだところ道を発見。実に分かりづらい場所でしたが、GPSのおかげもあり迷わずに済みました。この旅を始めてから痛感している事ですが、単独行にGPSは必須なように思います。もちろん地図も持って行きますが、機械的に現在地と向いている方角が把握できる事の便利さと安心感は絶大。現在はiPhoneのアプリを使用していますが、冬や沢での使用も考慮するとGPS単体を購入した方がいいのかも?次世代iPhoneが防水防塵なら間違いなく乗り換えます。話は逸れますがiPhoneはカーナビとしても大活躍しており、電話・メール・ネット検索・カメラ・GPS・カーナビ・メモ・電卓…と、一台で大活躍のスマホは旅との相性が非常に良い。

山行話に戻ります。雨による影響なのか常にこうなのかは分かりませんが、鮮やかな色の苔に覆われた倒木が多く、「抹茶ロールケーキみたいだ」と情緒のかけらもないことを考えつつ近くで眺めながら通過。


非常に鮮やかで美味しそうな緑色。

今回登った皆子山は標識が少なく、ようやく一つ目の標識が出ていたと思ったら;

そんな事は分かってるよ!!と突っ込みつつ、歩みを進めていくと、次の標識が。















標高とか距離とかさ!と再度突っ込みを入れて通過して少し経ったら、ようやく標高を示す標識が。

ここまで来ればもうあと少し。アップダウンを少し繰り返しつつ、8時過ぎに山頂に到着しました。途中、話し声がするので「人?」と思っていたら関西弁の学生風な男の子3名が入山しており「(あの車で来た人たちかな)」などと考えながら挨拶して追い抜き、山頂でゆっくりしていたら彼らも少しして到着。せっかくなので写真を撮ってもらいました。


山頂に到着!

天気が良い時は琵琶湖の展望が望めたりするみたいですが、この日はあいにくの曇天で展望は一切なし。が、その分非常に気持ちよく歩けました。秋で天気が良い日に来たら実に楽しく登れる山なのでは、などと考えながら、下山。もともと予測していた通り早い時間に下山できたので、この日はこのまま敦賀に移動して観光にあてることにしました。

続く→

今回のログ。一部濃くなっている部分が彷徨った地点です。素直に尾根道を行けばよかった…。

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