早池峰山からの下山後、東北から千葉に戻るまでとその道中あったハプニングについてです。
続・10月27日(火)
- 訪れた温泉:大沢温泉
- 訪れたスタバ:北上店
- 訪れた道の駅:みずさわ
14時過ぎに到着した大沢温泉の駐車場はものすごい車の量。もはや駐車スペースではないところもおかまいなしにみんな停めています。ここは宿泊施設もありますが日帰り温泉に来ている人も多そうで、入れ代わりが激しそうだったので少し待ってみるとちょうど一台出て行くではありませんか。すかさずそこに駐車。ラッキーです。早速準備をして温泉へ。それにしても右膝が痛い。この時期は本格的に脚が心配でした。
大沢温泉は素泊まりの”自炊部”や高級旅館が同じ敷地内にあり、日帰りから宿泊までさまざまな楽しみ方ができます。日帰り温泉も600円で3つの温泉に入れるという非常にお得な内容。せっかくなので3つとも入りました。その中で最もお勧めしたいのは川沿いの露天風呂『豊沢の湯』。この時期大雨でも降っていたのか川は濁っていましたが、川のせせらぎを聴きながら程よく色づいた紅葉を温泉から眺めるというのはいかにもTHE日本という趣です。他の温泉は入らずとも豊沢の湯だけで間違いなく600円以上の価値があります。温泉からあがり、水を飲みながらしばし休憩。休憩場はWi-Fiも飛んでおり至れり尽くせりです。
大沢温泉(公式ページ)
https://www.oosawaonsen.com/
せっかくなのでそのまま花巻市内で夕食を摂っていこうと思い調べてみると、『マルカンビル大食堂』なる食堂?がやたらとヒットするのでそこに向かってみました。到着したマルカンビルは、外観がどう見ても廃れたデパートでGoogleで1,700件以上のレビュー(2019年11月25日現在)を集めた店が入っているとは到底思えない。ビルを一周してみましたが間違いなくそこがマルカンビルだったのでとりあえず入ってみることにしました。エレベーターホールに向かうと、6階に大食堂があることを確認。合っていたのか…!そして到着した大食堂がこちら。
THE昭和な雰囲気の大食堂です。ここは”ナポリかつ”なるどう聞いても高カロリーなメニューが一番人気ということでしたが、あいにくこの日は終了していました。
代わりに焼肉定食をいただきました。あとから調べたところ、マルカンビルは2016年6月に閉店することになったものの、紆余曲折あり6階大食堂が2017年2月に営業再開し『昭和レトロな雰囲気が楽しめるスポットとして市外からも来店客が訪れる』ほどの人気スポットとして復活を果たしたそうな。復活への軌跡はなかなか熱いものがあります。
新生・マルカンビル大食堂の再出発!(記事)
https://makimaki-hanamaki.com/165
さて、ここからの予定ですが、熊の出没と右膝のコンディションを考慮して大朝日岳は中止とし、その代わり溜まっていた夏山の山行記録をつけながら関東まで続く国道4号でのんびりと戻ることにしました。マルカンビルから車で20分のところに大型のスターバックスがあったのですぐに向かい早速夏山の記録の執筆を開始。南アルプス編からブログ再始動です。閉店間際まで滞在し、車で40分弱の距離にある道の駅・みずさわへ移動。例の如く車中泊です。
10月28日(月)
- 訪れたスタバ:一関店
- 訪れたイオン:前沢店、一関店
- 訪れた道の駅:国見あつかしの郷
午前7時、道の駅で起床。めちゃくちゃ寒かった記憶があります。快晴ですが霧に包まれた不思議な天気でした。この登山日和が一日ずれていてくれれば!とは思いますが仕方ありません。
とにかく気持ちのいい朝。前沢にあるイオンで朝食を摂ったらそのまま一関にあるスターバックスへ移動。8時過ぎから19時前までひたすらブログを書いていました。このスタバ、イオンに隣接していたのでスタバを出たらイオンで夕食を済ませる。東北にいるのにイオン→スタバ→イオンとまったく東北感のない一日ですが、ブログを書くことは楽しいのでそれ自体が充電となります。旅の目的は充電。その土地ならではのことをしていなかったとしても、自分の気力を回復させることができていればそれで目的は果たされています。この夜は一気に仙台を通過し、蔵王らへんでガソリンを補給、そのまま福島県伊達郡国見町にある道の駅・国見あつかしの郷へ。3時間くらいドライブしました。
10月29日(火)
- 訪れた温泉:飯坂温泉
- 訪れたスタバ:福島矢野目店
- 訪れたイオン:福島店
- 訪れた道の駅:しもつけ
前日の快晴から変わり再び曇天。天候が安定しない2019年です。この日は朝一で温泉に行こうと思い調べてみると、飯坂温泉が車で15分の位置。飯坂温泉といえば2016年の旅の際に訪れたことのある懐かしい温泉。早速行ってみることにしました。飯坂温泉は激熱い共同浴場で有名で、今回は前回訪れていない波来湯(はこゆ)に入るべく早速行ってみると…
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なにぃぃぃぃぃ!
他の共同浴場を調べてみるも、よくよく考えてみると共同浴場にはシャンプーやボディソープがなく、このときは持ち合わせがない。これは困った…と思いながら色々と調べてみると、飯坂温泉にもいわゆる一般的な日帰り温泉施設を発見。評判も良さそうなので早速向かいました。
伊勢屋(公式ページ)
http://www.iseya-iizaka.co.jp/
この温泉は日帰りの料金が時間帯によって異なり、早朝から12時までは500円!素晴らしい安さです。この日は隣接の別館・渓泉荘(けいせんそう)への案内となりました。あとから何名か入ってきましたが最初は自分ひとりの貸切状態。大満足です。ここの温泉で特にお勧めしたいのは野天風呂。時間で女性、男性と切り替えているらしいのですが、ちょうど行ったときは男性の時間帯でした。野天風呂に移動した時点では再び貸切状態。せっかくなので写真を撮らせてもらいました。
少し肌寒いくらいが露天風呂にはちょうどいい。結果的に久々の飯坂温泉を堪能できて大満足です。ロビーはWi-Fiがあったので少し調べ物をさせてもらいました。路面電車・飯坂線を横目に見ながら車を走らせ向かったのは例の如くスターバックス。今回は福島矢野目店です。12時過ぎに入り、19時過ぎまで滞在させてもらいました。昼食を摂らずに滞在していたので空腹が限界。これまた例の如く近くのイオン(なぜか毎回ある)で夕食を済ませたら、再び関東方面に向けて出発です。
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この時点では翌々日あたりに千葉に戻る予定だったのですが、ちょうど郡山と須賀川の間あたりで車が急に不調をきたす。アイドリング状態からのエンジンのかかりが異常に悪く、アクセルをベタ踏みしてもはじめのうちはスピードが10km/hくらいしか出ない。少ししたらスピードが出るものの車体に変な震動もあり、さらにあたりは濃霧で視界が非常に悪い。10mも見えないのではというような状況でした。「よくわからないけどこれは非常にまずい」と思い、近くにあったGSに入り調子を見てもらうもそういうときに限って不調をきたさないマイカー。GSの人はとりあえず走行に問題ないのではという意見だったので、そのまま騙し騙し千葉まで戻ることにしました。
GSに入った時点で21時半くらい。この日のうちに千葉まで戻るのは厳しいので、とりあえず行けるところまで行くことにしました。結果的にこの日にたどり着いたのは栃木にある道の駅・しもつけ。自宅まで2時間弱の距離ですが、このまま進むと到着が夜中の2時か3時あたりになると想定されたので安全を期してここで車中泊することとしました。
10月30日(水)
- 訪れたスタバ:小山店
8時前に起床。お世話になっている車の整備工場が開くのが8時半なので、道の駅から少し南下して8時半になった時点でコンビニに立ち寄り早速電話で事情を説明。「だいたい症状が分かりましたが、あいにく水曜日は整備がお休みなので明日でいかがでしょうか」ということだったので翌31日に予約を取る。車の整備まで一日空いてしまったので、例の如く(何故か)すぐ近くにあるスターバックスへ。スターバックス巡礼の旅みたいになってきました。9時過ぎに入店し、18時まで滞在。千葉まで移動し近所のスーパーで食材を買い、21時前に帰宅。長かった東北からの車旅がようやく終了しました。
10月31日(木):そして再び山へ
右膝がさすがに心配になったので、朝8時半くらいに整形外科に並び朝一で見てもらいました。右膝のレントゲンを撮ってもらったところ骨に異常はないどころか、骨は非常にいい状態とのこと。ただ、登山を繰り返し行なっているということであれば軟骨は多少変形している可能性はあるとのことでした(レントゲンには写らないのであくまでも予測)。担当してもらっているお医者さん曰く「膝の負担を支えられる太腿の筋肉が足りていないのではないか」とのこと。太腿を鍛えれば膝の負担が減るのではというアドバイスをもらいました。山に登っていれば勝手に鍛えられると思っていましたがもしかしたら甘かったかもしれません。とにかく少なくとも骨に異常がないことは分かったので一安心です。
自分の脚の次は車の心臓、エンジンです。13時に予約していた整備工場へ車を持っていき早速見てもらったところ、3本あるスパークプラグのうちの1本が故障したらしく、電話で対応してくださった方の予測どおりでした。こういった場合1本だけではなく全部交換というのが常らしく、計10,000円弱での対応。もっと最悪のケースも想定していたのでずいぶんと安くしかも手早く直って本当に一安心です。
骨に異常がなく車も直ったところで翌日再びどこかの山へ出発することに決めました。翌日は11月1日。もう11月です。11月も中旬以降になると登れない山が多くなるので、今年行くなら残すところこの時期しかないと思っていました。色々なエリアの山の天候を調べ、夕方には行く山を『雨飾山』と『高妻山』の2座にほぼ絞っていました。今年は『新潟の山を攻める』をテーマに山に通っていましたが、この2座はその中で残されていた新潟の百名山でした。
充電の旅第二弾・新潟の山編に続く───