盟友Zの結婚式を無事終え、次はシドニー滞在編。浅間山の山旅に次ぐ充電の旅第六弾です。
12月9日(月)
盟友Zの結婚式翌日。この日の夜10時20分のANAのフライトでシドニーに飛び立ちます。遅めのフライトなのでこの日も一日使えます。8時台に起きていたものの、寒くてベッドから出られず最終的に起床したのは10時過ぎ。パッキングしながら、ついでに部屋の掃除でもするかとホットプレートの捨て方など調べ始めてきりがなくなります。同時に前日の式の写真の整理と、家計簿もつけ始めてどんどんパッキングから離れていく。14時半になり、まだパッキングも終わっていないのに不燃のゴミ袋を買いに近所のモールへ。さらにブックオフで本も売る。なぜフライト当日にあれもこれも詰め込んでしまうのだろうか。『A(あれも)K(これも)Y(やりたい)病』とでも名付けたい。そしてさらに、壊れたクイックルワイパーの柄は長すぎて回収されない恐れがあるので、外で折って断面をガムテープでふさぐということまでやってのける。この時点で16時半。まだパッキングはほとんど開始してもいませんでした。
とはいえなんだかんだ17時40分にパッキングを終え、17時50分過ぎにようやく空港に向けて出発。この時点で荷物を背面と前面に装着しており服装は部屋着。職質レベルで怪しい。品川で乗り換えた時点で電車内激混みでげんなりしましたがなんとか空港に到着。19時半にチェックイン完了しました。「チェックインカウンターでは羽田空港なのに成田さんて可愛い子が担当してくれた」、なんて話をちゃんMにしたら「言うことがいろいろおじさんですよ」とたしなめられる。そして19時50分には空港のラウンジに到着。大掃除していたわりに搭乗時刻まで2時間という時点でラウンジに滑り込めました。
オレンジジュースとコーヒーを飲みながら過ごす。ここで、友人らから「ポケモンGOでペラップを10匹とついでにガルーラ捕まえてきてくれ」という指示が飛んでくる。2016年の旅に出た際、富士山に登る途中にインストールして2日間くらいやった記憶はあったもののアカウントなどすべて忘れたので新規登録してまっさらな状態で再スタートです。
さて、この日の席はエコノミーのエリアの一番前の通路側という、前に人がいないから楽だけど隣に赤ちゃんがくる危険性のある席でした。搭乗し隣を見たところそこにいたのは赤ちゃん&お母さん!賭けに負けたか…と思いきや、シートベルト着用サインが消えたあたりで「肘掛が上げられず痛いので後方に移動したい」と申し出てくれたお母さん。賭けに勝った…!食事は「とろろ玉子の鰻玉丼」。さすが日本発のANA、普通に美味しかったです。ビールを床に盛大にぶちまけるというハプニングを起こしつつ、結局機内のほとんどの時間を『ロード・エルメロイII世の事件簿』1巻を読むことに費やす。おそらく1時間半くらいの睡眠時間でシドニーに到着しました。
12月10日(火)
午前9時55分の到着予定より少し早めに到着しました。無事空港で母親と合流し、まずはChatswoodにある自宅に向かいます。この日はいつになく山火事の煙がすごかったようで、空は霧のような煙で覆われていました。到着したChatswoodの駅で早速ガルーラ出現!
目的のひとつが即行で達成されました。家に到着してベランダから見た外の光景は異様の一言。
もはや外に出てはまずいのではないかというレベルの煙。とりあえず長旅で疲れたので(というより寝ていないので)3時間くらい昼寝し、18時過ぎに起床。せっかくなのでこの時間から外を散歩します。
以前勤めていた会社で図面を見たことのあったアップルストアChatswood Chase店。
高校時代によく行った餃子屋さん。もはやロボットではないかというくらい、店のおじさんが変わらない。友人のKJB曰く、何ヶ月か前に店を閉めて国に帰っていたのだとか。情報が細かい。焼き餃子を入手し、家に戻って母とビールで乾杯。やっていることが日本とまったく変わりません。
夜、機内で途中まで読んだ『ロード・エルメロイII世の事件簿』を読み終え、就寝。この本は近くの図書館に寄贈してもらうべく置いてきました。
12月11日(水)
友人KJBと出かける。ここでこのブログにひたすら登場する見た目はカザフスタン人、中身は日豪ハーフのKJBを紹介したいと思う。
ちょうどKJBもChatswoodに住んでおり、10時半にChatswoodで待ち合わせ。Cityに向かう電車の中で彼女さんとの調子を聞いたところ予想外のことになっていました。僭越ながら自分の実体験を元にアドバイスさせていただきました…。Cityに着いてまず向かったのは昔からあるQVB内のおもちゃ屋さん・ホビコー。相変わらず日本でできることしかしていない。
昼食時で腹が減っていたので、ホビコーにはまた戻ってくることにしWorld Squareにある台湾の小籠包の店・ディンタイフォンに向かいます。
ここでは小籠包と蒸し?餃子を注文。普通に旨い!ただ、元シドニー在住R曰く本場台湾のディンタイフォンの方が美味しいのだとか。みんな情報通です。その後、ホビコーに戻りさらに物色。どうやら現在のPower Rangersは昔盟友Zとハマって見ていた懐かしの特命戦隊ゴーバスターズらしく、英語版の名称はBEAST MORPHERS。レッツ・モーフィン!!
そして店内で展示されているガンプラの前であーだこーだと激マニアックな話をしていると、隣にずっと立って我々の話を聞いている日本人の少年(Tシャツは昭和ライダー)がいる。近くにいたお父さんより「これからこういうのを始めるらしく、お兄さんたちの話に興味津々なようで…少し一緒にいさせてあげてください」と謎の依頼を受けます。「こんな大人になっちゃいますよ?」という断りを入れてその後も俺とKJBの隣について店をまわる少年。将来が楽しみ(?)です。仮面ライダーのプラモデルのあたりで興味が逸れたのか「お父さんW取って」と言い始め、Wがどれか分からないお父さんに「これですよ」と取ってあげる俺。本当シドニーにきて何をしているのか…?ホビコーでは自分のお土産にと英語版のポケモンカードを買いました。
ホビコーのあとは、プチジャパンタウンと化しているらしいRegent Placeの地下でお茶。本当にそこはジャパンタウンと言っていいくらい日系の店が多く入っていました。
KJBにもペラップゲットの依頼が来ていることを共有し、だったら二人でポケモンGOしながらダーリングハーバーあたりへ歩くか、という話になり早速歩き始めます。ちなみにKJBはホビコーでレゴを買っていました。
ひたすらポケモンを捕まえながら徘徊。ダーリングハーバーではスター・ウォーズのタイ・ファイターが展示されており、プロモーションしているお兄さんがいたので写真を撮ってもらいました。
フュージョンのポーズをしたら「Dragon Ball Z(ズィー)!!」と、俺らより盛り上がるお兄さん。さらに歩いてポケモンがいかにも出そうなHyde Parkに向かいます。
ポケモンGOをやりながらシドニーを散策するのは思いのほか面白い!が、ペラップ全く出ない。KJBの家でガンダムトークしながら一杯飲むか?という話になり、Chatswoodに戻ります。17時45分にいったんうちに立ち寄りビールをピックアップしてKJB宅へ。ビール片手にガンダムトークが超盛り上がりました。
この日は自宅で夕食を摂る予定だったので、20時半に自宅のマンションの外に戻り母と合流したところ、一緒に来ていたKJBと3人で1時間くらい話し込む。俺は定期的に会っていましたが母がKJBに会うのは下手したら高校卒業以来だったかもしれません。そして家で夕食を摂っていると、23時15分にペラップの影が現れる!
出かけるか非常に迷いましたが、この先ゲットできるか分からなかったので出かけて夜の街を徘徊しました。Chatswoodは平日の夕方以降はほとんど人がいなくなります。ゴッサムシティみたいな雰囲気の中、30分くらい街中を徘徊して2匹ゲットしました。
日本でできることばかりだろ!という突っ込みを自分に入れながら、就寝。
12月12日(木)
この日は13時50分ごろから、Lane Coveにあるボルダリングジムで3時間半くらいボルダリング。普段俺がどんなことをしているのか見たい、という母は見学のみの入場です。一回$20で、月パスや半年、1年パスの価格設定もほぼ日本と同額。イギリスのジムの価格設定も似たような感じだったので、経済学で言うところのビッグマック指数に変わり「クライミングジム指数」の導入を提案したい。このジムはおそらく車で来ることが前提で、最寄のバス停からは結構歩きます。この辺はもはや森ではないかというくらい木々が多く、道中大き目の蛇だかトカゲだかが足元を横切り母が震え上がっていました。俺はまあ、山で見慣れていますが…。
ジムではヴィン・ディーゼルみたいなおっちゃん(ヨーロッパ系?)と仲良くなり、二人でいくつかの課題に取り組みました。
いったんこのおっちゃんとは離れましたが、とある体感3級くらいの課題の核心部に挑戦しているとき下からおっちゃんの叫び声が聞こえてくる。日本語で言うと「頑張れ!もう少しだ!粘れ!慎重に!」といったところか。この声援もあり、落ちるわけには!と粘ったところ無事完登。完登後に拳と拳をぶつけるのは国問わず同じなのかもしれません。この日はこの体感3級課題含む、このジムのグレーディングでいうところの赤色の課題を2本落とすことに成功。相変わらずやっていることは日本と変わりません。
18時20分に帰宅し、19時までのハッピーアワーに間に合わせるため急いで近所のRSLというパブへ。物価絶賛高騰中のシドニーにあって、メンバーであればハッピーアワー中$4.50でビールを飲めるのは熱い。フィッシュ&チップスとビールで初めて海外らしいことをしたような気がしました。
夜はKJBに追加でもらっていた食玩を組み立てる。シドニーに来て俺は何をしているのか…でもグフカス超かっこいい。
12月13日(金)
この日は母とCityを散策。まずはダーリングハーバーで昼食を摂りました。ランチスペシャル$22でピザとワインとコーヒー付というのは激安い!しかも旨い!!
ダーリングハーバーを散策していたところ、数日前にKJBと写真を撮ったタイ・ファイターは既に撤収されていました。遭遇したこと自体ラッキーだったのかもしれません。この日は日本のみんなのお土産を揃えるべくCityでショッピング。いろいろと見ていると、なんでも今シドニーではKOMBUCHAが流行っているのだとか。
え、昆布茶?と思いきやこれが昆布茶ではない。日本語で言うところの「紅茶キノコ」らしく、なんでも日本では昭和40年代に流行した健康飲料なのだとか…。
「紅茶きのこ」とは?
https://macaro-ni.jp/60396
不思議なものが流行るものです。日本では聞いたことがありませんでしたが健康志向の人は当然知っているのかもしれません。さて、I氏とちゃんMへのお土産探しにCityにある山道具屋を調べてみると、Town Hallの裏に山関連の店が集中していることを発見したのでそのエリアに向かってみることにしました。結局二人へのお土産は買えなかったものの、自分用にはメルボルン近郊にある世界的に有名な岩場・グランピアンズのボルダートポを入手。
その後、母オススメのスイスホテルにてお茶、というよりビール。
実に雰囲気のいいホテルのカフェ。母お気に入りの場所だとか何とか。その後、せっかくCityに来たのでということでMartin Placeに立ち寄りました。ここMartin Placeでは、この時期毎年巨大なツリーが飾られます。両親とはシドニーに来た当初から「木偶の坊ツリー」なんて酷い名前をつけて親しんで(?)いましたが、今年のツリーは電飾もされており木偶の坊の汚名を返上したような立派なツリーに仕上がっていました。
親子水入らずといったところでしょうか。City散策を満喫しました。が、結局誰のお土産も買っていない。Chatswoodに戻り、Colesでようやく何名か分のお土産を購入。この日の夜は刺身と納豆でご飯三杯も食べてお腹パンパンになります。
12月14日(土)
朝イチでKJB宅へ。KJB宅ではさらに食玩を2個もらう。まさかシドニーに来てここまで食玩が増えるとは予想外でした。この日向かったのはManly Beach。道中、高校時代よく授業をサボって立ち寄っていた学校近くのパン屋へも寄っていきました。店の写真を撮るだけというのもあれだったので、シドニーらしく(?)ガルーラとのツーショットです。
通過した母校の高校には外周に高い柵が設けられており、脱出不可能な監獄みたいになっていました。授業サボりまくっていた我々世代の負の遺産かもしれません…。さて、Manly Beachです。空は快晴、まだ少し肌寒いですが絶好のビーチ日和です。
Manly Beach到着後、まず向かったのは海…ではなくPatagonia Manly。ちょうど23歳(9個下!)の誕生日を迎えたちゃんMへの誕生日プレゼント探しです。
店員にこの店限定の商品はないかと聞いてみたところ、メンズだがTシャツがあるとのこと。Sサイズなら着れるだろう!ということでこれをお土産に購入。後日このTシャツを朝ボルで着てくれるあたり、ちゃんMはいいやつです。
その後フィッシュ&チップスを食べにレストランに入るものの、ビールの種類が微妙だったのでスッとその店を出てManly Greenhouseという店へ移動。この店は当たりでした。
そのあと海へ入りましたが、これが結構冷たい。本格的な夏の到来はもう少し先のようです。
そのあと背中を少し焼いて、車に戻りKJBの職場のあるWarringah Mallへ。ここはWestfieldが買収したので現在はWestfield Warringah Mallということですが、Westfieldにしては非常に開放的なレイアウトです。モール内で立ち寄った店は主にアメコミのグッズが売っている店。どこに行ってもやることは変わりません。
モール内にはKJBの妹さんがデザインしたロゴを採用している店もありました。妹さんの仕事が見られるなんて、時間は確実に流れているんですねぇ(しみじみ)。
ここWarringah Mallには何故かペラップが大量に出現する。Warringah Mall内だけでペラップを5匹もゲット、これで依頼されていた10匹のノルマを達成しました。なんのノルマだ。
この日はKJB宅で泊まり予定。18時50分に家に戻り荷物を下ろし、その後Chatswoodの中華料理屋へ。この店はジャージャー麺が売りということですが、写真に撮っておいたメニューの漢字を調べてみると北京の炸醤麺ではなく、四川でアレンジされた雑醤麺らしい。そもそもジャージャー麺自体どんなものかよく分かっていない自分には違いは分かりませんが…。以前盟友Zと行った池袋の坦々麺の店同様、辛さを選べます。辛さは抑えたはずですがそれでも辛い!でも旨い!!KJBがちょいちょい行きたくなるというのも分かります。日本にきたら池袋の六坊担担面に行こう。
雑醤麺後は、近くの酒屋に立ち寄り年末の湯河原クライミング後の飲み会へ向けてお土産ゲット。そして20過ぎにうちに寄りビールなどピックアップし、再びKJB宅へ。カメ止め、トクサツガガガ、シンカリオンを見るという、もはやここは日本ではないかという錯覚に陥る。
2時前に就寝。翌日はKJBを連れてLane Coveのジムに再訪です。
12月15日(日)
9時45分くらいに起床。朝食は前日パン屋で買ったカレーパン。11時半に一旦家に帰り、ボルダリングの用意をピックアップしてLane Coveへ。KJB初ボルダリングです。
そんな俺はというと、周りが苦戦していた4~5級?くらいの課題を一撃で落として周りから拍手を浴びる。秋パンであればおそらく5級設定だろうと思わるあたり、「拍手するほどじゃないです、いやマジで!」と言いたいところではあるが、なんだかんだで嬉しい。ボルダリング後、16時過ぎに一旦家に帰り荷物を置いたら、自宅マンションの一階にあるパブ・チェルシーで飲みです。
このパブでは、チップス&グレイビーなる料理を注文。チップスにグレイビーソースといえばカナダのプーティーンですが…
チップスにグレイビーソースがかかっていない!ていうかチーズもかかっていない!これはプーティーンではない!!いやまあ、料理名もプーティーンではないのですが…にしても、中途半端に取り入れずにプーティーンを出してほしい。元トロント在住日本人より。KJBとの飲み後は帰宅し夕食。この夜は刺身とすき焼きでした。
パブで飲んだのに加えて刺身とすき焼き。食べ過ぎで腹を壊しぶっ倒れました。間違いなくシドニー滞在で太った。
12月16日(月)
引っ越しを検討している親が10時と11時にLane Coveでインスペクションがあるということで、親と共に部屋を見に行く。11時に見た部屋を気に入ってほぼそこに決めたようです。その後、ChatswoodのWestfieldで飲茶。プリプリの海老の小籠包?が相変わらず旨い。
飲茶のあとは、2016年ぶりに友人Yと再会。Yはシドニーで小学校から高校まで同じ学校に通った幼馴染というかくされ縁というか、そんな仲間。2020年5月にシドニーで結婚式を挙げるらしく、俺はそれに参加するべくまたシドニーに行く予定でいます。合流したのはChatswoodのWestfieldにある山道具屋カトマンズ。カトマンズは山仲間I氏より「是非お土産を」と依頼されていた店で、Cityの店舗にも行ったもののあまりピンとくるものがなかったので改めてChatswoodの店舗に来たのでした。I氏は山道具がほとんど揃っているので追加の装備を買うのが難しく、いろいろと迷った末前々からほしいと言っていたサブザックを購入。これが中々の良品で、自分用にも色違いで一つ買ったくらいです。
その後、Westfield外のカフェでお茶。お互いの近況報告をしました。お茶のあとはEBという店にて友人である通称”先生”への追加お土産を購入。Warringah Mallの店でも見かけたシリーズの商品がEBでは品揃えが豊富に用意されており、気に入ってもらえそうなアイテムを無事ゲットしました。
そして一旦家に帰り、帰国する前にもう一度会わないかとKJBに連絡。母も交えて夜飲むことになりました。この日は青空。シドニーに来た初日のベランダからの景色との差が激しすぎます。
夕方、再びRSLで飲む。19時前にKJBも合流。その後チェルシーに移動し、飲み続ける。諸事情で俺のシドニー滞在中に彼女さんと別れたKJBと二人でTinderで遊ぶもののあまりにも不毛なので、「日本ではマッチングアプリが流行っているぞ」ということを伝えてKJBと二人で閉店の0時までマッチングアプリに興じる。果たしてKJBは新たな彼女を得ることができるのか…!?乞うご期待。
12月17日(火)
滞在最終日。親の引っ越しの事務手続きを少し手伝い、その後母とオペラハウス付近を散策。ある意味でもっともシドニー観光らしいことを最終日に行いました。
ちょうど14日に開通したばかりのライトレールにも乗りました。これはつまりトロントでいうところのストリートカー。正直真新しさはないのですが、まあ記念的な感じで…。
Chatswoodに戻り、再びRSLへ。本当に飲んでばかりの滞在だったように思います。この日は21時半のフライト。行きと同じく時間的にはかなり余裕です。帰宅後に荷物をまとめ、19時半くらいに空港に着くよう家を出発。ANAのチェックインカウンターに母の昔の同僚がいるという偶然があったりしつつ、出発までのんびりと過ごす。こうして日本にいるかのような1週間強のシドニー滞在が終了したのでした。
シドニーの仲間たちもかなりの人数が結婚、出産を経ており、時の流れを感じざるを得ません。
時の話をすれば、もし過去のある一点に戻れる魔法か何かを使えるのだとしたら間違いなく高校時代、特に高校二年生あたりに戻りたい。これは昔からよく考えること。自分の人生で最も後悔しているのは、高校時代にしっかりと勉強に打ち込まなかったこと。成績が良いほうであった自分がある意味慢心して勉強を怠るようになり、HSCのときもまじめに頑張らずに過ごしてしまったことは努力することの重要さや努力したことで得られる達成感を学ぶ機会を失わせてしまったように思います。もちろんこれはあくまでも仮定の話ではありますが。
あのとき勉強にがむしゃらに打ち込んでいたら。そのまま大学に進学して学問を突き詰めていたら。今とは全く違う人生になっていたんだろうと思う。きっとそれはそれで充実した毎日を過ごせていたんだろうとも思う。
───でも。
当時の自分はシドニーを出たくて仕方がなかった。日本という、自分にとってはある意味で未知の世界に飛び込んでみたかった。そんな当時の自分を今の自分が否定したところで何も意味はない。ある時点での自分の行動を正解だったとするか失敗だったとするかは、その後の自分が決めることになる。日本に行き、カナダに行き、日本に帰国し今に至り… 大好きな漫画の言葉を借りれば
今(自分が)何者かと問うならば
私はきっと幸せ者なのだと思う
好きな道を歩き
私なりの幸せを見つけて
正直に生きている
近い将来
遠い未来
どんな道に進んでも
自分の気持ちに
嘘をつかない自分でありたい
ということなのだろうと思う。その時々の自分の気持ちに嘘をつかずに生きてきた結果が今の自分。過去の自分を否定することは今いる自分を否定することにもなる。であれば、過去の選択は受け入れて、それはそれとして今の自分に嘘をつかずに生きることがある意味正解なのだろうと思う。
シドニーは小学校から高校時代までを過ごした土地。ただ単に海外旅行するのとは大きく異なり、自分にとってシドニーはこういったことをどうしても考えさせる魔力みたいなものを秘めた土地です。
では今の自分は何者か?
間違いなく、幸せ者です。
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