友人と行く、4回目の富士登山

7月9日。この日は4年連続、4回目の富士登山に向けて出発する日でした。結果的に快晴で最高の御来光を拝めたこのときの山行を、簡単にまとめておきたいと思う。

前日の飲みの影響を少し残しつつ、今回共に富士山に登るMちゃんと7時過ぎに新宿で合流するため、早朝に起床し食事を済ませたらすぐに出発。数日来の寝不足が重なり、瞼が重石をつけたように重い中、乗り過ごすこともなくなんとか新宿に辿り着きMちゃんと無事合流。東海道本線に乗り、まずは熱海に向けて出発。人生の中でも指折りの睡魔に襲われていたこの日は、Mちゃんには申し訳なかったけどとにかく眠かったので電車の中でも爆睡。パッと起きて「あれ、ここ熱海?」とか寝ぼけたことを言ってご迷惑お掛けしました。熱海に着き、無事乗り換えて三島駅へ。この時点で車窓から見える天気は曇天で、どうなることかと2人とも多少不安な気持ちになりながら電車に揺られていました。

三島駅に着いたら、まずはバスチケットを買いに窓口へ。2014年に初めて富士山に登った時と同じルートなので、不安材料は全くない。チケットを買ったらコンビニで行動食を購入し、バス停へ。三島駅上空は晴天で、電車の中での不安を払拭させるくらいこの日の登山をかなり期待させる天候でした。たくさんの登山客が乗ってくると思っていたところ、結局バスにはおばちゃん2人組みしか乗ってこなかったのでガラガラの車内でのんびりと5合目に向かいました。バスが苦手だと言うMちゃんを気遣いつつ、最後のヘアピンカーブを曲がったところで富士宮5合目に到着。この時点で天気は再び曇天でしたが、雨が降る様子はありませんでした。5合目まで来ている観光客は多くおりましたが、そこから山頂に向けて出発する登山客は少なく、むしろ降りてくる登山者の方が多く目に付きました。靴紐を縛ったりと、準備を済ませたらいざ出発。12時半くらいに5合目を出たと記憶しています。

このルートを登るときは毎回そうですが、とにかく5合目から6合目~元祖7合目あたりまでの道がしんどい!今回も同様で、富士山初挑戦のMちゃんも最初が一番キツかったとあとから回想していました。この日は7月9日で、富士宮ルートが正式に山開きするのは実は翌10日らしく、この日は殆どの山小屋が営業していませんでした。事前に電話して確認したところ、唯一9合5勺にある胸突山荘が営業しており、この日はそこを目指して前進していました。8合目でしか宿泊したことがなかったので、9合5勺での宿泊がどんなものか、登りながら楽しみでした。

休憩しつつ、登り続けること4時間。16時半くらいに無事9合5勺に辿り着きました。登りながらだんだん天気が良くなり、この時点での天気は晴れ!雨や曇り予報だったのにも関わらず、晴れというのには驚きました。富士山は天気の予測が難しく、毎回出たとこ勝負ですが、毎回なんだかんだ晴れている気がします。

9合5勺からの眺め
9合5勺からの眺め。眼下には雲、宝永山ははるか下。

到着した時点で、ほかに宿泊客が3組4名おり、うち1組は親子で来ていましたが大学生くらいの息子さんが高山病で結構辛そうでした。17時くらいに夕食を全員で摂り、高山病の男の子以外全員その場に残り雑談。雑談が盛り上がりに盛り上がり、そのまま場所を移してワイワイと語らいながら過ごしました。元自衛官でヘリのパイロットだった男性に、現役の消防音楽隊の一員の男性(部屋に戻った子のお父さん、愛知県から来たのだとか)、さらに日本中の山や名所に詳しい女性と、このとき初対面の人ばかりでしたがみんなネタが豊富で結局19時まで語らいました。おそらく、このとき語りすぎたせいで若干酸欠になっており、少し頭が痛くなっていたので軽度な高山病になっていたのかもしれません。この日は満月の夜で、iPhoneではそこまで綺麗に撮れませんでしたが実物は凄く大きく綺麗で幻想的な月でした。

太陽みたいに明るい月。
上の写真とほぼ同じ場所で撮影。月明かりが眩しい。

部屋に戻り、3時くらいまでぐっすり寝よう・・・と思ったのですが、1時間おきくらいに目が覚めてしまう。どうも息苦しく、頭が少しだけ痛いのは、やはり高山病だったのだろうか。3,590mという高度で宿泊するのは初めての経験だったので、身体がまだついていっていなかったのかもしれません。途切れ途切れでもなんとか睡眠をとり、時刻は夜中の3時。宿の人が起こしに来る前に既に目覚めており、声をかけに来てくださった時点ですぐに起きて準備開始。3時半に出れば余裕で間に合う行程でしたが、3時半になるのを待たずに出発したように記憶しています。いつもならヘッドランプの行列が山頂まで見えているのですが、山開き直前ということと、いた場所が9合5勺だったということもあり山頂方面にはランプの行列が見えず、振り返ると下から登ってくる人たちの行列は見えました。9合5勺より下の宿は開いていなかったはずなので、彼ら彼女らは夜中から登り始めたのだろうか・・・。目覚めたばかりの身体に鞭を打って登ること30~40分。無事に山頂直下の鳥居をくぐり富士山頂に到着しました。4度目の登頂、Mちゃんにとっては初めての富士山頂です。少し休憩したら、御来光スポットに向けて移動。火口を反時計回りに10分弱歩いたところに絶景スポットがあるのでそこに移動し、あとはひたすら夜明けを待ちます。

この状態がしばらく続きます。
この状態がしばらく続きます。

来た!
徐々に明るくなっていき、ご来光の瞬間!

共に過ごした皆さん。
夜が明けました!共に過ごした皆様。

近くには前日宿で一緒だった元自衛官のおじさんがおり、「おじさん!」と、軽く挨拶を交わしました。御来光を見たあとは富士山頂の火口の中でも標高が一番高いポイント・剣ヶ峰に行き、そのままお鉢巡りです。剣ヶ峰に向けて歩いていると、前日宿で一緒だった親子が!高山病で登頂が危ぶまれていた息子さんも登頂できており、無事御来光が見られたのだとか。他人事ながら、本当に良かったと胸がホッコリしました。そのまま前進し、剣ヶ峰で記念撮影をしたあと火口を歩いていると、珍しい光景が。

影富士!

そう、影富士です!!過去に、北アルプスで影槍、大山で影大山は見ていましたが、影富士は初めて。ここまでくっきり見えるとは。同じ景色の中には2015年に山岳会の初級登山講習で行った毛無山や、まだ未踏の南アルプスの稜線も見えていました。

一番奥の稜線が南アルプス。
一番奥の稜線が南アルプス。

まさかここまで天気が良くなるとは、来て本当に良かったです。お鉢巡りを終え、少し休憩したら次は山頂に2ヶ所ある神社に参拝し、4回目の登頂で初めて御朱印をいただきました。

2種類の御朱印。

立山や月山の山頂にある神社にももう一度参拝しに行きたい。参拝が終わり、朝食を食べたらあとは下山です。下の写真の右下に写っている鳥居をくぐったら、ひたすら下るばかりです。

賑わっていました。

須走口五合目に向けてひたすら下ります。最初は楽しい砂走りも途中から完全に飽きて、2人で「もう十分!!!」と叫びながらどんどん下る。結局、1時間50分くらいで須走口五合目に到着し、バスに乗り御殿場駅へ。まだ少し時間があったので近くの温泉施設に行き2日間の汗を一気に流し、昼食を摂ったら御殿場駅から電車に乗り東京方面へ。

標高3,500mより高いところで宿泊したり、幻想的な御来光を眺めたりと、日常生活からかけ離れたことが出来ることも登山の醍醐味の一つだと思います。昨年後半は山に居ることの方が日常で、所謂「日常生活」が日常生活ではなくなっていましたが、今年は山に行く回数が昨年より少なく、一回一回の山行が日常との対比になり毎回思い出深いです。Mちゃん、また本州に来ることがあれば次は北アルプスに行きましょう!

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