上越・山の旅 PART II: 毎度快晴の苗場山

前回のブログに引き続き、2度目の苗場山編です。道の駅で4時起床、出発の準備をしてすぐに登山口ヘ向け出発したもののナビが示した道がなんと通行止めで先へ進めない。回り道をしながらも登山口に到着したところ、早朝なのにもかかわらず既にかなりの車が停まっている。都内のナンバーも普通に停まっているあたり、コロナ禍とはいえあまり気にせず移動する人も多いとういことを知りました。

車と空の青さ

県をまたぐ移動や自粛についてはこれまで様々な議論が交わされてきました。ここ数ヶ月コロナ禍で生活して、自分なりの結論としては「個人でできる限りの対策をして普通の生活をする」ことが一番正しいのではと思うわけですが、

  • 「できる限りの対策」に「登山に行かない」ことも含まれるかどうか
  • 「普通の生活」に「登山のような遠出を含む活動」が含まれるかどうか

これが非常に判断が難しいところだと思っています。生きるうえで必要かどうかと問われれば必要ないかもしれませんが、少なくとも自分にとっては「普通の生活」に含めてもいいと思えるくらい毎年夏は登山に行っています。6月にクライミングを再開したのと同時に、毎年行なってきた夏山登山も「できる限りの対策」をしながら開始しようと決めました。対策としては休憩するときになるべく他グループと距離をとる、マスクを持参して登山する、体調悪いときには絶対に山に入らない、など。もちろんこれは登山が幸いなことに3密を避けやすい活動だから成り立つ話ではありますが、登山のように3密を避けやすい活動は自粛せずにできる範囲で今までどおり行うというのが自分の中でのコロナ禍の基本方針です。

さて話が逸れましたが苗場山です。2018年の11月上旬に長野側から登って以来二度目の苗場山。高妻山武尊山とスタート時点が曇りだった登山が続いていましたがこのときは超快晴。

突き抜けるブルー

かなり期待のできる天気でした。最初は車道歩きが続き、20分程度歩くとようやく山の中に入ります。

ようやく入り口に差し掛かる

この日は一貫して天気が良く、やはり山頂だけではなく登山道も天気が良いと歩いていて気持ちが良い。

気持ちの良い朝
こんな道が続きます。

下ノ芝あたりで休憩しようかと考えていましたが、ちょうどその辺りに学生のグループ(5~6人くらい?)がいて人数が多かったのでスルーしてそのまま少し上の中ノ芝を目指しました。その道中、右足の置き場を少し誤り突き出ていた鋭い木の根に右脛を強打します。一瞬立ち止まり息を整える必要があるくらい痛く、少ししたらちょうど中ノ芝だったので休憩がてらズボンを捲くってみると脛が切れて出血している。しかもこんなときに限って絆創膏がザックに入っていない!I氏が持っていたので事なきを得ましたが、ここから山頂までは「詰めが甘いな~」と猛省しながら歩きました。これ以降、絆創膏は欠かさずザックに仕込んでいます。蛇足ですがこのときの傷は結構深かったようで、病院にいくほどではありませんでしたが今も傷跡が残っています。ちょっとした足の置き場で怪我をすることもあるものだと、勉強になりました。

脛が痛い・・・
オレンジ色のシャツの男が俺。このときは右足を半ば引きずりながら歩いていたと覚えています。

中ノ芝も人が多く、下からもどんどん人が来ます。5分程度休憩し、足の痛みも和らいだので先に進みました。上ノ芝の分岐(まったく記憶にない)を神楽ヶ峰方面に向かいます。平坦な道で、道中神楽ヶ峰の山頂への分岐もあった気がしますがスルーして先に進みます。そして神楽ヶ峰を通り過ぎるといったん下りますが、この下り坂で目の前にどーんと苗場山が登場!細かいジグザグ道になっており、コーナーごとに立ち止まって眺めていたと記憶しています。地図を見るとここは富士見坂というのだそうな。

どどん!

そして富士見坂を下りきったら最後の登りです。

余裕綽々
余裕の笑み?I氏。

ここから山頂エリアである湿原までがGeographicaのログや地図で見る限り急坂でかなりキツイと思われますが、

まったく覚えていない。

所要時間15分程度だったことと、その後の怒涛の山行回数でこの15分は他の記憶に上書きされてしまったようです。さて、前回訪れたときは凍っていた湿原。今回は空を反射して映し出す素晴らしい池塘の姿を拝むことができました。苗場山は山頂の広大さが一番の特徴であり良さでもあると思います。

池塘其の一

池塘其の二

カメラ小僧
カメラ小僧。

っしゃー!
来たぜ苗場山!

山頂!
おにぎりポーズ!

時刻は8時半前。無事山頂に到着し食事休憩をとっていたところ、10人かそれ以上だったと記憶している年配のグループが隣に現れる。静かに休憩してくれればいいが

やかましい。

おばさん「あら~、○○さん朝食食べてないの?駄目じゃな~い」
俺(駄目なのはあんたの大声だ!!)※心の声

俺もI氏も辟易し、マスクをつけてやかましいぞアピールをするもののまったく通じない。各地でクラスターを発生させてんのはこういう連中なんだろうなと、ひとつ得心がいく。人もどんどん増えてきたので撤収です。この日は立ち去るのが勿体無いくらいの超快晴でした。山頂は木道が様々な方向に設置されているので少し散歩してから帰ることにしました。

Winding road
どこまでも続くかと思わせる道。

ポツンと一軒家
山頂にぽつんと建つ一軒の山小屋。情緒があります。

独特の景色
お気に入りの写真。人と山のサイズで山頂の広大さが分かります。

吸い込まれるような空
吸い込まれるような空。

苗場山は登山道にも山頂にもかなり多くの花が咲いており、花の名前がほとんど分からない我々ふたりでも足を止めて写真を撮ったくらいです。いくつか撮った花を紹介します。

苗場山に咲く花たち

  • 左上段・・・ニッコウキスゲ
  • 右上段・・・くるまゆり
  • 左中段・・・ミヤマシャジン(多分)
  • 右中段・・・アカバナシモツケソウ
  • 左下段・・・タカネナデシコ
  • 右下段・・・ミヤマシシウド

さらに、I氏が山の写真を押しのけて「今回のベストショット」とするのがこちらの写真。

アサギマダラ!

蜜を吸うアサギマダラ。調べてみるとアサギマダラは渡りをする珍しい蝶で1000kmも旅をするのだとか。1000km!車でも大変な距離を、この小さな身体でよく飛びます。アサギマダラは好みが偏っているらしくその一番の好みはアザミ。なるほど、写真でとまっているこの花は調べてみるとジョウシュウオニアザミ、アザミ属の花です。この蝶も旅の途中だと思うと応援したくなってきます。さて、散策が終わったらいよいよ帰路に就きます。

下山はこちらです。
正面に見えているのが神楽ヶ峰。

下山開始後、I氏が妙にかっ飛ばす。富士見坂を駆け上がり視界から消えるくらい速いので少し先で合流した時点で「そんなに速く歩くなら単独行にしてくれ!」と一言物申す。その後は落ち着いたペースで進み、山への入り口まで戻ってきました。

疲弊顔@下山
疲弊顔。飛ばすからだ!!

往復8時間コースを休憩含めて6時間程度で戻ってきました。同じ山でも季節とコースが変わるとずいぶん印象が異なります。初冬もいいし夏もいい。珍しい蝶もいたし、今のところ2回来て2回とも超快晴の苗場山とは相性がいい。

苗場山ログ

このときのログ。神楽ヶ峰に向けてゆるやかに登っていき、一度高度を下げて改めて苗場山に登りつめるようなルートでした。

駐車場はさらに車が増えてすごいことになっていました。汗だくになったのでまずは温泉。向かったのは前の晩に車中泊した道の駅を通り過ぎ国道17号をどんどん南下し、17号沿いにある「雪ささの湯」です。ここは茶褐色の濁り湯の天然温泉。初めて来ましたがかなりお勧めです!苗場山を挟んで反対側、長野の秋山郷の温泉も茶褐色でしたがこの一帯はそういう泉質なのだろうか。

温泉のあとは来た道を戻り道の駅・みつまたにてお土産を購入。その後は前の晩にも立ち寄ったコンビニに改めて立ち寄りコンビニ飯で小腹を満たし高速へ。I氏を送り届けた後、帰路で盟友Zの家の近くを通過するので少し会えないかと連絡。少し前に購入を依頼していたとある食玩を受け取るため会う約束を取り付ける。18時半前に合流場所に到着し無事物品を入手。はたから見たら怪しい物々交換になっていたことでしょう。そして入手した食玩は少し経った8月23日にようやく組み立てましたが、もはや食玩の域を超えていました。

シンカンセンモード
これが・・・

シンカリオンモード
これに変形。

変形機構がすごすぎる!さて、盟友Zとの軽い邂逅後は洗車、オイル交換、食材の買い出し、給油、などをこなし帰宅したのは20時20分過ぎ。さらに洗濯など行いようやく武尊山・苗場山を駆け抜けた週末が終わりました。

まだ夏は始まったばかり。

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