旅の始まり

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東京駅にて。

3年と2ヶ月勤めた会社を辞めました。次はどこで働くのか?とよく聞かれますが、次は仕事をするわけではなく都道府県毎の最高峰を登る旅に出ます。

働き始めて2年くらい経った頃から、仕事をして、出世して、恋愛をして、結婚して、子供ができて…というような一般的なレールに乗りつつある自分に疑問を感じ始めました。このまま会社という守られた環境の中で、同じ土地に住み一生を過ごす事が果たして自分が求めている事なのだろうか?

その答えを出すため、色々と行動を開始しました。当初は転職という選択肢も視野に入れていましたが、結局同じ事の繰り返しになるのではないか、同じ土地に留まらない生活をしてみたい、という想いの方が強く、転職は早々に却下。

今何を変えたい、破壊したい、と自分に問い続けた結果、自分が破壊したいのは「安定した生活」であり、同じ土地に留まり安定した収入を得て、落ち着いていく自分を180度違う方向へ向かわせたいという内なる衝動である事に気付きました。

兼ねてからジムや外岩でのクライミングにハマっておりその流れで登山も始めていた自分は、「仕事を辞めたら真っ先にやりたいのは山だ」と感じ、計画を練り始めました。一箇所にとどまらずに山をやるとしたら、全国を巡ればいい。でもただ単に日本を一周しても面白くない。そんな事を考えていた折、「都道府県毎の最高峰を巡ってはどうか」というアイデアが飛び込んできました。

車はおろか免許すら持っていなかった自分でしたが、あえて取っていなかったわけではなく今までは必要なかっただけ。免許を取り車も買って、徐々に計画を進めていきました。

それでもまだ、安定している生活を放棄してまであてのない旅に出るのは無謀ではないか?という内なる声もあり進路に揺れていましたが、日に日に「自分の居場所はここではない」という想いが強くなり辞める事を決意。会社にその意を伝えました。

そこからはひたすら準備に邁進してきました。役所関連の手続きから、車中泊の準備、山行計画…社会の枠から外れるのは大変だな、と思いつつも、自分で自分の方針を決めてそこに向かって走るというのはそれだけで充実感がありました。

仲の良い友人には背中を押してくれる人が多く、「チャンスがあるのなら必ずやった方が良い」と言ってくれる人もいました。応援してくれる人の方が圧倒的に多い中、「やりたい事がありそれができる環境にいるのなら、やらない理由がない」というごくごく当たり前の事にようやく気付けた気がします。

休職扱いにして戻ってきてもいい、という話もありましたが、リスクを背負わない旅なんてただの休暇で、戻って来る場所があっては流浪の旅にはならない、という信念のもと断る事にしました。

旅のあと何をするかは決めておらず、その頃に感じているところに進んで行こうと思っています。今やりたいと思う事に全力投球して、そのあとの事は完全燃焼してから考える。リスキーな生き方ではあっても、安定して守られた生き方より自分に合っていると感じます。当面はワンダラーな生き方を続けたいと思う。

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