前回のブログを更新してからすぐ、空港で一眠り。起きてからすぐにチェックインして空港のラウンジへ。エポスカードのゴールドを持っている強みをこんなところで活かしてみました。ラウンジで朝食を済ませたらいざ搭乗。空港での睡眠は全然足りていなかったようで即爆睡。高度が下がってきたあたりで目覚めると、隣の人に話しかけられる。その方も山へ行く予定ということで、話が盛り上がり意気投合。旭川空港から旭岳のロープウェイ乗り場までレンタカーで乗せて行ってくれるというオファーを頂き、ご好意に甘えて乗せて行って頂きました。Aさん、ありがとうございました!
乗せて行ってもらったことで1時間強予定が繰り上がり、10:00ちょうどのロープウェイに乗り5合目の駅に10:15着。10:30くらいに登山を開始しました。
6合目に11:28、7合目に11:44と順調に高度を上げ、時折雲が晴れて見える景色は絶景の一言(冒頭の写真)。
頂上には12:40着。辺り一面ガスまみれで全く何も見えませんでした。雨に一度降られましたが登頂時点では雨は止んでおり、予定通りこのまま進むことに。
ここからの行程は非常に厳しいものになりました。雪が少ないと言われていたにもかかわらずいきなり現れた雪渓。いきなり怪我したくもなかったので持ってきた軽アイゼンを付けていたところ、ガスが現れ辺り一面真っ白。足跡はかろうじて見えますが方向がそれていたらまずいと思いコンパス投入。
雪渓を通過した辺りから天気が急激に悪くなり、大雨+雷の音が鳴り響く。すでに引き返せるような位置ではなく、また雷も音だけで光ってはいなかったので、「大丈夫だ」と言い聞かせそのまま突っ込むことに。四方八方からゴロゴロ雷の音が聞こえてくる中の山行は、全く生きた心地がしませんでした。
それでもなんとか初日の目的地である白雲岳避難小屋に16:10過ぎに到着。大雨の中、小屋に泊まるかテン泊にするか一瞬悩みましたが、雨はいずれ晴れてもイビキは鳴り止まない、ということでテン泊することに。結局20時前まで降り続いた雨でテントはずぶ濡れで中にも少し浸水したくらいでした。こんな雨でも、一つだけいいことが。というより、これで雨の中の山行が帳消しになるくらいいいことがありました。
18時過ぎ、外で「こんなの見たことない!」というような声が聞こえてきたのでテントから出てみると、ちょうど小屋の上にアーチを描くように虹がかかっていました。この写真では左右が途切れていますが実際は綺麗な半円を描いています(下にパノラマ写真を載せておきます)。こんなに綺麗な虹を見たのは初めてでした。翌日の小屋で会ったWさん曰く、白雲岳避難小屋では虹がよく出るそうです。
テントに戻り夕食を済ませ、先日買った「夜の国のクーパー」を読みつつ20時に就寝。2日目に続く。
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