山のブログとしては八ヶ岳以来約4ヶ月ぶりの更新です。この4ヶ月間、山に行っていなかったわけではなくむしろどんだけ行くのかというくらい行っていました。重い腰を上げて色々なことがあったこの4ヶ月の記録をつけていきたいと思う・・・。
時系列としてはこのブログでメトロン星人を買ったと書いている週の後半。この週は土曜日有給取得を目論んだものの、木曜日の時点で少なくとも土曜日の午前中は出なければいけないことが確定してしまい、仕方がないので土曜日の午前中に半休をとることにしました。この時点では土曜日を移動日とし日曜日に尾瀬あたりの山を日帰り登山することで考えていましたが、金曜の23時半あたりに苗場山の天気を調べてみたところ良好なことが判明。一気に気持ちは苗場山に傾きます。既に2回登っている苗場山ですがあの広い山頂と池塘は何回でも見に行きたくなります。同じ夜、デジカメの調子が悪くなりこの週末デジカメを使えなくなる危機を迎える。そして7月17日、土曜日。午前中軽く仕事を済ませ、先生と合流したところから今年14回目の登山がスタートします。まずはメンバー紹介から始めたい。
チーム紹介
それでは早速振り返ってみたいと思う。
7月17日(土)登山前日
午後一で先生と合流後、まず向かったのはお気に入りのラーメン屋・麺屋AKIBA。5月上旬にも訪れているので2ヶ月ぶりの訪問です。
相変わらず激ウマの担々麺と餃子をいただき、登山の支度をするため一旦帰宅しました。そして出かけた先は駅前のビックカメラ。調子の悪いカメラの買い替え候補を探すのと、フィギュアを軽く物色するためです。時刻は15時過ぎ。30分刻みの駐車料金に合わせて1時間以内で戻ってきてそこから近所のスーパーに立ち寄り、16時半過ぎにいよいよ苗場山に向けて出発しました。今回はアクセスの良い新潟側からではなく、あえて長野側の登山口である秋山郷まで足を伸ばします。南魚沼市まで足を伸ばしてGoogleの評価が高かった「ぶら坊」という食事処で夕食。インターを降りてすぐのガソリンスタンドで給油し、その後駅前の駐車場に車を停めて店に到着したのは20時15分前くらいでした。海鮮やらグラタンやらを美味しくいただきました。地元密着?のお店で地元の方と思われる方が多く訪れていた印象です。
鮮魚と炭火焼きとグラタンの店 ぶら坊(食べログ)
https://tabelog.com/niigata/A1504/A150402/15005138/
食後は給油したガソリンスタンドの隣にあるイオンに戻り、翌日の朝食や山頂で試すホットサンドの具を購入したりしました。買い物が終わったのが21時15分過ぎ。ここでようやく登山口への移動を開始します。ここからの道、最終的に秋山郷に至る国道405号線という道を通りますがこれが「本当に国道か?」というほっそい道。先生が戦々恐々としていたのは言うまでもありません。23時かそこらに着いたと記憶している駐車場は混んでいると思っていた予想がはずれ3台くらいしか停まっていない。電気がなく真っ暗ですがその分?星空が綺麗に見えていました。寝る準備をして、車中泊。翌日の起床時間は5時半予定です。
7月18日(日)登山当日
5時起床。日帰りで登れる山だからか車がほとんど増えていなかったと記憶しています。朝食を済ませたらすぐに出発。6時15分くらいの登山開始です。2021年14回目の登山が幕を開けました。
さて、このときの山は初めてずくしです。まず先生の履いている靴!これは6月末に公園でホットサンドメーカーを初使用したときに慣らし履きしたスポルティバのニューシューズ。その驚異的な軽さが特徴でよく山で履いている人を見かけます。ちなみに男性用です。
コースタイム35分の四合目に25分で到着。相変わらずのハイペースです。
このやる気のない先生が着ている服もまた、山で初使用のSalewaのアンダーレイヤー。背中が汗でびっしょりになったので以降上にTシャツを着るようになりました。さて7時半に六合目、7時50分ごろに七合目とどんどん高度を上げていきます。そして8時10分過ぎ。急激に視界が開けていきこの山のメインとなる山頂エリアに突入します。
どーん!
天空の大地!何度来ても、どの季節にきても本当に気持ちのいい場所です。2018年11月にきたときは池塘がカチカチに凍っておりそれはそれで圧巻でしたが夏も実にいいものです。
ワタスゲと、遠方には赤城山。まるで赤城山が浮いているような。
お次は俺の初使用。木更津のアウトレットで買ったパンツとジャケットです。めっちゃ暑くてジャケットを着る気候ではなかったが魔王とRさんに写真を送るたあえて着てみる。
さて、前日発生したデジカメの不具合によりここにきてデジカメの充電がなくなります。原因はあとから判明しますがこの時点ではデジカメ買い替えを本気で検討していました。時刻は9時過ぎ。何飯か分かりませんがここで食事休憩です。ここにきて次の初使用、ホットサンドメーカー!この時点ではまだ公園で使用したのみ、山では初投入です。
山での初ホットサンドの具となったハンバーグは分厚くて食べづらい上に味に変化がなく飽きる。まだまだ改善の余地ありでした。のんびりしていたら10時過ぎ。あたりを散策しながら下山を開始することにしました。とにかく天気が良くてなかなか下山を開始しない二人です。
動画の解像度の設定を上げて動画を撮りまくったりと山頂エリアを思いっきり堪能したら一気に下山です。ほぼ樹林帯なので写真もあまり撮らずにどんどん進んでいくと、ほぼ下りきったあたりで先生に呼び止められる。「ねえ、
車の鍵が
落ちてるんだけど」と。そんなアホな!?と足を止めてその場所に近づいてみると本当に車の鍵が落ちている!!山の中で拾ったものの中で一番驚いたのは言うまでもありません。え、これどうしたらいいの?と先生は困惑気味。というのも、落としたのが下山中ではなく登りだった場合当分駐車場に戻ってこないので鍵を運転手に渡すことができません。電子キーだったのでどの車か特定することもできましたが、車の上に置いておくのも無用心すぎます。とはいえ麓まで行って警察に渡したところで持ち主が下山できなくなります。ただ、俺にはこの人は下山時に落としたのであろうという確信がありました。何故なら落ちていた場所が駐車場まで残り20分程度の場所だったから!おそらく下山最後の休憩をしたときにザックから車の鍵が落ちてしまいそのまま駐車場に向かったのだろうと予測。そしておそらくまだ駐車場にいるだろうと考え、鍵を拾って駐車場まで持っていくことにしました。
そして12時半過ぎに下山。いつもなら真っ先に自分の車に戻りますがこのときはまず鍵が反応する車を探しました。自分の車に向かいながら電子キーのボタンを押して歩いてみるもののどの車も反応しない。もしかしてすでにレッカーされた・・・?そんなことも頭を過ぎりましたが、心配そうな顔をしながら電話している男性登山者を発見。もしや?と思い鍵を手のひらに乗せてその人に見えるように近づいてみると「!!!」と鍵に反応。やはりこの人の鍵だったようです。お礼を言われ、電話口で「今降りてきた人が拾ってくれて・・・」と説明しているあたり、ご家族に電話していたのかもしれません。名探偵の勘はどうやら当たったようだ・・・なんだか良いことをした気分です。
近くの沢で靴を洗って車に戻ってきたところ、鍵を渡した男性がこちらに近づいてくる。どうやら隣の車だったようです。どうしても気持ちとして受け取ってほしい、と、1万円札を取り出す男性。何度もお断りしたものの「あのまま鍵を無くしていたら1万円では済まなかったのでぜひ受け取ってほしい」とおっしゃるので受け取ることにしました。ちょうど往復の高速代になりましたとさ・・・ありがとうございました。
下山してまず向かったのは小赤沢温泉・楽養館。この温泉に入りたいがために秋山郷側から登ったと言っても過言ではありません。入った時点では貸切だったと記憶していますが、そこには割りと大きめの蜂さんが。刺されたらマジで嫌だなと思いながら身体を洗って頭だけ出して温泉に浸かっていたところ、おじいさん方が二人入ってこられる。蜂に気づいても「こちらから何もしなければ襲ってこない」と平然としており、温泉に浸かりながら色々と話しかけられた記憶がありますがこちらは蜂が気になって仕方がありません。なにせその蜂、話しかけてきているおじいさんにまとわりついているのです。おじいさんの頭に蜂乗ってるけど大丈夫か・・・と思って眺めていたら、蜂がとまっていた場所から血が!!刺されているのでは・・・でも全然平気そうだし何も伝えないほうがいいのだろうか・・・なんてことを考えていたらもう一人のおじいさんを連れ立って上がっていかれました。
生きた心地のしない温泉から出て向かったのは前回も行った絶景スポット。ところが看板が撤去され草が刈られずに生い茂っている状況。管理する人がいなくなったのか、なにがあったのやら。気を取り直して秋山郷を出て市街地で魚介類が食べられるところを探すことにしました。下山後、昼食を摂っていなかったので二人とも腹ペコです。が、市街地なのにどこも閉まっていてやっていない!魚介類はあきらめとにかく美味しいものが食べられる場所を探していたところ、車を停めていたユーモールという地元のモールからすぐ近くに「norizo cafe」というカフェ?を発見。評価が高かったので早速行ってみることにしました。
到着したそこはどう見ても割烹で場所を間違えたかと思いましたが、よく見るとnorizo cafeという看板が出ている。おそるおそる入ってみると、そこは間違いなくnorizo cafeらしい。建物に入り、入ってすぐ左側にある部屋に通されると・・・
外観からは想像できないオシャレな空間!妻有ポークのシチューセット、激ウマでした。
店主の奥様も可愛いし文句なしのお店です。見つけられて幸運でした。食事を開始した時点で16時15分くらい。朝から何飯か分からない食事ばかり摂っている二人です。食後、想像をはるかに超える満足度で帰路に就きます。自宅近くのスーパーに20時過ぎに到着し、給油してから無事帰宅。3度目の苗場山登山が無事終了しました。家に帰って写真を大画面で見てみると、やはりiPhoneの写真はデジカメよりも劣っている。デジカメを何とかせねば、と思っていましたが、月曜以降いろいろと試したところどうやら電池と金具の接触が悪く充電できていなかっただけのようで、輪ゴムで縛って電池がきちんと金具に触れるようにすれば充電できいままでどおり使えることが分かりました。一件落着(?)です。
次の山へ
オリンピックにより祝日が移動したことで次の週は木曜から4連休。苗場山翌日の月曜日から早速次の山の計画を立て始めます。水曜の夜には先生をピックアップするので計画できるのは実質月曜と火曜の二日間しかありません。この週末は天気予報が芳しくなく、木曜と金曜が良さそうな雰囲気でした。火曜の夜の時点で南アルプス、それも北岳という案が浮上。当初は北岳山荘に宿泊して間ノ岳もからめちゃおうという話をしていたものの、北岳山荘はコロナの影響で予約制で既に埋まっていることが判明。肩の小屋に泊まりつつ間ノ岳まで足を伸ばすことも検討しましたが先生の猛反発をくらい断念。金曜の天気も微妙でしたが日帰りはハードすぎるので木曜~金曜の1泊2日テント泊登山をすることに決定。先生にとって山での初めての宿泊、初めてのテント泊、さらに初めての3000m級となります。0時半過ぎまで電話で計画し、1時台就寝。
そして水曜日。会社を出てガソリンスタンドに立ち寄りエンジンオイルを交換し、いったん帰宅。そして超特急で再出発です。21時過ぎに合流。そして北岳へ───
2021年夏山登山はまだまだ続く!
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