厳冬期登山編 PART III: 12回目の丹沢

いつの間にか3月末。時が流れるのは実に早い。1月末から更新が滞っている当ブログを再始動させたいと思う。

模型部・造形品評会の翌週───。俺と先生は再び山へ向かっていました。この頃は、と言ってもまだ2ヶ月前の話ではありますが、何かに掻き立てられるように毎週山に向かっていました。このとき選んだのは自身12回目となる丹沢。1月26日(火)の時点で週末の山計画を先生と立て始め、27日(水)夜の時点でヤビツ峠から登る丹沢案が出ました。偶然にも鮎美ちゃんの山歩き日誌でも紹介されていましたが、あくまでも偶然です。あくまでも、ね。そして先生より「丹沢ぎょぎょぎょプラン」を提案される。この週は仕事がピークで果てしない残業を繰り返しており、今思い返してもよく戦い抜いたなと思う。軽いハイキング程度に考えていたヤビツ峠からの登山が、結果的には・・・。まずはチーム紹介から始めたいと思う。

チーム紹介

筆者「Y」。登山歴5~6年でついに冬山スイッチが入る。1月はまったく山に行かない例年と比較して今年は1月最終週のこの時点で3回目。このあとさらに4回行くことになります。
丹沢3回目「先生」。昨年も一緒に丹沢に登った先生。結果的に天気は今回が今までで一番晴れていました。今回も軽アイゼンが大活躍。入手してからの使用頻度がすごい。

それでは早速振り返ってみたいと思います。

1月30日(土)登山前日

登山前日の土曜。この日は11時過ぎに起床。寝不足の日々が続いていた余波が来ていました。午後に造形品評会のブログを書き上げ、15時50分に丹沢登山用の前線基地に向け出発しました。・・・が、少し進んだところでガソリンが尽きそうな事に気づき自宅近所のGSへUターン。激混みの道をかきわけてやっとのことで給油し、改めて出発。18時ちょうどくらいに前線基地に到着しました。手作りから揚げを堪能し、0時前後に就寝。そして登山当日に突入します。

1月31日(日)登山当日

5時半に目覚ましをかけるもまったく起きられず、5時50分起床。前線基地というだけあり丹沢はすぐ目の前なので問題ありません。朝食後、7時くらいに前線基地を出発します。山の上で時短を図るためお湯を用意してボトルで持っていく準備のよさです。この日の天気はばっちり、助手席から撮影したドライブ写真がこちらです。

目の前には富士山

目の前に富士山!と、月も見えていたようです。7時40分くらいにヤビツ峠到着。既に満車でしたがなんとかスペースを確保し駐車。それなりに寒かったと記憶しています。支度を整え7時50分過ぎに出発。そこまで日差しが強くないだろうと踏んで日焼け止めを塗らなかったのは完全に失敗だったと後日知ることになります。12回目の丹沢にして、初めて大倉以外の登山口を使用しました。慣れているはずの丹沢なのに新しい山域に入った気分です。今回はヤビツ峠から車道を通って菩提峠方面に向かい、途中にある登山口で入山し二ノ塔、三ノ塔を経て塔ノ岳を目指すというプラン。出発してしばらくは車道歩きですが早速凍結している。

まずは車道歩き

車道を15分程度歩いたら登山口に到着。既に雪が少しありわくわくします。

入山!
8時10分くらいに撮影。

登山開始後20分くらい経過した地点の様子がこちら。

真っ白です。
丹沢でもこの様子。

普通に冬山の様相です。そして9時ごろに第一の目的地である二ノ塔に到着しました。

遠くに富士山

二ノ塔から既に迫力のある富士山が目の前に見えています。ここから先、見通しがいいところでは常に目の前に富士山が見えていました。二ノ塔から三ノ塔はすぐ近く。10分程度で到着しました。

雪だるさん
雪だるさん。

富士山!!
目の前に富士山!

日差しが強かったのでここにきて盟友Zとの撮影会前に購入したサングラスを初使用する先生。

GANGSTA
DJ先生。

一方の俺はというと、外観から「そこまで雪がないだろう」と踏んでサングラスを持参しておりません。結果的には想定を遥かに超える雪があり反射した太陽光が非常に眩しく、サングラスを持ってこなかったことを大後悔。そして反射した太陽光は眩しいだけではなく雪焼けを発生させますが、このときは日焼け止めも塗り忘れていました。この反省は次回の大菩薩嶺に活かされることになります。さて、さくっと休憩してすぐに再出発。

先へ!
先に進むぜ!

ようやく見えてきた塔ノ岳

目指しているのは上の写真の中央にある一番高い場所、塔ノ岳です。まず向かっていたのは写真中央左のほうに小さく見えている青い屋根の烏尾山荘ですが、見てのとおりめちゃくちゃ標高を下げます。 あまり記憶にありませんがここで軽アイゼンを装着したようなしなかったような。そんな烏尾山荘には30分程度で到着。三角形のシルエットがかわいい。

可愛いシルエット

振り返って見た三ノ塔の小屋は稜線の上。かなり上です。

振り返れば三ノ塔

ここから先はたいしたことないだろうと思いきや、思っていたよりもアップダウンが激しい。行者ヶ岳の先にある地図上でも!マークになっている箇所は丹沢とは思えない鎖場でした。

ここは丹沢か・・・?
※この写真は下山時に通過した際撮影

そして1209mの小ピークに突き上げる登りもまた、丹沢っぽくない景観の場所。こんな丹沢っぽくない景色が続きます。ルートが違うだけで知らない山を登っているような新鮮な感覚でした。

ここは本当に丹沢か

鎖場の前で軽アイゼンをはずし、その後また装着したと記憶しています(着脱が多すぎて記憶が曖昧)。11時前に朽ちた小屋で少し休憩。ここで先生と「今日は思ったより暑くて水が足りないな(2人合計2L持参)」なんて話をしていると、近くで休憩していたおじさんより「水分けようか?」と声をかけられる。ありがたい話ではあったもののグループ内の装備でまかなうという基本方針から丁重にお断りしました。ここでまた軽アイゼンを外した気がするが例の如く記憶がない。そして11時過ぎに木ノ又小屋到着。細かく山小屋をきざむ登山道です。ここはレンガ調でお洒落な山小屋。外で少し休憩させてもらいました。

雪の道
木ノ又小屋出発。この辺からは雪景色が続く。

ここから先は地味なアップダウンが続き、両腿ともにプチ肉離れのような状態になりスピードが出ません。ペースを少し落としゆっくり歩きながらも、11時半ごろにこの日の目的地であった塔ノ岳にようやく到着しました。最後の最後に塔ノ岳へと突き上げる登りがありここがきつかった!肉離れしていたのが主な原因ですが今でもあの登りはキツかったと印象に残っています。

THE快晴!
快晴の塔ノ岳!

THE富士山
THE富士山。

遠方には南アルプスの山々
富士山から南アルプスまでばっちり見えていました。

大混雑
景色の反対側には人!人!!人!!!

ちょこん
手のひらに乗る富士山。

食事を済ませたらいつものティータイム。前回丹沢に来たときはここでティータイムを省いたことで後半しんどい思いをしました。

コップから人が
コップから人が出ている?

上の写真の服装でわかるとおり山頂は比較的寒く上着の重ね着でなんとかしのぎました。滞在している間に徐々に人が増えていき、撤収準備を済ませてトイレに行ったあと改めてあたりを見回したらこんなことになっていました。

どんどん増えている

関東からのアクセスがよく手軽に雪山を楽しめる丹沢は老若男女問わず人気です。これだけの人がいても今まで登山においてのクラスター発生を聞いていないあたり、やはり山はコロナ禍と相性の良いアクティビティと言えると思います。さて軽アイゼンを再装着し、いざ下山の旅へ。

さあ下界へ
12時45分、出発。

まだ先は長い
ヤビツ峠まで7.9km・・・

ここからは来た道を戻るだけ。快晴なので気持ちよく歩けました。

後ろから激写

記憶にある中でキツかったのは烏尾山荘から三ノ塔への登り返し!俺らは下山しているのか・・・?という疑問が過ぎります。

大快晴です
遠くにポツンと見えている小屋へと登り返す。

とはいえ山荘から三ノ塔へ登った時間は25分程度、あっという間です。到着した三ノ塔休憩所ではパラグライダーを楽しんでいる人が真上にいて下から見上げる人たちの人だかりができていました。「やりたい!」とはしゃぎだす先生。俺はまったくもってやりたくありません・・・

THEパラグライダー

見えてきた下界
下界が近づいてきました。

時刻は14時40分。なんだかんだ下山開始から2時間が経過しています。ハイキング程度に考えていたヤビツ峠からの丹沢登山でしたが、結果的にまったくもってハイキングではありませんでした。そこから1時間程度くだりようやく車道まで出てきました。

かまくらへようこそ

誰かが作ったかまくらに横たわる先生の顔は疲弊しきっています。ここからヤビツ峠まではコースタイムで30分と意外と長い。アスファルトの上を歩くのは下山後の脚には非常に堪えます。30分もかからずしてヤビツ峠に到着。時刻は16時前後だったと記憶しています。結果的に休憩も含め8時間程度の行程。まったくもってハイキングではありませんでした。

荷解きして、解散・・・ではもちろんなく、温泉と夕食へ向けて出発!この日の最終目的地は小田原の「ぎょギョ魚の三太郎」。年末に行けなかったリベンジです。ちょうど市バス?が到着しており、そのバスが出る前に出発。ヤビツ峠の自販機で飲み物を買ったらお釣りのトレイに20円入っていたのはいい思い出(?)です。

丹沢歩数

このときのログと歩数。ログのグラフ真ん中らへんのぽこっと丸い山が三ノ塔で、登りも下りもここがこの山で一番キツい場所でした。歩数は見てのとおり。ここまで歩くことになるとはまったく想定外です。

山道を下りながら調べてまず向かったのは、先生が行ったことのあるという「湯花楽」。ヤビツ峠から小田原の道中に位置している手ごろな日帰り温泉です。あまりにも空腹だったので温泉施設の少し手前のローソンでピザまんを買って食べながら向かい、到着した時点で既に16時50分くらい。この日の登山は思ったよりも長い行程でした。そんな「湯花楽」では、モンベルの会員証で4名まで80円引きになることを先生が発見!グッジョブ!

湯遊三昧 湯花楽 秦野店(公式ページ)
http://www.yukaraku.com/hadano/

時間が遅かったのでザッと浴びて、一路小田原へ。既に外は真っ暗です。小田原のいつもの駐車場に車を停めたらいざ三太郎へ。席についてから何を注文するか迷いに迷い、結果的に俺が得々セットのカキフライ+寿司、先生が同じく得々セットの刺身+寿司にしました。そして18時半過ぎ、この日のご褒美とも言える海鮮とのご対面です。

カキフライ!

刺身!

お寿司ーーー!!!

カキフライ!刺身!寿司!存分に堪能できました。お寿司はアジ、マグロ、鯛、キンメ、むつ、太刀魚、ヒラメでした。山+温泉+海鮮のコラボレーションは最高の一言です。19時15分過ぎに会計を済ませて先生を自宅まで送り、厚木ICから東京ICまでは高速、そのあとは下道で一路千葉へ。22時20分くらいに自宅付近のスーパーに到着しました。食材を買って帰宅後、車の中の荷物をまとめてさらに洗濯をまわして靴とアイゼンを洗うというわれながらの超人っぷりを発揮。これにて12回目の丹沢も無事終了しました。

2021年の1月はあっという間に過ぎ去りましたが、来る2月も1月以上のスピードで駆け抜けていくことになります。

2月の記録へと続く→

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