厳冬期登山編 PART IV: 冬の大菩薩嶺

百均巡礼の旅の週の金曜日、2月5日。この日の夜から2021年厳冬期登山第四弾・大菩薩嶺が始動します。この日の前日は盟友Zの誕生日。ミニチュア探しに夢中ですっかり頭から抜けており、昼にやり取りしていたところ翌日の午後会おうぜという流れに。大菩薩嶺からの下山後に盟友Zと合流するというハードスケジュールがここに確定しました。しかも合流前にプレゼントも購入しに行くという詰め込みっぷり。2月は毎週末全力疾走でした。

仕事が終わり、まずは自宅付近で給油。給油後に近くのスーパーで5個入り?のお得なパンセットを行動食として購入し、隣の百均で先生に頼まれていたヘアオイルを買いつつまたしてもミニチュアを買ってしまった愚か者は私です。その後都内にある先生の職場の最寄の駅近くに到着したのが20時50分くらい。停めさせてもらったローソンで水を購入。翌日必要な食料が徐々にそろっていきます。そして21時過ぎに先生と合流したところから今回の旅が始まります。何度目か分からない登場人物紹介コーナーからこのブログを始めたいと思う。

チーム紹介

大菩薩嶺は3回目の筆者「Y」。3回目の大菩薩嶺にして初めて違うルートで登りましたが思ったよりもきつかったです。冬山楽しい。
同じく大菩薩嶺は3回目の山仲間「先生」。先生初回の大菩薩嶺は一緒に行きました。そこから数年を経て冬山に登るまでに成長(?)した先生です。

それでは早速初めてとなる冬の大菩薩嶺を振り返ってみたいと思います。

2月5日(金)登山前日

大菩薩嶺は都内からのアクセスがよく普段よりも早い時間に寝床となる駐車場にたどり着けるのが魅力。23時前には勝沼ICを降りていました。夕食を摂っていないので二人とも腹ペコ。牛丼屋を探しましたが街のほうまで移動しないとないようだったので少しルートから逸れて街のほうへ向かいます。そして到着したすき家・塩山熊野店。ものすごい既視感でしたがそれもそのはず、2019年に諏訪から雲取山へ向かっていた道中にI氏と立ち寄っていたのでした。2019年に訪れた際はもちろん店内で食事しましたが2021年の今回は緊急事態宣言真っ只中。都会のど真ん中ではないし大丈夫だろうと高を括っていたところここも20時以降はテイクアウトのみ。車内が牛丼臭くなるのは妥協して車内で夕食を済ませました。この時点で23時10分過ぎです。目の前のローソンに移動し翌朝の朝食を購入、ローソンを出たのが23時半でした。

さて、ここから向かう道の駅の選択肢はふたつ。花かげの郷まきおか、もしくは、甲斐大和です。どちらも翌日向かう登山口までの距離はあまり変わりませんが甲斐大和だと来た道を戻ることになるのでそれならば、ということで花かげの郷まきおかに向かいます。到着した道の駅でも既視感があり、調べてみたところ2016年の旅の最中に車中泊している!当時は大菩薩嶺の前ではなくあとに立ち寄ったようです。今回の旅は意図せず過去の旅で立ち寄った場所への再訪が多い。道の駅は結構寒く、同じ関東でも都内と山梨では寒さのレベルが違うことを痛感しました。0時過ぎに就寝、翌日の登山に備えます。この日は山食の新着エピソードに親の生まれ故郷の「島」が出ているのに驚いたりもしました。

2月6日(土)登山当日

登山当日です。6時起床。お湯を沸かすのに時間がかかったことを記憶しています。那須岳に登った際、駐車場でお湯を沸かそうにも通常のガスではまったく気化せず火がつかなかった反省から1月中旬に冬用のガスを購入しこのとき初投入したと記憶していますが、それでも時間がかかるあたり寒かったのだろうと思う。お湯が沸いた時点ですでに朝食も摂り終え出発準備は万端。すぐに登山口に向けて出発します。

大菩薩嶺は夏は上日川峠から登るのが一般的だと思いますが、冬は道が通行止めになっているので上日川峠まで行くことができません。冬に一般的なのは丸川峠分岐駐車場から丸川峠を経由して登るルートになります。道の駅から丸川峠分岐駐車場までは20分程度であっという間に到着したと記憶しています。この駐車場のGoogleマップのレビューには「車高の低い車は注意」といったことを書いている人が多く見られましたが、実際に地面が舗装されておらずワイルド?な駐車場でした。到着した時点でギリギリ数台停められるという状況で、準備をしている間に何台か到着してほぼ満車状態となりました。ここに停められない場合、この駐車場に向かう道中に何箇所か見かけた駐車スペースに停めるのだろうか・・・?2台停められるスペースに1台で停めている空気読めない車がいたことが印象に残っています。そういう車はどこにでもいるが、何故詰められないのだろうか。

ドライブ中に見えていた大菩薩嶺はそこまで雪があるようには見えませんでしたが数日前のネットの山行記録ではツボ足になったというような情報もあり、また前回の丹沢の反省もあるのでサングラス持参です。日焼け止めはどこか途中で塗ったような記憶があるようなないような。さて、準備ができたら早速出発。しょっぱなから順調に高度を上げ・・・てるけど道が・・・ない?

最初から道を間違えた。

地図を見ると最初は沢沿いを歩いているはずなのに今いる場所は尾根を登っている。登山口まで戻ると、一番最初に微妙に分岐しているのを発見。

分かりづらい分岐

この写真、山に登るというくらいだから右奥に進むのが正解かと思いきや左側にある沢方面への下りが正解でした。近づいてみたらちゃんと看板もあり・・・気づいて良かった。さて、気を取り直して登山再開です。時刻は7時40分くらいでした。このルートは最初から最後(山頂)までほとんど登り坂。最初のほうこそ雪がありませんでしたが徐々にルート上に雪が現れ始め、特に急な斜面で若干凍りついているようなところはアイゼンなしで歩行するのが難しくなっていきました。

まだ雪はない
最初はこんな道だったのが

雪出現
こんな道になっていきます。

快晴!
それにしてもいい天気です。

そして丸川荘へ至る直線に差し掛かったあたりから本格的に雪道になり、ここで二人とも軽アイゼン装着!入手したばかりの軽アイゼンが大活躍の先生です。

そして雪道へ
こんな道になりました。

時刻は9時過ぎ。周りは雪ですが坂続きでかなり暑く、二人とも秋の山くらいの服装です。そして9時10分過ぎに丸川荘に到着。3~4人くらいのグループが休憩しているところでした。振り向くと歩いてきた道が一直線に伸びてその先に富士山がありました。

丸川峠看板
丸川荘の先には丸川峠の看板、そしてさらに道は続く(行くのはこっちではない)。

一直線
振り返れば歩いてきた道。向かうのは左方向、大菩薩嶺へ。

ここからは日陰になるのでジャケットを着て臨みます。あとはひたすら登るのみ(ここまでもそうでしたが)。標高差400m程度を一気に詰めていきます。陰になっている斜面を歩くので時折片足を谷側に踏み抜くこともあるので慎重に歩く必要があります。ガンガン進んでいたら後ろの先生から何度か呼び止められました。「オイ止まれ」。

TBTB先生
がんばれ先生!

ガッチガチ
がっちがちに凍っている水溜り?も。

この樹林帯がなかなかに長く、先生の心が折れかけたところでようやく最終コーナーを曲がりあとは一直線に山頂に向かうのみとなりました。時刻は10時20分、登山開始から3時間近く経っています。そして10時25分。ようやく山頂に到着しました。

冬山に赤は映える!

お疲れっした!

お互い3回目の山頂、今回のルートは思ったよりもきつかった~!さて、大菩薩嶺はここからが本番です。樹林帯を抜けると雷岩がありそこからの景色は・・・

パノラマ!

どどん!

素晴らしすぎる景色!iPhoneでもこのクオリティの写真が撮れます。真冬だけあって空気が澄んでおり遥か彼方までくっきりと見えていました。

THE富士山再び
前週、丹沢からもばっちり拝んだ富士山。

THE南アルプス
南アルプスの山々。

特に南アルプスがくっきりと見えており、南アルプスの中で登ったことのある山々もばっちり見えていました。

甲斐駒ヶ岳~北岳

上の写真、右のほうで尖っている山が甲斐駒ヶ岳、真ん中らへんで冠雪している山が仙丈ヶ岳。その手前が鳳凰三山。一番左の尖った山は北岳で今年こそ登りたい。

北岳~塩見岳

まだ未踏の北岳以南の山々。写っているのは北岳、間ノ岳、農鳥岳、左のほうでポツンと一座だけ高い山は塩見岳。いずれも見事な冠雪っぷりです!

悪沢岳~聖岳

さらに南。中央の二座は右から悪沢岳と赤石岳。その左の三角形の山は聖岳のようです。まさしく未踏のエリア!今年こそ行ってみたい。

この時点で辿り着いていたのは雷岩。下の地図を見ると分かりやすいですがちょうど分岐点に当たります。

大菩薩嶺MAP

事前の打ち合わせで、ここから先はこの日の天気と二人のコンディション、稜線の様子で福ちゃん荘へ向けて下山するか稜線を歩いて介山荘へ向かうか決めることにしていました。言うまでもなく、なんの躊躇もなく、稜線に突っ込みます!この日の稜線歩きは最高の一言でしたが、ものすごい

強風。

吹き飛ばされるかと思いながら前に進んでいきました。

雪!
こんな道を進んでいく。

気取った先生
撮影スポット?で気取った写真を撮ってみたり。

待ってろ!南アルプス
待ってろ!南アルプス。

あっちから来ました。
来た道を振り返る。

強風でめちゃくちゃ寒いのにもかかわらず周辺の写真を撮りながら歩いていたのでぜんぜん前に進みません。

ずんずん
先生「いい加減に進むぞ!!」

八ヶ岳ちら見せ

上の写真、奥に見えている冠雪している山は八ヶ岳だったようです。そして中央最奥にうっすらと見えている山は乗鞍岳だったらしく、この日はかなり遠くまで見えていたみたいです。

気取った写真PART II
富士山をバックにはしゃぐ。

いただきまーす
いただきます。

ぎゃーぎゃー騒ぎながら歩いていたのでぜんぜん進みません。

怪しい人物

冬用に買ったネックゲイターが早速大活躍。みなかみで買った手袋も想定以上に使えます。見た目は非常に怪しい。

あの丘を越えればきっと
雪!雪!!雪!!!

牛歩の歩みですがようやく介山荘が見えてきました。

介山荘登場!

時刻は11時10分。コースタイム4時間に対して3時間半なので遊びながら歩いていたにしては速いほうだったかもしれません。コースタイムは冬山設定ではないのであまり参考にはなりませんが。さて、介山荘の休憩所?でアイゼンを外しトイレを借りたら、表の山座同定盤で風を避けながら食事です。休憩所でも食事を摂っている人たちがおり、ほかにも結構すれ違ったのでこの日はそれなりの人数が大菩薩嶺に入っていた印象です。

歩いてきた道
こんな

展望!南アルプス
場所でした。

冷水から沸かすのとお湯から沸かすのとでは効率がぜんぜん違う!冬山はお湯を作ってくるのが必須と言えます。食後の甘い暖かい飲み物が夏以上に五臓六腑に染み渡る。最高のティータイムでした。そして12時、存分に楽しませてもらった大菩薩嶺を後にするときがやってきました。

有名撮影スポット
さらば、大菩薩嶺。

さーて、下山!
下山開始!

ここから謎のトレラン?スイッチが入り、ぶっ飛ばして歩いた結果まずはコースタイム1時間の上日川峠に40分で到着。上日川峠は大勢の登山者でにぎわっていた印象です(これから登るのだろうか)。最後のほうの舗装された道には雪がなく、ここから先も雪がないだろうと想定してアイゼンを外したのが大失敗。再び凍った道が現れ再装着を余儀なくされます。1600m近い標高の上日川峠から標高1100m弱の丸川峠分岐駐車場までの標高差約500m。思った以上に急な下りで足にきます。介山荘で休憩していた人たちに追い越されたり、アイゼンの着脱を繰り返しながらようやく駐車場に戻ってきたのが13時50分。アイゼンの着脱にかなり時間をとられ思ったよりも時間がかかりました。何はともあれ無事下山!先生が軽アイゼンを使用した山の難易度を鑑みると、本来はこの次に那須岳が来るべきだったかもしれません。雪山の難易度としては(結果的には)那須岳>大菩薩嶺>丹沢でした。

大菩薩嶺、ログ
このときのログ。ひたすら登り、ひたすら下った約13kmの旅でした。

大菩薩嶺歩数
このときの歩数。丹沢に引き続きめっちゃ歩いています。

さて、この日の予定はまだまだ続いていきます。最終的には盟友Zと合流しますが、まずは荷解きして温泉へ。この日向かったのは車で5分程度(!)の位置にある「大菩薩の湯」。

甲州市交流保養センター 大菩薩の湯(公式サイト)
https://daibosatsu.heteml.net/

大菩薩の湯
立派?な門構え。

初めて行きましたが値段も手ごろで登山口からも近くお勧めです。長く浸かりたかったところですがこの時点ですでに14時10分。東京方面に戻ってプレゼントを買い、そこからZと合流するとなるとまったく時間がありません。30分でサクッと浴びたらすぐに出発です。この時点で盟友Zには19時から19時半に合流できると伝えてあり、この時間だと外食が難しい(緊急事態宣言の影響でどこも20時に閉まる)ので1月と同じ「部室」で夕食を共にできればという提案をしていました。温泉を出て移動経路上にある道の駅・甲斐大和に立ち寄ったのが15時15分。お土産を入手したら大月ICへ向かって移動開始。高速に乗る前に下初狩のローソンで飲み物を購入(クーポン付、安達太良山へ行く際に使用)し、その後高速で一路関東方面へ。長い一日はまだ始まったばかり!?

部活動へと続く───

2件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください