臥竜公園に行った日の朝、Fさんの部屋でのんびりしている際にペンタブとSAIというソフトの使い方を少し教えてもらっていました。以前ブログで「デジタル彩色はどうもしっくりこない」というようなことも書いていますが、特に背景等を描き込むとき、どうしても手描きだと時間がかかってしまうので手早く描けるデジタルにも魅力を感じていました。そして今回、初めてFさんの部屋でペンタブを触らせてもらい、ペンタブを購入しようと決意したのでした。以前SAIを試したときはマウスを使用しており、やはりマウスとペンタブは全然違う。まあ違うんだろうな、とは思っていたものの、安いものでも7,000円程度するペンタブを「試しに」買うところまではいけず、あれこれと考えて結局色鉛筆絵も中断している状態でした。これではいけない!と一念発起し、ペンタブをアマゾンで購入しSAIも有料版を購入。ここまでツールを整えたらやるしかない!ということでさっそく描いてみることにしました。
買ったのはこのペンタブで、中を開けるとこんな感じになっています。
さっそくPCに接続し少し操作してみたのですが、まっすぐ線を描くことでさえ難しい!!色々と検索してみても、ペンタブでうまく線を描けるようになるには「とにかく描きまくるしかない」ということだったので、とりあえず最初はフリーハンドで描くのではなく以前鉛筆で描いた絵をデータ化してSAIに取り込み、ペンタブで輪郭線をトレースすることにしました。今回トレースすることにしたのは、以前色まで塗って完成させたエヴァンゲリオン初号機の絵。さっそく輪郭線をトレースしてみたのがこちら↓
ガッタガタ!!!おそらく最初はこんなもんなのでしょう・・・フリーハンドで描いていたらもっと酷いことになっていたことと思います。いずれ振り返ったときに、これくらいしか描けない時期もあった、と思いたい。頑張ってもここまでしかまっすぐに描けないので、とりあえず色をつけることに。適当に色を選んでも目当ての色にならず、今回は初回ということもあり元絵(鉛筆絵の元にした、ネットで拾った画像)の色をスポイトで拾うことにしました。これで限りなく元絵の色に近い色になりますが、いずれはスポイトで拾わずに狙った色を選べるようになりたい。色を塗った段階がこちら。同色ごとにレイヤー分けしています。
次は陰をつけていきます。陰の部分の輪郭を鉛筆絵からトレースし、その中にスポイトで元絵から拾った色を入れてきました。色塗りの段階と同様これも同色ごとにレイヤーを分けておりますが、トレースした陰の輪郭は最終的には非表示にしています。
これでほぼほぼ完成していますが、最後に反射しているてかりの部分を入れていきます。陰同様、てかり部分の輪郭線を鉛筆絵からトレースし、その中にスポイトで元絵から拾った色を入れてきました。トレースしたてかり部分の輪郭線も陰同様最終的には非表示にしています。
鉛筆絵で描いた範囲はここまでなので、一応これで完成。本体の輪郭線、てかり、陰、色、という風に、見える順にレイヤー化しています。JPEG画像として出力するとこんな感じになります。
デジタル絵最初の作品としてはまあまあと言えるかもしれませんが、とにかく線をまっすぐ描くのが難しい!色の種類が多すぎる!!と、アナログにはない苦労が多くあります。また、色鉛筆では強弱をつけられた色もデジタルだとその表現が難しく(というよりやり方がまだ分からない)、デジタル絵の修行はまだ始まったばかりです。色鉛筆の練習と並行して、デジタル絵の練習も続けていきたい。
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