岩と食欲と私達 DAY 0 & 1: 黒潮ボルダー編

ブログの更新が滞っていました。早いもので2019年も半分が過ぎ去ろうとしております。SNSにもあまり現れず「あいつは生きているのか」というような声も聞くような聞かないようなここ最近ですが、元気に生きていますし書くこと自体はかなり溜まっており「もう締め切りですよ」とI編集長に攻め立てられている今日この頃です。ということで今日から活発にブログの更新を行っていきたいと思います。

ブログ更新第一弾は、ゴールデンウィークに敢行した四国・九州旅、題して「岩と食欲と私達」旅行記です。祝日を繋げると一番長い人で有給をとらずに10連休だった今年のゴールデンウィークですが、自分も9連休、仲間たちも10連休組が多く、年始から「遠征をしよう」という声が上がり続けていました。3月上旬くらいまでなかなか予定や意見がまとまらず雲行きが怪しかったのですが、3月16日(土)の神田でOさん、Tさんと3人で飲みながらようやく大枠が決定。そこから1ヶ月強で各々準備を進めようやく実現に漕ぎ着けることができました。結果的に俺とI氏の旅の合計日数は8日間。他の年ではなかなか出来ない、思い出に残る長旅となりました。メンバー紹介から始めて旅を振り返ってみたいと思います。

チーム紹介

“自称”お酒嫌いな「Oさん」。今回の旅でお酒を飲まなければ外食の会計が劇的に安くなるということに気づいてしまいました。旅で印象に残ったのは黒豚とのこと。
グルメといえば「Tさん」。グルメクライマーの異名を持ちます。20年ものなのに妙に新しいクラッシュパッドが今回の旅でかなりの使用感が出ました。そんなクラッシュパッドは現在我が家にあります。
ファインプレーヤー「I」。旅で何度もIのファインプレーで全員が救われるということがありました。新田次郎三部作のうち現在は三部作目の「銀嶺の人」読書中。
執筆者「俺」。旅ではしゃぎすぎたのか、旅が終わってからここまで体調不良が続いていましたがようやく回復したところです。旅で印象に残ったのは海鮮でした。

今回の旅はボルダリングあり、美食あり、令和初日あり、登山あり、とイベント盛りだくさんでした。ブログは以下のように分けてお送りしたいと思います:

それでは早速、旅の前夜となるDAY 0から初日にかけて振り返ってみたいと思います。

四国編

記録は旅の前夜、4月27日(土)から始まります。合流済みだった俺とI氏をピックアップするため、20時半過ぎに御茶ノ水にOさん登場。すでにTさんが合流し車に乗っての登場だったので、ここで全員集合です。ルーフボックスを装着して積載量を増したOさんカーでしたが、それでも荷物はぎりぎり。ボルダリング用のクラッシュパッドは想像以上にスペースを圧迫します。何とか荷物を積め、出発。いよいよ旅の始まりです。この日のプランは、夜中から朝にかけて交代で運転し、翌28日の午前中から外岩ボルダリングという強行プラン。ドライバーが四人いるからこそ出来るプランです。Oさんからスタートし、Tさんに交代、その後俺に回ってきたのは三重県あたりだったと記憶しています。Tさん運転中は「静岡が長い!」と思った記憶もあります(静岡県民の皆さんごめんなさい)。三重県で交代し、愛知県大阪など通過し兵庫に入りついに淡路島方面の看板に「徳島」の文字が。その頃には後部座席のOさん、Tさんは爆睡しておりあとから聞いたところ「淡路島通過したの全く覚えていない」とのことでした。

この時点ですでに日をまたいでいるので厳密には「前夜」ではないのですが、全員運転しかしていないのでまだ前夜というくくりで話を進めたいと思います。無事四国に入ったあたりで、4人目の運転者I氏に交代。出発から四国に至るまでまったく渋滞がありませんでした。鳴滝という岩場をナビに目的地としてセットしていたのですが、到着予定時刻が5時台とあまりにも早すぎるので近くの道の駅「美馬の里」に再登録。コンビニで朝食を購入したのち、美馬の里に到着。長いドライブが一旦終わりました。

旅初日、4月28日(日)

ここからが旅の本当の始まりです。美馬の里で朝食を食べながら、この日の行動計画を再検討。というのも、到着したのが思ったよりも早く、一番近い鳴滝ボルダーに移動してしまうとあまりにも時間が早すぎるという問題が発生していたのでした。旅には参加していないO部長から四国のトポを何冊か借りており、そのなかで特に行ってみたかった『黒潮ボルダー』に行ってみてはどうかという提案をしてみるとこれが即採用。移動に1時間半近くかかるもののこのタイミングだと逆にちょうどよい時間で、関東からはなかなか行ける場所ではないということもあり早速移動することとなりました。

午前8時半くらいに岩場に到着したと記憶しています。黒潮ボルダーはトポが2冊に分かれているくらいエリアが広大ですが、その中でもまずは有名な『春野漁港の岩』に向かいました。この岩には黒潮ボルダーの中でも有名な『松風』という1級の課題があります。ここからは写真も交えながら振り返っていきたいと思います。

春野漁港の岩

見間違いようがないくらいこの場所にはこれしかないのですが、これが『春野漁港の岩』です。ちょろっと松が生えているのがポイントです。右端に歩いている赤いTシャツの男は俺です。

男女ペアクライマー

すでに1組来ていて、松風に挑戦していました。写真の女性は結果的に松風の完登に成功していました。おめでとうございます!男女ペアでしたが会話は敬語交じりで、「どんな関係なのか」と男4人で下世話な話をしていたのは内緒です。

1級と見せかけて

松風完登か!?と見せかける、『松の廊下』5級を登っているOさんです。そのほか、この岩では:

  • フエコフェイス10級
  • 松じゅん6級
  • 松の廊下5級
  • 春野漁港カンテ5級
  • 松風1級 x
  • 渚のヒールフック4級

この辺の課題をやっています。xと書いてあるとおり松風は落とせませんでしたが、通えば出来そうな印象はありました。高知まで通えば…。

春野漁港の岩にはこの岩しかないので、一通り登ったあとは次の岩場に向けて出発です。向かったのは大山岬と呼ばれる黒潮のメインボルダーエリアですが、春野漁港の岩から意外と1時間くらいかかる。移動がてら途中にあった道の駅に寄るもののあまりめぼしいものがなく、そのまま大山岬の岩場へ。食事前に少し登ろうと実際の岩とトポの写真を照らし合わせていたところだんだん疲れてきたので、登る前にまずは昼食休憩としました。

休憩中

昼食後、少し歩いてまず『浜千鳥』と呼ばれる岩を発見。このエリアは浜千鳥の岩場と呼ばれることもあるようで、位置的にちょうど真ん中くらいにある岩でした。

浜千鳥

この写真はちょうど南面と東面を写したアングルの写真です。このあと、浜千鳥で結構な時間遊びました。

ワイワイ
どう登るのかとワイワイ楽しむ。

グルメクライマー!
グルメクライマー!

6級です。
登っているのは6級課題なんですがそれらしく見えます。

この岩でスリリングだったのは『フェイスからツノ』という4級課題。課題名どおりうえのほうにツノがありそのツノを乗っ越すのが大変でした。足場が悪いので落ちたらまずいことになるという心理的なプレッシャーもあったと思いますが、登れてやれやれです。

浜千鳥で遊んだあと、一旦自由行動となりました。眠眠打破?を飲んだと思ったらそのまま車に寝にいくとう謎のOさんや、クラッシュパッドをベッドに寝始めるTさんを横目に、I氏を連れて近くの岩に移動しました。印象的だったのは『ねじまき鳥』という岩。ホールドはガバだけど多角的なオーバーハングの『ねじまき鳥』という4級課題はある意味ジム的で面白い課題でした。

ねじまき鳥
ねじまき鳥を上から撮った写真。

その壁面は10級
ねじまき鳥を眺めるI氏。何を思う?

ねじまき鳥で遊んでいるうちにOさんTさんが合流。色々な岩を触りながら巡りましたが、一番印象に残っているのは『ピヨコ岩』という岩の『ピヨコオーバーハング』という4級課題。こんな状況になります。

オーバーハング!!

この時点ですでに16時くらいだったと記憶しており、体力気力ともにぎりぎり!それでも完登出来たので個人的には満足です。上で紹介した課題を含め、大山岬では:

  • 浜千鳥の巣6級
  • フェイスからツノ4級
  • ねじまき鳥4級
  • ガリゾウ5級
  • ピヨコオーバーハング4級
  • ピヨコフェイス7級
  • ピヨコの秘密4級 x
  • ダブルフレーク6級

この辺の課題をやっています。出来なかった『ピヨコの秘密』は岩ががりがりすぎて時間帯的に指が対応できなかったというのが理由ですが悔しいのでまた行きたい。

車に戻った時点で16時半。実に8時間も遊んでいたことになります。夜通し運転して8時間岩を攀じるというのはよほど物好きな人たちなのでしょう…。印象に残っているのは、車の近くにいた猫。こいつが車に侵入しようとしたりバッグに噛み付いたりとやりたい放題。困ったやつでした。

困った猫でした。
困った猫。

こちらのジャンルの方々も。
車を停めたすぐそばには釣り人も。

クライミングのあとといえば温泉です。色々と調べた結果、高知黒潮ホテルにある『龍馬の湯』という日帰り温泉に行くことにしました。前夜から活動しっぱなしの疲れた身体には最高の癒しとなりました。龍馬の湯の印象は、壁に龍馬の相関図があったことと、露天風呂に用意されていた電気風呂がやたらと痛かったことです(あとマッサージの子が可愛かったのも覚えています)。

高知黒潮ホテル: 龍馬の湯
https://ryusei-family.com/spa/

全員温泉からあがったら、次は夕食です。鰹の塩たたきで有名らしい『明神丸』というお店に予約を取ろうとするものの行列で予約は無理とのこと。色々検索してみると『酔鯨亭』という高知市内のお店が「席が空いたらお電話します」とのことで、移動に30分程度はかかる見込みだったので電話を待ちつつ移動することにしました。

高知市内に入りコインパーキングを探していたところ、適当に入った駐車場がまさかの酔鯨亭割引がきく駐車場で、200円で時間制限なし!キャラが強烈なおばちゃんが受付をしていたことを覚えています。おばちゃんを連れ立って酔鯨亭に行ってみたところ「まだ電話しておりませんが…」と困惑顔をされたものの、おばちゃん効果があったのか二階の席をすぐに用意してくれて入れることとなりました。

外観

ディスプレイ

酔鯨亭
https://www.suigeitei.co.jp/

他のメンバーがどうだったのかはわかりませんが、ここの店員さんはみんな方言を話すので俺はそれだけでメロメロでした。九州四国の方言は可愛い。それはさておき、食事です。写真で振り返りたいと思います。

塩たたき
塩たたき

どろめ
どろめ(鰯の稚魚)、のれそれ(黒アナゴの仔魚)

青さのり天ぷら
青さのり天ぷら

どれも高知名物だそうで間違いなく日本酒に合うラインナップだったのですが、全員ドライバーなので飲めない。店名にも使われている高知の地酒『酔鯨』のラインナップが豊富で実にそそるのですが

飲めない!

メニューのどれを頼んでも日本酒を飲みたくなりそうだったので、ここでは軽く食べてラーメン屋へ移動することにしました。道中、『はりまや橋』なる観光名所もありチラッと寄りましたが、今調べてみると『日本三大がっかり名所』なんて言われているそうで…。

赤い橋

たしかにどうだったと言われても「赤い橋だった」程度にしか記憶にありませんが、がっかり名所とか言われていると知ると可哀想にも思えてきます。

それはさておき、今回行ったのは『蔵木』というつけ麺メインのラーメン屋さん。食べログの評価も高く多少の行列は覚悟していましたが、3組程度しかいなかったので助かりました。ここは『牛モツつけ麺』がイチオシということだったのでこちらをいただきました。

製麺処 蔵木 (食べログ)
https://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39003834/

蔵木外観

たっすいが?
キレがないのはダメだ!みたいな意味らしいです。

牛モツつけ麺

うまい!!美味いです。系統としては濃いつけダレや柑橘系でさっぱりさせるなど、つじ田のつけ麺に近い気がしました。とはいえラーメン通なわけでもない自分が偉そうなことは言えず、ただただ美味しかったと言うにとどめておきたいと思います。

岩、温泉、飯、と3点セットが終わったので宿へ移動です。宿、なんて書きましたが道の駅です。ええ、道の駅です。この旅は幸い(?)なことに車中泊でも野宿でもなんでもこいなメンバーが揃っているので宿代はほぼかかりません。『宿代は安く済ませて食事を堪能しよう』というのが旅のテーマのひとつであったような気がします。…少なくとも自分はそう思っています。

朝立ち寄った道の駅に向かう途中、これまた朝立ち寄ったコンビニに再訪し朝食など物色しているとまさかの朝と同じ店員さんが!いったい何時間シフトなのか…!?と勝手に一人驚いていたところ、他のメンバーより「いや夜勤担当でしょきっと」と突っ込まれる。

高知のコンビニ事情を考察しているうちに道の駅・美馬の里に到着しましたが残念ながら駐車場が埋まっており、すぐ近くの道の駅・貞光ゆうゆう館に移動することにしました。ここは2016年の旅の最中、剣山に登った際に利用させてもらった道の駅です。まさかこんなかたちで戻ってくることになるとは思ってもみませんでした。駐車場はあまり広くなかった印象だったのですが、実は第二駐車場があることが発覚。トイレは遠くなるものの静かで広い第二駐車場に移動し宿とさせてもらうことになりました。

こうして超長距離運転から始まった旅の一日目は幕を閉じ、天気に悩まされることになる二日目に移行します。

『四国横断編』に続く→

3件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください