Prefectural Peak Hunting 33: 剣山

11月12日、この日は車で1時間半くらい離れた剣山の登山口・見ノ越まで行かなければいけなかったので、目覚ましをかけていつもよりも早く起床。食事をパパッと済ませ、見ノ越に6時過ぎに到着しました。既に車がかなり停まっており、多くの車が無人だったので既に出発済みか前日出発した人たちがいた模様で、これなら登山口で泊まってもよかったか・・・?なんてことを思いつつ、支度をして6時半出発。もちろんリフトは使わず(というよりまだ運行していない)、神社の鳥居をくぐって登山開始です。


登山口に当たる剣神社の鳥居。毎回、登山口ではドキドキとワクワクと不安が入り混じった感情が押し寄せてきます。


緩い坂道を上がっていき、35分くらいでロープウェイの駅に到着。

ロープウェイの駅からはいくつかルートが分岐しておりますが、そのうちの一つ、次郎笈(じろうぎゅう)という剣山の隣の山に手早く行けるルートは道が崩落しているらしく通行禁止になっていました。


右側が地図上では行けることになっていたルート。現地に来てみないと分からないこともあります。

地図で説明すると、上の画像上端の「にしじま」というロープウェイの駅から、大剣神社や剣山頂上ヒュッテを経由せずに水場(御神水)を通過するルートが通行止めになっていました。

さて、ロープウェイの駅から15分くらい登ると、大剣神社という神社に辿り着きます。「天地一切の悪縁を断ち 現世最高の良縁を結ぶ」と、なんとも力強い言葉が書かれており、神社の後にあった剣のような立派な岩石は調べてみると「御塔石」という御神体ということでした。確かに、御塔石は存在感が際立っていました。


神社と御塔石。悪縁を断ち切れるよう参拝しました。

ここからさらに20分くらい進むと、頂上直下の「剣山本宮宝蔵石神社」に辿り着きます。山頂付近にある神社としては富士山や立山月山がインパクトがありましたが、ここの神社も実に立派でした。


2,000m近い標高にあるとは思えない。


山荘も立派な建物でした。

山荘が既に開いていたので御朱印を頂けるか訊いてみたところ、「シーズン中の週末であれば直接書いて頂けるが、今は用意してある用紙に日付を入れるのみ」とのこと。せっかくここまで来たので、別紙になりますが御朱印を頂いていくことにしました。


頂いた御朱印。

さて、ここまでは全く疲れることなく到着しましたが、長いのはここから。まずは剣山頂上を目指します。


神社(右)と山荘(左)の中間にある階段を登ると頂上への道に繋がっています。

頂上に至るまでにテラス(東側)とテラス(西側)というのがあり、せっかくここまで来たので両方とも行ってみました。


テラス(東側)に至る道。男女のペアが既にいました。


東側からの展望。雲海が神々しい・・・!


頂上周辺の木道の状態。表面が凍っていてツルツルでした。


テラス(西側)に立って来た道を見る。


西側からの展望。今見ていて気付きましたが中央に聳えている山がこの縦走の2箇所目の目的地・三嶺。

ここから歩いて1分くらいのところに、剣山の山頂があります。


なにかと思ってとりあえず写真を撮っておいたのですが・・・今調べたらこの中央に埋もれているのは三角点!!
こんな状態の三角点は初めてです。


山頂にいる方に撮って頂きました。


山頂からの絶景①、次郎笈に至る道。


山頂からの絶景②、この先の目的地・三嶺(写真中央)。


上2枚の写真の光景をまとめて撮ったパノラマ写真。

剣山の登頂で自身43座目の百名山です。まだ半分に至っていませんが、夏の旅開始時点ではたったの4座(富士山、八ヶ岳槍ヶ岳丹沢山)だったので今年に入って怒涛の勢いで増えました。

さて、この日の行程からいくと剣山登頂は序盤の序盤。屋久島の宮之浦岳山頂で話した人たちが「なにかと絡めないと、剣山往復だけでは物足りない」と言っていたように、たしかにこれで下山してしまっては物足りなさが確実に残ります。剣山に関しては大山のこちらも頂上で話した方(四国の方)より「四国の山には熊がいないけど唯一剣山にいるらしい」という話も聞いており震え上がっていたのですが、上の登頂写真を撮って下さった方からも「剣山では10年に1度くらい熊の被害が出る。朝刊の記事に載らないように」なんて脅され、ここにきて再び熊の恐怖再来です。とはいえ止めるはずもなく、そのまま先に進む。歩くこと30分、隣の次郎笈に到着です。次郎笈から剣山を見た光景が冒頭の写真で、快晴の中まさしく絶景でした。


次郎笈山頂。


三嶺に至る稜線。もう最高の一言。

ここからは高知の最高峰・三嶺に行く行程になりますので、別ブログにてまとめます。

三嶺登山編に続く→

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