Prefectural Peak Hunting 8: 立山(大汝山)


剱岳山頂から望む、立山。

8/24。立山駅前の駐車場で5時過ぎに起きて朝食を摂り、支度して駅へ。行列の中始発(正確には始発から10分後の臨時便)のチケットを購入し、ケーブルカーに乗り美女平へ行き、バスに乗り換え室堂へ。ケーブルカーとバスで一気に2,450mまで上がるというのはなんとも言えない気分でした。上高地みたいな雰囲気を想像していましたが、上高地よりもさらに観光地な雰囲気で、どうも登山意欲が湧きにくい。


どうも観光地な雰囲気が拭えない、そして分厚すぎる雲!!

火山ガスで非常に硫黄臭い中、歩みを進めると徐々に登山道らしくなってきてようやく登山意欲が湧きだす。少し歩いてから、GPSのログアプリを起動させ忘れていたことに気付き立ち止まりスイッチオン。危うくログを取り忘れるところでした。


ようやく登山道らしくなってきました。

この日の目的地は剱沢キャンプ場でしたが、室堂から直で行くと早く着きすぎるので奥大日岳まで足を延ばすことに。が、せっかく足を延ばしたものの曇りで何も見えない!!8/23を一日天気待ちにあてましたが、この日も終日曇りで歩きやすいのは良いのですが展望は望めませんでした。歩いていると前回の縦走でも何度か見かけた雷鳥が。今回の個体はやたら目の上が赤くて綺麗な個体だったので、写真に収めました。


目の上が赤い雷鳥。調べたところ、これは雄で興奮しているサインなのだとか。そういえば近くにもう一羽いましたがあれは雌だったのだろうか…?

景色もなく雨が降る前に早くテントで落ち着きたかったので、早足で歩きコースタイムよりかなり早くキャンプ場に到着。受付けをしていると、前回の縦走中に五竜山荘で停滞している時会ったパトロールのお兄さんとばったり!!「五竜山荘で会いましたよね…?」とお互い同時に気付く。なんでも、強制的に休みを取らされ、せっかくの休みなので富山まで足を運んだとの事で、今回はプライベートで山に入っているそうです。不思議な縁があるものです。そんな彼は翌日剱岳を登り、北方稜線から下るということでした。ご無事に!

受付けを済ませ、テントを張って中でリラックスしていたらパラパラと雨が。ギリギリで雨に降られる前にキャンプ場に到着したようです。その後も雨が降ったり止んだりを繰り返していましたが、一瞬だけ15:30くらいに剱岳の全貌が見えました。


一瞬だけ、翌日に登る剱岳の全貌が!ギザギザでカッコ良い山塊です。

止まない雨に不安になりながら、ブログを書いたり本(今回持ってきたのは前に買った本の中の「万能鑑定士Qの事件簿VI」)を読んで過ごしていたところ、トイレに行くため20時前に外に出た時点では星空!明日に希望を持ちながら、寝る準備に入りました。

※※※

8/25。3時台に起きたところ、月が見えており天候はどうやら晴れ。朝の数時間だけ晴れている、という事もよくあるので、チャンスを逃してはならないと4時に出発しました。早足で歩みを進めていったところ、前剱手前で夜明け。空は青く、剱岳の山塊で隠れていましたが前々週から前週にかけて歩いた稜線がくっきり!山頂から全貌を早く見たくてたまりませんでした。

稜線が雲に覆われる前に山頂に着くぞ!ということで飛ばしたところ、剱沢キャンプ場から2時間ちょいで山頂に到達。昨年読んだ「点の記」を頭の中で振り返りつつ、あの時代で、もちろん鎖も何もない状態で、初登頂を狙うとなるとかなり大変だったんだろうな…なんて思いながら登りました。


山頂にある祠。

山頂はこれ以上望めないくらい快晴!360度最高の景色が広がっていました。前回の上高地~日本海の縦走路が槍ヶ岳から白馬岳にかけてバーン!と目の前に広がっており、ただただ呆然と目の前に広がる景色を眺めていました。


一番奥に見える稜線の三角のとんがりが槍ヶ岳、その手前の王冠みたいな山塊が立山。


写真中央あたりで尖っているのが針ノ木岳、その奥の稜線が蓮華岳。その針ノ木と蓮華の間、遥か彼方にうっすらと富士山。
富士山の左、地平線の彼方に八ヶ岳、右に南アルプス。


右に三つ見える山が全部合わせて爺ヶ岳、太陽の下あたりで二つ尖っているのが鹿島槍ヶ岳、その左のピークが五竜岳。


その全てを収めたパノラマ写真!白馬岳方面だけの写真は撮り忘れましたが、この写真の左の方に白馬岳と鑓ヶ岳が見えています。


立山をバックに。右後ろに薬師岳、その左に黒部五郎岳、笠ヶ岳、水晶岳、と見えており、水晶岳から赤牛岳もくっきりと見えました。

今までで一番長い、山頂に1時間の滞在。個人的にはこれで満足しきっていましたが、今回のメインは富山県の最高峰・立山(大汝山)に登ることなので、残りの行程のためテントをデポしたキャンプ場までリターン。キャンプ場に着いた時点で剱岳を見てみると、こんな状態に!


雲に覆われた山頂。

本当にラッキーでした。見えない力に感謝です。さて、キャンプ場には9時半前に着きましたが、休憩しているうちにキャンプ場上空にどんどん太陽が照ってきて、日差しが肌を刺すくらいに。前夜の雨で濡れたテントを乾かすチャンス!ということで、撤収する前にテントをひっくり返して乾かすことにしました。結局キャンプ場には10時過ぎまで滞在。


9:26時点。


10:11時点。

ここから立山に登り返すわけですが、道中ちょっとしたハプニングが。ガスっており別山に登らなくてもいいか、と思い別山の巻き道(と思っていた方向)を少し進んだところ、反対方向からおじさんが来て「雄山はここをまっすぐでいいんですよね?」と俺の向かうのと反対方向を指してくる。「いやいや、私が今向かっている方向に雄山があるはずですよ」と応えたものの、「いやいや、雷鳥沢から剱御前を経てここに来ているのでそんな筈はない」とおじさん。おかしいなぁー、と思いながら地図を見てみると、結局俺の凡ミス!!

地図上方の剱沢キャンプ場を出て、最初の分岐点でコースタイム40分の道を行き、次の分岐で破線の巻き道を通るはずが、何故か俺は剱御前小舎の方向へ向かっていたのでした。向かい始めてほんの数十秒の時点でおじさんに話しかけられたおかげですぐに間違いに気付けたという点では、おじさんに本当に本当に感謝です。そうでなければ、おそらく剱御前小舎で気付いたと思います。分岐手前で他の人に「巻き道は分岐を右、這松の中を通っていく」と言われたのが頭にあり、さらに脳内地図では剱御前行きの道がここにあることを完全に忘れていた事が原因と思われますが、剱岳での光景で満足しきって残りの行程に対しての意識がおざなりになっていたというのもあったと思います。

いかんいかん!と、気持ちを切り替えて、そこからは地図をこまめに確認し進みました。(それでもさらに真砂岳の巻き道で少し迷いかけましたが…この辺は分岐が多い!)そんな事もありながら、12:30に大汝山登頂!今回の目的を達成しました。


山頂でポーズ!


連れてったダンボーも。

大汝山の先には雄山がありますが、こんな山の上に立派な社務所等が建てられており心底驚きました。さらに驚いたのは、まあ自分の知識不足のせいでもあるのですが、神社がある場所が山頂ということ!こんなパターンは初でした。山頂では今後の登山安全の祈祷とお祓いをしてもらいました。


階段を登った先が山頂です。


社務所。ここって3,000mですよね!?


社務所から撮った写真、山の上にいるとは思えない。

少ししたら下山。相変わらず観光地臭が強い室堂に辟易しつつ自分の車に戻り、この日は風呂に入って、翌日は1日ゆっくりする予定だったのですが…。

続く→

赤い太線がこの日の行程。最初GPSアプリをオンにするのを忘れていたので、地獄谷あたりで始まっています。初日は奥大日岳をピストンし剱沢小屋(キャンプ場)で一泊、2日目は剱岳をピストンし大汝山を通り室堂に戻っています。上のグラフのとんがっているのが剱岳(ピストンしたので形が左右対称)、右の方の王冠みたいなのが立山でしょうか。しかし、今回描いた線はきたない!やはり縦走するなら一筆書きがいいですね。

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