思い出の場所は白馬岳(中編)

前編に引き続き、白馬岳登山記録の中編です。ようやく始まった登山。このとき登山を開始した登山口は初めて来た場所で、未踏区間は新潟県最高峰・小蓮華山まで続きます。初めての登山口、初めての登山道はいつでもワクワクします。さて、先生も初めてのこの日の登山道。しょっぱなから結構急で先生は出鼻をくじかれた感じでした。

ひぃー
ひぃー。

前日髪にパーマをかけており髪をまとめられない先生は、サラッサラの髪をぶん回しながら歩いていました。この日の天気は雲ひとつない大快晴。ゴンドラに乗ったあたりでは少しガス?も見えていたので心配でしたがまったくの杞憂でした。8時50分ごろ、まず目指していた白馬乗鞍岳が見えてきました。大大大快晴です!

白馬乗鞍岳、なかなかの坂
9時過ぎ撮影。なかなかの急坂に見えます。

一部紅葉している
一部紅葉していて綺麗でした。

乗鞍岳に登り始める直前あたりの休憩スポットだったと思います。多くの人が休憩しており我々もそこで休憩することにしました。そこでこの時期よく山に持ってきていた粉末のスポドリを作ろうとしたところ、どれだけ探しても二人のザックの中に見つからない。おそらく車の中に忘れてきたようでした。これでパワー回復を狙っていた先生はがっくりしてしまいます。それでなくともこの日はとんでもなく忘れ物ばかりしていたので、自分たちのふがいなさ?にも落ち込んでいたようでした。少なくとも致命的にまずいものを忘れたわけではない!ということで、人が増えてきたこともあり間髪要れずに出発します。

テンションの下がりきった先生にイラついてしまいつい速度を上げて一人先行してしまう俺。もっとこう、広い心を持ちたいものです。本当に。勝手な行動をした罰なのか、岩場を登っている最中に何かしらの動物のう○ちに触れてしまう。前日からのバッタバタが山行序盤も続いていた印象です。

振り返れば天狗原
少し登って振り返るとそこには天狗原。特徴的な山の形状はおそらく高妻山

この時期は雪が融けてしまっていたのか雪田の横断はなくひたすら岩場を登っていく感じでした。そして少し険悪になりながらも乗鞍岳山頂に10時ジャストくらいに到着しました。

白馬乗鞍岳登頂!

ほとんど休憩せずに先に進みます。何故ならこの先には(きっと)絶景があり、その絶景を見れば落ちた先生のテンションが回復することを確信していたから。そして歩くこと数分。期待の絶景が目の前に飛び込んできました。

白馬大池が綺麗過ぎて

白馬大池。

待っていたのはこれ!白馬大池です。二人の顔に笑顔が戻りました。一瞬で。こんな景色を見れば嫌なことも忘れられます。何度でも戻ってきたくなる、白馬大池はそんな場所でした。先生いわく「天国だ」。

池が綺麗過ぎる!

キラキラしてます

大池と山小屋と

二人で動画を撮影したりひたすら写真を撮ったりしながら進みます。

昇天。
すっかりご機嫌。天に召されました。

白馬大池山荘に10時半到着。5分程度休憩します。国道通行止めから始まり、疲れで朝起きられず予約したタクシーに間に合わないというハプニングや、普段は考えられないくらいの忘れ物をしたりなどたくさんのことがありましたが、こんな景色が拝めるのなら「ここに来て良かった」とその一言に尽きます。休憩を終えたら改めて出発。

色づく山!
色づき始めた山が非常に綺麗。次はあの山を目指します。

歩き始めて10分くらい。奥に小蓮華山も見えてきました。

右奥に見えてきたのが小蓮華山
右奥に見えているのが小蓮華山。

さらに10分くらい経って振り返ると、そこには白馬大池がどーん!と見えていました。

振り返れば池があんなところに。

右奥に見えている山々は行ったばかりの火打山妙高山!いろんな山に行きましたが雨飾山も含めてこの辺はかなり好きなエリアです。

山小屋がミニチュアのよう
アップにすると小屋がミニチュアのよう。

ここから先の15分くらいはしんどい坂が続きます。先生が「歩幅と歩くスピードを常に保つ」というロボット歩きを考案?したのはここだっただろうか。記憶ではここだった気がする。そんなしんどい坂を登りきるとそこにはビクトリーロードが待っていました。

もうちょいで次の目的地
まず目指しているのは船越ノ頭。

11時20分より少し前に船越ノ頭到着。ここで誕生日プレゼントにともらった抹茶の羊羹を食べたと記憶しております。コスパ抜群の羊羹のさらに抹茶味!超回復です。5分程度休憩して、再出発。向かうのは新潟県最高峰、小蓮華山!

小蓮華山はもう少し!
ゴールは見えている!

あのとんがりは剣岳!?
あれは剣岳!?

白馬鑓ヶ岳
白馬鑓ヶ岳がどーんと構えている。

出発してから25分くらいして振り返ると、白馬大池がすごい高い場所にあることが一発で分かりました。

天空の池ですね

このあたりはどこを見ても絶景!見所がたくさんありすぎて先に進むのがもったいないと思うくらいでした。

白馬三山!

この写真に写っている名峰の数々。左奥のほうにはこれまた行ったばかりの常念岳から、鹿島槍ヶ岳~五竜岳、槍ヶ岳、立山~剣岳、そして白馬三山。絶景過ぎる。

こちらは日本海側。

そして違う角度を見れば海!!どんな場所ですかここは。

かっちょいい先生
かっちょいい先生。髪ブワッ。

そして12時5分過ぎ・・・

恒例の、三角点ターッチ!

まずは小蓮華山に登頂!先生は初、俺は2016年の全都道府県の最高峰を巡る旅でここを目指して上高地から歩いて以来2度目の登頂となりました。さて、とてつもなく空腹だった二人はまず飯!晴れているうちに白馬岳に行きたいので飯は白馬岳あたりか?なんて話が出た時もありましたが待てません。時刻も12時過ぎとまさしくお昼時。担いできたホットサンドメーカーを展開しポテサラとシーチキンをはさんで焼く!

天空のホットサンド
天空のホットサンド。

隣の大学生グループ?が俺と先生がホットサンドメーカーで具材を焼いているのを見て「あれいいよね」とか何とか言いながら山の食事の話題に花を咲かせているのを聞いて内心誇らしかったのは内緒です。13時前まで滞在し、荷物をザックに詰めなおしたら何度目かの再出発。この旅の一番の目標である白馬岳に向かうときがやってきました。

茶番です。
抜けない~!

草紅葉?だろうか
山頂付近は草紅葉?みたいになっており綺麗でした。

いったん標高を下げてから白馬岳に登り返します。15分程度歩いて振り返ったら真っ白?な山と青い空のコントラストが素晴らしい。

白い!砂浜的な

13時半少し前に、歩き続ければ日本海に到達できる雪倉岳方面と白馬岳方面の分岐点に到着。懐かしさが込み上げてきました。また来たよと、そんなことを言いたくなる心境でした。

この先は日本海
この先に進めば日本海へ。

小蓮華山を出てから1時間。この日二度目のビクトリーロードが現れました。

ビクトリーロード!!

ここの景色がまた最高すぎて天界にでも来たのではないかとすら思える。動画を撮りながら「この山は過去行った色々な山を塗り替えている」という話題で盛り上がる。日光白根山の五色沼を超えた白馬大池、浅間山のビクトリーロードを超えたこのビクトリーロード。荒業を使ってなんとか予約を入れて本当に良かった。この週末は大当たりでした。そして14時10分ごろ。

登頂!白馬岳

登頂!目標の白馬岳に快晴の中到着できました。

お疲れ様!!
お疲れ様!

あたりはすごい人。標柱のあるあたりから少し離れたところに腰掛けて二人で休憩します。さて、この時期はずっと「山の上で行ないたい」と思っていたことがありました。それは先生に結婚したいという意思表示をすること。大天荘の星空もかなり良かったのでそこで伝えようかとも考えましたが「山小屋よりも山頂がいいかな」と思いそこでは思い留まりました。白馬岳の山頂、ここは先生が以前から来たい来たいと言っていた場所でもあり大快晴のこの日は絶好のチャンスでした。しいて挙げれば昼よりも御来光を見たタイミングのほうがいいのではとも思いましたが、御来光が見られずガスったら伝え損ねてしまいます。標柱にたどり着いたあたりからこの場所で言おうと決めており、そのせいか標柱で撮った写真の表情がかたいような。

隣に腰掛けて楽しそうに動画を撮影している先生。俺にレンズが向けられたのでそのタイミングで言ってしまうか!?とも思いましたが喉元まででかかっている言葉が口から出て行かない。人の往来があったからというのもありますが、思っている以上に緊張するものです。「そろそろ結婚考えなきゃね」みたいな予防線のような前振りのような言葉だけ何度も伝えた気がします。そして14時10分から20分の間のどこか。標高2,932m、快晴の白馬岳にて───

結婚の意志を伝えました。

覇気がなくぼそぼそと伝えたのは登山で疲れていたからだと先生は思っているようですが、そうではなく緊張しきっていたのであれが精一杯だったのです。なんて言えばいいか、どうやって言えばいいかなんてことを考える余裕はなく、とにかく伝えることに精一杯でした。ぼそぼそと伝えた大事な内容でしたが、2,932mの場所で無事受け入れていただきました。

あとから鰻屋さんにて友人らに「断られたら下山もできないし詰んじゃうじゃん」と突っ込まれましたが、結果オーライということで。こうして山頂にて一大イベントは終了しましたが、登山はまだまだ続きます。

後編へ続く

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