飛騨・北信越の旅 DAY 7: 天空の雨飾山

長かった旅もついに最終日。締めくくりの山は昨年秋に充電の旅と称していろいろな場所に出かけていた際に登った雨飾山となりました。昨年登った際は天気こそ良かったものの膝に蓄積したダメージが限界を超えており下山がギリギリの状態。今年はそんなボロボロだった昨年の自分を超える意味も兼ねた登山となりました。

8月14日(金)DAY 7(最終日)

4時台起床、登山口のある雨飾高原キャンプ場到着後すぐに支度し5時20分には登山口に立っていました。前回停めた登山口目の前の駐車場は埋まっていたので下の駐車場に停めたと記憶しています。

登山口

この時点ではまだ少し曇っていましたが1時間も歩かないうちにどんどん空が快晴になり、一度標高を下げて雨飾山を目の前に見据える荒菅沢に出た時点でこの天気。

快晴!!

晴れた!!

山頂に立つまでもなく、晴れるだけでも気分が浮き立つ。なにか科学的な根拠があるわけではありませんが、登り始めからハエや羽虫が飛んでいるとその日は晴れ、虫の活動が全然ない場合は曇る、という傾向がこの旅では確かにありました。白山の日は出だしから虫がまったくおらず、雨飾山のこの日は確か最初のほうで飛んでいたとそんな風に記憶しています。さて、この旅は曇りが多かったので晴れるだけで感動もひとしお。ただ、晴れるとその分かなり暑い。特にここから先の山頂まではかなり急な坂道なので汗だくになりながら山頂を目指しました。道中、まだ時間は6時台なのにも関わらず下山してくる人がいる。あまりにも時間が早いので「日帰りですか?」という質問を日帰りルートしかない山で聞いてしまう俺。そりゃ日帰りです。寝ぼけていたのだろうか。

そして歩くこと1時間強。急坂を登りきり山頂まであとわずかという場所までたどり着きました。

ゴールが見えてきたぞ・・・!
山頂まであとわずか。快晴!

そして7時40分過ぎ。この旅最後の山頂に到着しました。ここは長野と新潟の県境。長野、岐阜、石川、そして新潟───実にたくさんのところに足を運ぶことができ大満足の旅となりました。

山頂にて、3人

山頂は最高すぎる環境で、風が少し強く8月中旬なのに涼しいと感じるくらいでした。

絶景!

景色が最高すぎる!先生曰くここは「天空のカフェ」。この環境でお茶できるというのが最高すぎます。雨飾山は今のところ二連勝中。苗場山同様、相性がいいようです。相変わらず何飯か分からない食事を摂ったりお茶したりしながら、1時間20分ほど山頂で過ごしました。

山が好きなんです。
山を好きでいて良かった・・・!

ここは天空のカフェ
天空カフェにて。

9時くらいになると少しガスってきましたが、この時点でもまだ日本海のほうまで見えていました。

日本海側

さて、ぼちぼち下山を開始します。女神様はこの日も健在でした。

無礼な奴
無礼者!

雨飾山は武尊山苗場山に負けず劣らず花が咲き乱れていました。一部紹介したいと思います。

雨飾山に咲く花たち

  • 右上・・・アカバナシモツケソウ
  • 右下・・・ヤマアジサイ
  • 左下・・・オオバキボウシ
  • 左上・・・マルバダケブキ

雨飾山に咲く花

  • ハクサンシャジン

前回は膝に激痛が走っておりギリギリの状態での下山となりましたが、今回は軽快なステップで駆け下りていきます。かなりの人が登ってきていたので良いタイミングでの下山となったかもしれません。この日は下山中も快晴で実に気持ちの良い旅最後の登山となりました。

森林浴!
森林浴しながらの下山でした。

下山!!
11時20分、登山口着。

休憩舎におられる
登山口にある休憩所?にはツバメ?がいました。

荷解きをしたら早速向かうのは温泉。地域が違うだけでやっていることは毎日同じですが、山と温泉はセット。必ず向かいます。前回行ったのと同じ雨飾荘に行ってみたところコロナの影響で宿泊客しか受け入れていないとのこと。雨飾荘の方に近くに温泉がないか確認してみたところ、山を降りて右折すれば道の駅に併設されている温泉、左折すればサンテインおたりという温泉施設があるという。道の駅は混んでそうだったのと帰るのと反対方向になるのでサンテインに向かうことにしました。看板がわかりづらく一瞬通り過ぎてしまいそうになりながらも無事サンテインに到着。山頂は涼しいくらいでしたが下界は暑いのなんの。なんともレトロな雰囲気のサンテインおたりは宿泊も可能な温泉宿で、雨飾荘の方からは「とろりとした泉質」の温泉と聞いていました。印象に残っているのは檜の浴槽の水風呂で、水風呂にしてはそこまで温度が低くなく実に気持ちよかったのですが、調べてみたところ檜の浴槽に満たされていたのは加温されていない源泉そのもの!そりゃ気持ちいいはずです。

サンテインおたり(公式サイト)
https://www.santeinn.jp/

雪どけサイダー
風呂あがりのサイダーは栂池限定雪どけサイダー!

温泉のあとは昼食です。色々調べて向かったのは「農かふぇ白馬そだち」という地元の食材を使った料理が楽しめる食事処。到着したのが13時40分でランチの営業は14時まで(店舗自体はカフェとして17時まで営業)。ぎりぎりのところで滑り込みました。注文したのは夏限定の「夏野菜の天ぷら定食」と「レアチーズケーキの白馬いちごソース」。言うまでもなくどちらも旨い!!また是非来たい場所となりました。

天ぷら!

このあとはちょっとした用事ですぐちかくの飯森駅に立ち寄り、その後お土産を買いに道の駅・白馬へ。ここが予想をはるかに上回る

密!

この様子で結果的に諸外国のような事態になっていない日本は、やはり衛生感が違うのか、それともウイルス自体の特性が異なるのか・・・。激混みの道の駅でお土産を無事入手したら、ようやく帰路に就きます。まずは先生を岡谷付近の駅に送り届けるべく向かいましたが、どう頑張っても数分間に合わない。打開策を模索し、結果その数駅先まで向かえば同じ電車に乗れるのでは?と提案したところ少し先の駅であれば出発数分前に着けそう。ということで乗る予定の電車とのレースのような状況で可能な限り急いで駅へと向かい、電車が出るほぼジャストに駅のホームに到着。なんとか先生を送り届けることができました。

さて、送り届けた駅は長野の南のほう。残された俺とI氏はまず諏訪まで戻り、長距離ドライブに備えてメガシャキで活を入れ車にはガソリンを補給。時刻は18時過ぎ。この時期は連休も終盤の金曜日で、土日ほどではないにせよUターンラッシュが既に始まっており例のごとく中央道は大月あたりで渋滞が始まります。中央道の大月~八王子らへんの渋滞は本当に何とかならんもんか・・・。乗り続けても降りて一部下道で移動しても所要時間が変わらなさそうだったので大月ICで降りることにし、下道を延々と走って高尾山ICで高速に乗りなおし、圏央道、関越と経由して埼玉方面へ。無事I氏も送り届け、最後は下道で自宅のある千葉方面へ。近所のスーパーに到着したのが22時半過ぎのことでした。

こうして非常に充実した飛騨・北信越を巡る6泊7日の旅が終了しました。今年の夏はこのあとさらに日本各地に足を運びまくったのでお盆の旅が遠い昔の出来事のように思えますが、まだ3ヶ月前のお話。夏はまだ、始まったばかり。

飛騨・北信越の旅編 完

余談

お盆最後の二日間は土曜日をボルダリング(ジム)、日曜日を7月25日に購入しこの時期どっぷりやっていたFFXを全クリすることに費やしました(総プレイ時間:40時間を超える)。翌週末も山に行こうと、旅を終えた翌日の土曜日に間髪いれずに五竜山荘に問い合わせてみたところ9月上旬まで埋まっているという絶望的な回答。蛇足ですがこの時点でI氏に伝えた「常念岳と鳳凰三山日帰りは今年度中に挑戦したい」というのは結果的には達成できました。火曜日の時点で週末の各地の予報は曇りや雨。木曜日の時点でかろうじて土曜日の男体山が晴れのち雨というなんともいえない天気。この週末は山は断念しレストに充てることとし、土曜日はFateの劇場版第三弾を見に行き日曜日はボルダリング(ジム)。もはやどの課題か記憶にないが(QとDだったか・・・)前々からの宿題だった3級課題を落とせたとクライミンググループに報告していました。

そして8月最後の週末。再び山に向かいます。次回は金峰山登山編───

3件のコメント

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