※件名の通り自分への戒めとして書いたブログです!※
屏風岳に登った日の話。道の駅・天童温泉から“恐怖の駐車場”までは国道13号線を経由するのですが、この道がどうも飛ばしすぎてしまう感じの道。この朝も隣の車につられて飛ばし気味で移動していたのですが、その隣の車が急激に減速するので「ん?」と思って少し上を見るとそこにはオービスらしきものが!「なにぃ!?」とその”オービスらしきもの”を凝視しながら減速し通過しましたが、これ以降「撮られたのか、それとも撮られていないのか」ということが頭をもたげることになります。登山中も”速度超過で免停食らうのではないか”という恐怖が頭をもたげており、どうも集中できませんでした。この悩みをなんとか頭から振り払うことが出来たのはこの日の夕方頃になります。
下山後、流れ的には麓の刈田嶺神社に寄るというのが普段の自分なら選ぶ行動で、そこへは駐車場からさらに奥へ進む道路を進み、山を反対側へ降りればすぐに辿り着けそうでした。が、この時点ではまだオービスの件が頭をもたげており、居ても立ってもいられなかったのでとりあえず一度その場所に戻って実際にそれがオービスだったのか確認してみることにしました。オービスじゃなさそうならそれでよし、オービスだったとしても全く光らなかったので問題はない(なら行かなくても?とも思いますが、この時は本当に不安でいっぱいでした)。無駄というか不毛な行動にも思えますがとりあえず朝来たルートを逆走し道の駅まで戻り、そこで引き返し朝来たルートを辿りました。
まだかまだか・・・と思いながら走行していると、山形大橋の付近で”それ”を発見。1km程度手前に「無人速度取締実施中」という看板もしっかりと出ていました。やれやれ・・・と思いながら「で、結局撮られたのか撮られていないのか」と悶々とした気分になりながら、ガソリンが(無駄に)減っていたので付近で一番安い値段をつけていた有人スタンドに入ることに(有人スタンドといえば敦賀に行く途中で立ち寄ったGSを思い出します)。
今回は給油ついでに敦賀で確認頂くのを忘れていたタイヤを見てもらうことにしました。時間が出来たのでオービスに関してさらに突っ込んで調べてみると、今回のはHシステムというタイプで、発光したら「後ろを向いていない限り通常なら気づく」らしい。「この付近のオービスは40km/h以上違反していないと反応しない」というような話も飛び交っており、とりあえず「撮られていない」ということで自分の中のもやもやに決着をつけることにしました。そもそも今回の旅でオービスを意識したのはこれが初めてで、既に撮られている可能性だってある。そのときはそのとき。既に経過してしまった過去は変えることが出来るはずもなく、変えられる今と未来に意識を向けることにしました。今回こういったことが起きたのも「意識改革を起こさせるためだったのだ」ということで、夕方になってようやく前向きないつもの自分が戻ってきました。
そうこうしているうちにタイヤのチェックが終わり、話を聞いてみるとなんでもひび割れはあるわスリップラインが殆ど露わになっているモノすらあるわで、相当劣化しているとの事。しかも左前のタイヤのバルブが破損しており空気が漏れているという。雨の日や急カーブを曲がる際、毎回車が悲鳴をあげる上に動作が鈍く「タイヤかな」と思っていたので、ある意味予測どおりではあるのですが、それにしてもタイヤ交換となるとかなりでかい出費。担当してくださった真摯な方と相談し、値段交渉もした末交換することに決めました。貧乏旅行中にこの出費はかなりでかいのですが、まあ車は「家」なので家賃と思えば妥当といえば妥当です。「このタイヤで雨の高速を走ったら”アウト”です」と真顔で言われた俺は、自分の命とタイヤを天秤にかけたのでした。
近くのコインランドリーで洗濯を済ませ、1時間程度経ってから戻ってみるとタイヤの交換が完了していました。エンジンオイル・CVTオイルを敦賀で交換し、バッテリーは問題なし、さらに今回タイヤも交換したので、車はかなりフレッシュな状態。オービスの件でもやもやした気持ちにも決着をつけ、気持ちを新たにGSを出発しました。
自分のせいで不安に陥り、せっかくの登山を気持ち的な面では棒に振ったことを忘れずに胸に刻み、今後は安全運転に努めます。
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