さようなら、全てのエヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオン。

小学生のとき、ミュータント・タートルズの次の番組として始まったエヴァの第一話を観た感想は「なんか怖い」。そしてシドニーで改めてTVシリーズを観て抱いた印象は「意味わからん」。それでもエヴァ関連のフィギュアを購入したり、新劇場版が始まってからは序と破、特に破の展開に震えるほど感動したり、Qの展開で開いた口がふさがらなかったり。最近ではシンカリオンでのコラボで歓喜の声を上げたりと、なんだかんだ少年から大人になるまでエヴァンゲリオンという作品は自分の割と近い場所にいたような気がします。

そんなエヴァンゲリオンの最終作、シン・エヴァンゲリオンが今年の3月より上映開始しれ観客動員数をガンガン伸ばしているようです。かくいう自分も2回見に行った口。今回のブログでは待ちに待ったシン・エヴァンゲリオンを先生と見に行った日と、二回目を盟友Zと見に行った日のことを振り返ってみたいと思う。

3月8日(月)上映開始

3月8日(月)。この日は待ちに待ったシン・エヴァンゲリオンの上映開始日。公開初日のレイトショーで見に行こうと思って調べてみたところどの映画館も緊急事態宣言の影響でレイトショーを行っていない。細かくコロナの影響を受けます。相談した結果週末に先生と見に行くことになりました。この週はネタバレを踏まないよう細心の注意を払って過ごすこととなります。蛇足ですがこの日は前日のマクロスデルタ応援視聴で激眠い。もはや勢いでしたねあれは。この週末は土曜の天気がどの地域もダメっぽかったので、山に行けないとふんでシン・エヴァ鑑賞は土曜日で考えていました。相談の結果、土曜日の11時30分からシン・エヴァを見ることになりました。

3月13日(土)初回視聴

3月13日(土)、11時30分の回でシン・エヴァンゲリオン鑑賞。書きたいこと、想ったことはたくさんありますがとにかくまずは初回視聴を終えました。映画の感想はブログ下部にまとめたいと思う。シン・エヴァを観終わりパンフレットを購入したらすでに14時半でした。駐車代が無料の時間内に映画館を出て、近所でお茶+軽食しようと立体駐車場から表に出たところ・・・

豪雨。

とんでもない大雨です。運転が怖くなるくらいのとてつもない大雨。外に車を停めて喫茶店に入る、という一瞬の屋外ですらはばかられるくらい激しく降っていました。立体駐車場のある近くのモールに行こう、と決めてモールへと移動します。結局屋上に停めることになり一瞬の屋外を走って屋内に入りました。パンフレットを眺めながら大戸屋で食事していたところ、パンフレットに同封されていた小冊子で先生がこんな広告を見つける。

なんだってー!

なんだってー!スモールワールズと言えば2月23日(火)に盟友Zから教えてもらったばかりで行ってみたいと思っていたところ。3月末だとぜんぜん時間ないな、と思いましたがこの日の夜調べてみたところ映画の上映がずれた影響で特典の期間もずれている。

まだまだ、余裕で期間中

先生、ナイスです。この時点で盟友Zにさっそく翌週末に先生と三人で行かないかとお誘いしました。結局このパンフレットを持参して翌週末含め2回行くことになります。エヴァンゲリオン関連施設としてはかなり満足度の高い施設でお勧めです。

そして3ヶ月を経て盟友Zと二回目の視聴に行くこととなります。

6月19日(土)二回目

この日は出勤日でしたが、有給を取得して盟友ZとEVA一色のEVA DAYを過ごす予定でした。が、なぜか前日の夜から盟友Zと連絡がとれず当日の朝になっても連絡がつかない。どうなっているのかと心配していたら集合時間の10時少し前に部屋のブザーが鳴る。訝しみながら確認すると、そこにいるのは盟友Z!なんでも、前日から携帯が行方不明で誰とも連絡が取れないらしい・・・なんか前にもあった気がするぞ、こういうこと。なにはともあれ合流できたので早速「プロフェッショナル 庵野秀明スペシャル回(録画)」を視聴。この日はプロフェッショナルを見てからシン・エヴァを見に行こう!という予定だったのです。こんな人のもとじゃ絶対働けねぇーーー!と二人で応援(?)視聴したら、13時からのシン・エヴァを見るために近所の映画館へ移動します。

さようなら!
さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

追加カットがあるということでしたがどこにあったのか俺もZもまったく分かりませんでした。二回分の映画の感想はブログ下部にまとめて放出します。鑑賞後、映画の余韻に浸りたくて主題歌のCDを買いました。

One Last Kiss
サンマルクで撮影。

One Last Kiss、不思議な余韻を残す主題歌です。エヴァの最後の作品の歌だからかノスタルジーすら感じる。

もういっぱいあるけど
もう一つ増やしましょう
(Can you give me one last kiss?)
忘れたくないこと

Last Kissではなく’One’ Last Kissであるあたり、「最後にもう一回」みたいな印象を受けるタイトルです。「もう一つ」増やしましょう、とも言っているあたり、個人的な解釈としてはこの歌はエヴァンゲリオンという作品自体のことを歌っているのかな?と思ったり。最後にもう一回、シン・エヴァはそんな作品な気がする。

そして序と破の主題歌Beautiful World。これはもう、個人的には「残酷な天使のテーゼ」以上にエヴァの主題歌として刻まれている曲。新劇場版が始まった時点で、エヴァンゲリオンを初めて見た小学生の頃からずいぶんと時が経っていました。懐かしいのに新しい、新劇場版とはそんな作品でした。どうしても昔を思い出すこの作品の主題歌は、個人的な解釈としては「過去の自分に向けた歌」ではないかということ。

寝ても覚めても少年漫画
夢見てばっか 自分が好きじゃないの
何が欲しいかわからなくて
ただ欲しがって ぬるい涙が頬を伝う
(中略)
どんなことでもやってみて
損をしたって 少し経験値上がる

ジャンルはまったく異なりますが曲のテーマとしては矢沢永吉の「もうひとりの俺」に近いのかな~。と、そんなことをこの曲を聴きながら思う。

さて、お茶の後は近くの模型屋で時間をつぶし近くの駅で先生を拾います。この日先生は岡本太郎美術館に友人と行っていたらしく、以来なぜか「太郎がさ」と知り合いどころか昔からの友人のように岡本太郎を呼ぶ。Zと先生と3人で近くの家電屋?のおもちゃコーナーでわいわいと騒ぎ、ここでZと解散。この先もう訪れることのないであろうエヴァ一色の一日が幕を閉じました。

こうして映画館で二回見たシン・エヴァンゲリオン。傑作とか名作とか良作とか、そういう言葉では表しきれない不思議な余韻を残す作品でした。エヴァンゲリオンという作品の登場人物たちが、エヴァンゲリオンという作品を卒業するのを見送るような感覚。そしてそれを見届けることで自分自身もエヴァンゲリオンから卒業するという寂しいような肩の荷が下りたような感覚がありました。全てに決着をつけて、きっと主要キャラクター全員が一歩前進したんだろうと思う。

幼少のころから見知っていたエヴァンゲリオンの完結編は、キャラクターたちが作品を卒業して前に進み始めたのを見届けることで観客も同時にエヴァンゲリオンからの卒業を味わえるという、今までにない体験型の映画だったように思います(あくまでも自分が見た印象ですが)。これはエヴァンゲリオンが近い場所にいた期間が長い人であればあるほど感じることだったと思います。こんな映画体験はもしかしたらこれから先味わえないかもしれない。そう思わせるくらいすごい映画でした。

エヴァ初号機完成!
昔描いた初号機。

特にプロフェッショナルを改めて見てからシン・エヴァを鑑賞したことで、この先シン・エヴァを超えるエヴァンゲリオン作品は現れないだろうという確信を得ました。番組を見て庵野監督とスタッフさん一同が心血注いだことが伝わってきたし、作品からもそれがひしひしと伝わってきます。何回観ても、きっとあの終わり方で良かったのだろうと思う。必ず訪れる「作品との別れ」の瞬間が、エヴァの場合20年近くかかったんだろうと、きっとそういうことだと思う。「終わってしまった寂しさはあるけど、これが最後で最高傑作」。これが盟友Zと俺のシン・エヴァに対する感想です。

さようなら、全てのエヴァンゲリオン。

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