山口放浪記其の一: 出会いの連鎖、一夜の宿。

前回のブログより引き続き、関門海峡を渡ったところからです。北海道、本州、離島、四国、と経て、関門海峡を渡ったことで九州編も終了し、旅も残すところ中国地方の山口・島根・広島のみ。島根と広島はひとつの山で最高地点を共有しているので、山としては残り2座だけということになります。

九州にいるとき、今年北アルプスで知り合い名古屋で再会を果たしたMさんから連絡が来て「山口市に親しくしている山の先輩がいるので一夜の宿を頼んでもいい」というありがた過ぎるオファーを頂いておりました。行程を調べてみるとこの日のうちに山口市まで行けそうだったので、急でしたが前日のうちにお願いしておいたところOKという返事。助かります!

ということで、関門海峡を渡ったあとは山口市を目指しました。渡ってすぐの下関には赤間神宮という神社があり、壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀っておりさらに平家一門を祀る塚もあるという。つい先日、五家荘の平家の里で安徳天皇の話を知ったばかりだったのでこれも何かの縁と思い、赤間神宮に行ってみることにしました。駐車場の場所がよく分からず彷徨いながらもなんとか辿り着き、その駐車場からはついさっきまでいた門司港が見えました。

遠くに見えるのが前回のブログで写真を載せた門司港レトロエリアの展望タワー。時を遡ること8年前、2008年当時は山口出身の子と付き合っており、そのとき一度下関に来たことがあります。今、当時の写真を振り返ってみたところ、角度は違うもののレトロエリアの展望タワーが写っている写真を発見!

このときは、10年近く経って自分が今のような旅をしながら再び下関にやってくるとは夢にも思っていませんでした。今から8年後、俺はどこで何をしているのだろうか。そんなことを思いながら、道路を渡ったところにある赤間神宮へ。

この形、どこかで見たな・・・と思っていたら、日光の日光山輪王寺にあった徳川家光公の御廟への入り口「皇嘉門」と似ているのでした。


こちらは徳川家光公の御廟への入り口「皇嘉門」。

皇嘉門の案内板には「中国明朝建築の竜宮造りで、別名を「竜宮門」と呼ばれています」とありましたが、赤間神宮の門も同じく竜宮造りなのだろうか。奥には本堂があり、御朱印も頂いてきました。

ここには重要文化財に指定されている「長門本平家物語・全二十冊」などもあり、見学することができます。そんな赤間神宮から移動し、次はこの日最後の目的地・Mさんの先輩Sさん宅のある山口市へ。17時に伺う、と言っておきながらナビの到着予定時刻が17:15前後を示しておりやばい!と思いながら飛ばしていきましたが、最後の最後に少し迷って結局17時半前着・・・遅れてすみません!Sさん宅では、まさしく至れり尽くせり。寝床と食事がすでに用意されており、食事がとにかく豪華!!


鰹、鮪の子供、鯛、鯵。海の幸三昧!!カボスのような柑橘はヘベスというそうです。


鍋も鯵がたっぷり入っていて豪華でした。

途中奥様も合流されて、記憶だと4時間以上山の話をしながら飲んでいたと思います。当時毎週のように御在所岳にクライミングの練習に行った話・・・山でやった闇鍋(箸で掴んだら食べないといけないらしい)の話・・・ペミカン(初めて知りました!)の話・・・MさんやSさんの山岳会は「ジャックナイフの気持ちを持った人たち」というくだりは実に熱かったです。ちなみにこの日一番の名言は「69歳の結論。女には勝てない。男は所詮釈迦の手のひら」です。肝に銘じておきます。Mさん、引き合わせて頂きありがとうございました!この夜、Sさんに翌日の山口観光の要所を教えて頂いたので翌日はそのプランに沿って動くことになります。

※※※

翌11月26日、本日。朝7時半に起き出すとすでに朝ごはんが用意されており、旅の間に食べた中で一番豪華な朝ごはんとなりました。重ね重ね、ありがとうございました!!食事を済ませたら出発。忘れ物を取りに戻ったり、取りに戻る道中道に迷ったり、バックしてたらタイヤが一瞬縁石に乗り上げたりと、なんともトラブル続きな朝でしたがどうにかこうにか第一の目的地・常栄寺雪舟庭に到着。国指定史跡及び名勝に指定されている庭園は実に渋く、見応えがありました。

庭園を楽しんだあと向かったのは国宝に指定されている五重塔が見られる瑠璃光寺。ここが実に良かった!!国宝で五重塔というと羽黒山の五重塔を思い出しますが、全体の雰囲気としては瑠璃光寺の五重塔のほうが個人的には好きです。1442年に建立されたということで、実に570年以上前。晴れの日も雨の日も570年以上ここに建ち続けたのか・・・なんてことを思いながら眺めていました。五重塔が池に完全に反射していたのが実に良かった。瑠璃光寺にて御朱印も頂きました。

五重塔を堪能したあとは前日の平尾台に引き続き、山口のカルスト台地・秋吉台へ。日本のカルスト台地としてはおそらく一番有名なのが秋吉台だと思います。個人的には、カルスト台地自体の景観よりも、秋吉台の中を走る「カルストロード」をドライブした体験が良かったです。どちらかというとバイクで走るほうが気持ちよさそう。Final Fantasy VIIのCG映画Advent Childrenのエンディングを思い出します。氷室恭介のCALLINGを聴きながら俺も疾走してみたい。


天気が良いほうが見ていて気持ちがいい、カルスト台地。


こんな道を走り抜けます。

秋吉台を通過したら、この日予定していた最後の観光地・松陰神社へ。もともと、日本海側ということで遠く行こうか迷っていたのですが、前夜Sさんに「絶対行かなければいかん!」とお勧めされたので行くことにしていたのでした。日本の夜明けの一端を担った松下村塾がそこにはありました。


講義室、ここで後の世で偉人と呼ばれる人たちが勉学に励んでいたのか・・・。


錚々たる塾生の顔ぶれ。


松陰神社。


至誠。シンプルで渋い御朱印です。

松下村塾に寄りこの日行く予定だった観光地は全て巡りました。気持ちを山モードに切り替え翌日の天気を調べてみると・・・寂地山は雨!天気的に山に入るのは厳しいので、翌日は寂地山がある岩国市の観光をすることにしました。この時点でまだ13時前。時間的にはまだ早かったのですがとはいえ他に行きたいところもなかったので、例の如くスタバを探してみるも相当遠くまで行かないとない!いつもの流れで次点の漫画喫茶を探すと、少し離れていましたが益田に漫画喫茶があったのでそこに移動することにしました。松下村塾は「明治日本の産業革命遺産」の構成遺産のひとつとして世界遺産に登録されており、漫画喫茶に移動する道中にあった別の構成遺産「萩反射炉」にも立ち寄りました。

益田までは日本海沿岸をずーっと走りますが、途中食事ができそうなベンチとテーブルがあるパーキングがあったので立ち寄って昼食にしました。線路と防波堤、海岸のコラボレーションもまた良い。


こんな風景のところです。

そして今、移動した漫画喫茶でこのブログを書いています。このあとは道の駅・ピュアラインにしきに移動して、明日は上に書いたとおり岩国市を散策する予定です。

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