広島放浪記其の二: 鹿だらけの島、宮島。

凍えるように寒い道の駅・スパ羅漢で一夜過ごし、翌12月2日は宮島観光です。朝一で移動し、8時くらいに事前に調べておいた駐車場に到着(ボートレース宮島駐車場、一日500円と安い)。前日までは曇っていたものの、この日は絶好調に快晴でした。日本三景、松島は車で通過したのみになりましたが、今回はちゃんと訪問します。宮島まではフェリーで行きますが(そりゃそうですが)、石垣島→竹富島ほどではないもののかなり近かったです。8時半のフェリーに乗ったのに宮島口側で降りる人(学生の団体御一行様)が大量にいたのはどういうことなのだろうか・・・一泊してきたのでしょうか。

宮島に着いたらまず、鹿の多さに驚き、人に慣れすぎていてさらにびっくり。山ではしょっちゅう鹿を見かけますが、ここまで慣れている鹿には会ったことがありません。屋久島といい、島にまでいる鹿はマジで全国どこにでもいるのだろうか。


到着してすぐに撮った写真。左奥は豊国神社の五重塔、右奥が有名な大鳥居です。

大鳥居は思っていたよりも遠く観光本などに載っているような写真を撮るのは難しい!厳島神社も、海側から撮らないとあの独特の雰囲気を表すのは難しいです。


厳島神社本堂にて、正面に見えるのが大鳥居。変なポーズで写真を撮ってる人たちが。ウィトルウィウス的人体図?


こんな雰囲気の境内でした。


頂いた御朱印。

残り三頁だった平泉・中尊寺金色堂で購入した御朱印帳。新調するべく、厳島神社で二冊目を購入しました。中尊寺金色堂のものよりサイズが一回り小さいもの(というよりこっちがスタンダード?)で、絵柄が可愛らしい。

宮島には社寺仏閣が多く建立されており、社寺好きな自分としては実に楽しい観光となりました。


大願時。


大願時の御朱印。


豊国神社と五重塔。


豊国神社の中。


豊国神社の御朱印。

豊国神社にて、ちょっとしたトラブル?が。参拝しようとしたら小銭が全くなく、財布の中に一万円札しかない。受付のおばちゃんに両替をお願いしたところ一万円札は厳しいとのことで、「下のコーヒー屋さんが両替してくれるのでは」と教えてもらい行ってみることに。コーヒーを飲むわけでもなく両替だけお願いすると、かなり嫌な顔をされて「銀行に行って下さい」の一言。紆余曲折あり商店街の銀行に辿り着き、ようやく無事両替を済ますことができました。豊国神社に戻っておばちゃんに話すと「あら、ごめんなさい」とのことでした・・・色んなことが起きる毎日です。ちなみに五重塔に関しては、今まで行った中の一番はやはり山口県・瑠璃光寺の五重塔です。

豊国神社の近くには塔之岡茶屋という茶屋があり、事前に調べていた情報で名物?の「太閤力餅」が食べられるという事なので行ってみました。10時少し前に着きましたが10時開店らしく、少し早かったのですが入れてもらえました。

ちなみに、太閤力餅の由来はこんなことだったみたいです(上の餅の皿の下に挟んである紙です):

太閤力餅を食べた理由は、この日予定していた弥山に登るエネルギーを得るため!山旅が終わってやれやれというところですが、宮島には弥山という山があり頂上からの展望がいいということを知って登らないわけにはいきません。餅を食べたあとは弥山への登山口?がある大聖院に移動しました。ここ大聖院から、二冊目の御朱印帳に突入です。神社とお寺で御朱印帳を分ける方も多いようですが、俺の場合は一冊で統一して埋まりそうな時点で次の御朱印帳を購入・・・というパターンにしようと思っています。御朱印帳との出逢いもまた巡り合わせな気がしています。


広い境内でしたが、こちらは本堂。


頂いた御朱印。


境内から出て少し歩くと、登山口がありました。

宮島に観光に来て、再び登山口から山に入ろうとしている。物好きだと自分でも思いつつ、2.5kmなら1時間くらいだと見積もって出発しました。少し歩くとスペイン人風のカップルがいて、分岐で少し悩んでいたので最初は無視したのですが戻って案内板の内容を説明しました。特に彼女の方はどう考えても山登りに適した服装ではなかったので「急坂で、2km以上あります。ロープウェイもありますよ」と言ったのですが「せっかくなので歩いて登りたい」とのことでした。無事登頂できたのだろうか。


こんな石段がひたすら続きます。

石段がひたすら続きますが、石段の辛さなら羽黒山の2,500段近い石段の方が断然上。比較対象が極端かもしれませんが(苦笑)、予想通り1時間くらいで山頂に到着しました。


山頂からの景色①、廿日市を望む。


山頂からの景色②、能美島を望む。

なんでもここには皇太子殿下も来た事があるとか。皇太子殿下といえば大菩薩嶺にも行ったみたいですが、さすが登山好きで百名山に登りたい(Wikipedia情報)だけあって色々と行っています。富士山には皇太子殿下が初めて登った際の「プリンスルート」なんてのもありますしね・・・。

弥山には山頂付近に弥山神社という神社がありますが、保存修理工事中で中に入ることが出来ませんでした。この弥山神社も含め、弥山の山中にあるお堂や神社は大聖院の境内みたいです。山頂から少し下ったところに霊火堂という別のお堂があり、そこは「弘法大師空海御修行の護摩の火が1,200年間消えずに燃え続けている」そうで、その火は”消えずの霊火”として有名とのことでした。別名「不消霊火堂(きえずのれいかどう)」。

この写真の左下に、記念碑みたいなものがあり何かと思って見てみると・・・

また出た恋人の聖地!!那須岳浜野浦の棚田に引き続き3ヶ所目です。俺なら恋人がいても宮島で弥山には来ないような気がしますが・・・。


認定とかあるんですね・・・どんな基準?


ここでも御朱印を頂きました。

下山には登りとは別の紅葉谷コースを使い、あっという間に下山。これで大体宮島で見たかった箇所は巡ったので、フェリーに乗って宮島口に戻ることにしました。


下山後すぐに見かけた仲の良い鹿達。可愛い姿をしていますが、植生を蝕む害獣なんですよね・・・。


下山後、松原から望む厳島神社と豊国神社、五重塔。


遭遇した結婚式ご一行。おめでとうございます!

この日の干潮は17:22ということで、そこまでいれば大鳥居まで歩いていけるということでしたが、この時点でまだ14時前だったので別の観光地に向かうことにしました。その観光地とは

「呉」。宮島口から呉は少し距離がありましたが移動することにし、結果的にこの判断は大正解でした。

呉観光編に続く→

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください