関東放浪記: クライミング、餃子、そして大菩薩嶺。

前回のブログを青梅のスタバで更新したあとは道の駅・八王子滝山に移動し車中泊。そして翌10/1。朝のうちに残り少しだった稲妻6を読み終わり、そのあとはスーパーで買い出しして「小平天然温泉テルメ小川」へ。前日の雲取山の汗を流しました。そして立川へ移動、北口に24時間1,000円の駐車場を発見しそこに駐車。車内からロープ、クライミングシューズ、チョークバッグ、をザックに入れ、クライミングジム・パン2の最寄り駅・中野島へ。履歴を見ると最後にパン2に行ったのは2015/8/30!1年以上経っていました。当時のブログにも書いていますが、ドイツのお客さんを連れて富士山に登り、山中で一泊して下山後清里へ移動し山岳会の新歓に参加、その翌日に行ったパン2でした。慌しかったのですが充実した日々だったのを懐かしく思い出します。

パン2には14時過ぎに到着、すでにクライミング仲間のOさんとNさんは到着しており、最後に会ってから2ヶ月弱経っていますが昨日まで会っていたような自然な再会でした。ボルダリングは大阪で行きましたが、リードクライミングをやるのは7/18の小川山以来2ヵ月半ぶり。5.10aまではすんなり落とせるものの10bで苦戦するなど散々な内容で、全然クライミングをしていないので至極当然な結果ですが衰えておりました。でもやっぱりクライミングは面白く、旅が終わったら必ずまた再開して登山にもクライミングにも打ち込みたい。

パン2に来たTさんと合流して、18時半くらいに立川に着けるよう17:40くらいにパン2撤収。立川でクライミング部・部長のOさんも合流し行った先は「ダンダダン酒場」!ここには今年の6月に天王岩に行った帰りに寄っており、行くのは2回目。30分程度待ってからの入店となりましたが、相変わらず肉汁たっぷりの餃子は激ウマでした。


前回行った際ブログに上げた写真に写っていたのと殆ど同じ料理。
餃子はもちろんのこと、油淋鶏(ゆーりんちー)や馬刺しなど他の料理も美味い。

旅を始めて以来人と酒を飲み交わすのは初めてのことで、単独行でひたすら山に行くのも楽しいですが人と交流するのもまた楽しいし大事なことだなと改めて実感。と、ここから自分の想いをどんどん綴っていったらいつの間にか膨大な長さになっていたので別ブログにまとめました。

楽しすぎる夜を過ごしたあとは友人らに別れを告げ駐車場に戻り車中泊。翌10/2は起きれないと思っていましたが早起きが身に染み付いているのか朝5:30に目が覚め、次に登る予定の甲武信ヶ岳~三宝山を半分登りテントを張るか、位置的に少し手前にある大菩薩嶺(百名山)に登るか散々悩み、経路上にあるのに通過するのもどうかと思ったので大菩薩嶺に登ることにしました。

登山口には9時前に到着。支度をして、9:10頃出発しました。この日は予報が午後微妙で、これが甲武信ヶ岳に突っ込まなかった理由でもあるのですが、出だしは快晴で後半ガスが多少上がってきましたが結果的に雨には降られずに済みました。

今回は画像左下のロッジ長兵衛から福ちゃん荘でルートを唐松尾根にとり、登頂したあと下山は時計回りで戻ってくることにしました。道中標高1,700m以上の山中とは思えない立派な施設がいくつも出現。勝手にマイナーな山域だと思い込んでいましたがかなりの人が入っておりむしろ人気の山域?ということを知りました。


出だし直後、木漏れ日が気持ち良かったです。


福ちゃん荘、これで1,720m地点です。下界にしか見えない。


ちなみにここは皇太子様も来たことがあるらしい。

唐松尾根は事前の情報どおり展望がなく、また山頂も西吾妻山のときみたく展望が全くないところにありました。

 
山頂。今回はログをつけていないので山頂でアプリを開きスクショ。

この山の魅力はむしろ雷岩から大菩薩峠への稜線歩きだということを知ったのは下山時です。雷岩からの展望は多少曇ってはいましたが素晴らしく、また稜線の展望も実に歩きたくさせるものでした。途中振り返りながら登りの場合の展望も見てみたのですが、どちらかというと下っていく方が展望が良く、今回のルート選びは正解だったなと実感。


雷岩からの展望、天気が良いと富士山や南アルプスの山々が見えるようです。


下山時の稜線。気持ちの良い道。

下山途中、大菩薩峠にてまたまた山中とは思えない施設が。これだけの施設がいくつもまかなえているという時点で、やはり人が多く入っている山域なんでしょうか。


これで1,897m地点というから驚く。

岩手山の時点で22座登っていた百名山。この日の大菩薩嶺で何座になったのか、調べてみました。岩手山以降登った百名山は:

鳥海山
月山
蔵王山(熊野岳)
安達太良山
西吾妻山
磐梯山
那須岳(茶臼岳)
日光白根山
燧ケ岳
雲取山
大菩薩嶺

の11座だったので、合わせて33座になりました。旅を始める前は富士山、八ヶ岳、槍ヶ岳、丹沢山、の4座のみだったことを考えると、旅の間にかなり登ったなと我ながら思います。百名山ハントは今回の旅の主目的ではありませんが、せっかくなので通過する百名山は登っておきたいところです。9月は天候のせいで本当は登りたかった(地図もわざわざ用意した)大朝日岳、男体山、至仏山、赤城山、皇海山、に登れなかったのでこれから西に移動しながら登れるところはなるべく登っていきたい。

下山した時点でまだ12時台で、甲武信ヶ岳の登山口に行くにはまだ早過ぎるので少し足を伸ばして例の如くスターバックスへ。このブログをアップしたらスーパーへ寄って甲武信ヶ岳の登山口・西沢渓谷付近にある道の駅に向かうか・・・と思っていたのですが、普段比較している殆どの天気予報で明日は12時(サイトによっては10時)以降雨予報で明後日は一日晴れか曇り。今回計画しているルートはそもそも距離がある甲武信ヶ岳からさらに先の三宝山までのピストンになりコースタイムだけで12時間弱。燧ケ岳や雲取山などのロングハイクをこなした今、このコースタイムでも日帰りで行けない事はないと判断できますが、色々なサイトを見てみるとどうやら急登が続き体力勝負の山になりそう。燧ケ岳+雲取山で今現在膝に結構なダメージを負っているので、明日は丸一日休息にあてて明後日早朝からアタックを開始しようかと思います。

三宝山を無事に乗り切れば関東以北の都道府県別最高峰は全て登ったことになり、全国山巡りも後半戦に突入します。そういった意味では前半の集大成としてロングな甲武信ヶ岳+三宝山というのはいい意味で挑戦しがいがあるように思います。

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