2020年1月、千葉グルメ紀行

2020年1月25日(土)。この日は元々友人らと共に丹沢に登る予定が、天気が曇り予報になってしまったので色々と別案を模索し結果的に『銚子に海鮮を食べに行く』というグルメ旅を行いました。まずはメンバーを紹介します。

チーム紹介

筆者「俺」。どの場所にいても地元民に馴染みすぎる。ジャケットのせいなのか、それとも俺の何かが地元民にさせるのか…。
巨漢「S」。昨年末筑波山を共に登った男。お笑い評論家との噂も。最近はドラクエXIでインドア化が進んでいるらしいので外に連れ出したい。
元同僚「R」。当時はトロントにて「人妻カウンセラー」との異名でその名を馳せたこともある、トロント時代から交流の続く数少ない友人の一人。

それでは早速振り返っていきましょう。

二人には俺の最寄り駅まで電車で来てもらい、二人を車でピックアップしたら銚子に向かいます。午前8時半、無事全員集合。まずは近所のスーパーへ朝食+飲み物を買いに行きました。身体のサイズがでかいSさんは買う物のサイズもでかい。買おうとしていた1Lの紙パックアセロラドリンクは車内にぶちまけられそうな予感があったので却下したところ、ビタミンC豊富なペットボトル飲料に変更していました。どれだけビタミンを欲しているのか。

銚子までは下道で3時間弱、高速を使用すると45分程度短縮できます。下道で行けば到着時刻がちょうど昼時になるので、高速は使わずに下道で行くことにしました。・・・決して高速代をケチったなんてことはない。絶対にだ。

助手席に座ったSさんと、後部座席に座ったRさん。そんなに距離は離れていないにもかかわらず、「Sさんの声が低すぎる」問題により声がまったく届かない。年々声が低くなっているという疑惑もあり、この「声のBOSE化」現象により10年後くらいにはSさんの言っていることを誰も聞き取れなくなってしまうのでは?という未来を思い描きながら、徐々に銚子に近づいていきました。

このメンバーは二人とも関西出身ということもあり(?)話が途切れることがない。特に見所のない銚子までの田舎道もこの3人であれば賑やかに過ごせます。唯一の見所(?)といえば成田空港の滑走路の下をくぐったことくらいだろうか…。

11時40分くらいに銚子に到着。停めていいのかダメなのかよく分からない道の脇に車を停め、向かったのは青魚漬丼専門店・七兵衛という店です。

ツーショット
177cmある俺も巨漢の隣では小さく見える。

丼屋 七兵衛(食べログ)
https://tabelog.com/chiba/A1205/A120501/12028368/

店内に入ってみるとこの時点では満席ですぐには入れず、少し待つこととなりました。

七兵衛店内
賑わう店内。

待ち時間は5分かそこらだったと思います。メニューが豊富だったのでかなり迷いましたが、俺は極上サバの漬丼の単品、Sさんはその定食、Rさんは極上さば寿司。そして12時10分過ぎにテーブルに食事が運ばれてきました。

さば寿司
極上さば寿司。

サバの漬丼
極上サバの漬丼。

旨い!!

肉厚で脂が乗っているサバがとにかく旨い。ゆるく〆たのみでストレートにサバの風味を楽しめる寿司も絶品ですが、「特許製法の塩ダレ」で仕込まれたサバの漬けがご飯に乗った漬丼もまた最高でした。サバでここまで「旨い!!」と思ったのは初めてかもしれません。

そもそも「海鮮が美味しそう」というイメージしかなかった銚子ですが、2019年まで9年連続で水揚げ量日本一という場所というのを後から知ります。その水揚げ量の中でも特にイワシやサバの水揚げ量が豊富らしく…あまり深く調べずに入った青魚漬丼専門店でしたが、銚子といえば青魚ということで正解だったようです。

極上サバというのはあくまでも料理名とばかり思っていましたが、少し調べてみるとなんでも「もっとも脂がのった11~1月ごろに水揚げされる700グラム以上のサバ」のことを極上サバと呼んでいるらしく、漁獲量のたった1パーセントの貴重なサバらしい。まったく知らずに食べてましたが、銚子で多く獲れるサバの中でもかなりこだわったサバだったみたいです。

千葉県銚子の旨さ極まる「極上さば」(関連記事)
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/7308

食後はRさんだけ七兵衛のすぐ隣にある「つる弁菓子舗」というカステラ屋さんでお土産を買っていました。手造りのカステラが売りのこの店はお菓子作り150年の伝統を持つ老舗らしく、かなりこだわりを持ってカステラ造りをされているようです。カステラ談義でRさんが捕まってなかなか帰ってきませんでした。

Rさんのお土産購入後に向かったのはすぐ近くにある「ウオッセ21」なる施設。こちらは獲れたての水産物即売センターやレストラン、展望台などを兼ね備えた”海の幸総合センター”…らしく、よく分かりませんが面白そうだったので向かってみることにしたのでした。栃木の来らっせによく似た名前で、21とつけるあたりは名古屋のオアシス21っぽい。

到着したウオッセは魚市場と各レストランが融合したような施設。ここに入ってシドニーのフィッシュマーケットを思い出していたのは俺だけかもしれません。ウオッセまでの道中「はんぺん!はんぺん!!」と騒いでいたSさんを落ち着かせるため、はんぺん屋さん(?)ではんぺんを買って食べ歩きしながら各店舗を見て回りました。ここでは魚介類の商品を見ながら歩くのに加えて、顔つきが完全に主婦になっているRさんを見るのも楽しかったです。

ウオッセ1
タチウオが丸ごと一匹売っている。

ウオッセ2

下の写真はRさんが最後まで買うか迷ったまぐろ。左が「回転しない」寿司屋に出回るまぐろで右が「回転する」寿司屋に出回るまぐろなのだとか。結果的にまぐろは買いませんでしたが、Rさんははんぺんやサバ缶など色々とお土産を買っていました。そんな俺もサバの缶詰(200円!)を購入し後日美味しくいただきました。

お土産のサバ缶

ウオッセ内部はそこまで広いわけではなく、割とすぐに見終わりました。そしてこのあとの行動で少し迷うことになります。すぐ近くの犬吠埼は温泉でも有名なので、もともとは温泉に入る予定でいました。が、車で2時間くらいの場所にある高秀牧場という牧場にSさんのトロント時代の知り合いがいるらしく、そこに行く場合時間的に温泉はあきらめたほうがよさそうな時間帯でした。逡巡した結果、あまり来る機会もないので温泉はあきらめて牧場に向かうことに。牧場に隣接している「ミルク工房」ではジェラートや軽食が楽しめるということで、主な目的はジェラートです。事前に電話してこの日開いていることやラストオーダーの時間を確認しておきました。

ウオッセから牧場へ直行…するのではなく、ちょうど近くを通るので犬吠埼にある灯台に立ち寄りました。プランをガチガチに決めるのではなく行き当たりばったりでその辺にある有名なスポットに立ち寄りながら目的地に向かうというのが自分が好む旅のスタイルです。

灯台の駐車場のすぐそばには「犬吠テラステラス」という新し目の施設があり、ウオッセよりも賑わっている印象です。調べてみるとここは犬吠埼の地域活性化・観光振興・情報発信を目的として2018年12月に完成したばかりの文字通り新しい施設だったようで、海を一望できるカフェ、初日の出も見られる展望テラス、銚子の名産セレクトショップなどを兼ね備えたちょっとしたショッピングモールのような場所でした。犬吠埼が「日本の平地で一番早く初日の出が見られる場所」としても有名なことは後から知りましたが…。

犬吠テラステラス(公式サイト)
https://inubow-tt.com/

犬吠テラステラス
外観。ローマ字の綴りがINUBOUではなくINUBOWであるのがポイントか。

おどろおどろしい海
すぐ横は海。曇っているときの海はなんともおどろおどろしい…。

ここに来た目的は灯台に行くこと。すぐ近くにある灯台にももちろん行ってみましたが、思ったほどの高さがなくこじんまりとした印象。いやそもそも灯台はこれくらいの高さだと思いますが、時間的な問題もあり灯台に登ることは断念してミルク工房に向かうことにしました。決して一人200円という入場料をケチったわけではありません。

犬吠埼灯台

顔つきが完全に主婦になっていたRさんはテラステラスで野菜を買っていました。お土産の総重量がすごいRさんです。ここからは牧場に向けて海沿いをひたすら走ります。遠方にはなにやらすごい崖が見えてきました。

S「あれは崖か?」
R「崖やな。」

という意味のあるようなないような(おそらくない)会話をしながらSさんもしくはRさんが調べたところによると、そこは名勝・屏風ヶ浦で「東洋のドーバー」とも言われているとか。実際のドーバー海峡は見たことありませんが東洋のドーバーは言いすぎなのでは…。そんな東洋のドーバーの上を走る道は「銚子ドーバーライン」と名付けられているそうな。

ドーバーラインを走り抜け、16時前にようやく高秀牧場(ミルク工房)に辿り着きました。

高秀牧場(公式サイト)
https://www.takahide-dairyfarm.com/

買い物中のSさん
ピザを買っているSさん。

残念ながら知り合いの方は家に帰られてしまったということでしたが、せっかく来たので自家製チーズを使用したピザをまずはいただくことにしました。ラストオーダー直前に入店してごめんなさい!注文したのはクワトロフォルマッジとマルゲリータのピザ。

クワトロフォルマッジ
クワトロフォルマッジ。

マルゲリータ
マルゲリータ。

どちらも旨い!特にクワトロフォルマッジが絶品でした。さて、Sさんの知り合いこそいなかったものの、そのお母さんがSさんに会いに突然現れるという事態が発生。Sさん本人とお母さんは面識がなかったものの、トロント時代の友人ということでお母さんが会いに来てくださったようです。さらに、Sさんの友人と俺は面識こそないものの実は同時期にトロントのカレッジに通っていたというちょっとした縁もあります。学部が違ったのでおそらくクラスは一度も重なりませんでしたが、校舎内ですれ違ったことくらいはあるかもしれません。お母さんは非常に気さくな方で、以前トロントに3年間住んでいたことがあるのだとか。3人いるお子さん全員がカナダへの滞在経験があるなど、このときの3人以上にカナダに縁がある人でした。がっつり関西弁の残る関西人の方で、Sさん曰く「関東に染まらない人は実に好感が持てる」んだとかなんとか…。

スリーショット
奇縁で結ばれている3人。

ピザをいただいたあと、もちろんジェラートもいただきました。俺はミルクといちごという「乙女か!」というチョイス。好きなもん食べさせてくれ。

アイスクリームと牛

背景にいるのはもちろん本物ではなく牛型のテーブルです。ピザもジェラートも美味しかった。この辺に来ることがあれば是非また訪れたいと思います。

※※※

時刻は17時前。そろそろ東京方面に向けて戻らなければなりません。二人を送り届ける先は豊洲と日本橋。高速と下道を比較した結果あまり所要時間が変わらなかったので下道で行くことにしました。3時間弱走り、小腹がすいてきたので南船橋のショッピングモール・ビビットに立ち寄って軽く夕食。グルメ紀行の最後に立ち寄ったのはバーガーキングでした。ついでに交通費など各種精算を済ませて、再出発。フードコートで妙に盛り上がりいつの間にか30分くらい滞在していました。その後無事豊洲に着きRさんをおろし、そして日本橋でSさんをおろしたところでこの日の旅が無事終わりました。

この3人で出かけると会話が途切れることがなく誰かしらがしゃべり続けていてとにかく飽きない。おかげで3人とも翌日喉が痛くなりますが…。また近々旅をしましょう。天気さえよければ、次回こそ山へ。

そして俺は、明日からタイに行ってきます。

以下、この日の前後の備忘録
21日(火)と28日(火)分は割愛

1月20日(月)…午前中から午後にかけてようやく新年の大掃除。大掃除自体は前日の夜に開始

1月22日(水)…夜、市川妙典にあるグリーンアローでボルダリング

1月23日(木)…家にこもってお台場で遊んだ日のブログを執筆

1月24日(金)…Nさんと江戸川橋にあるT-WALLへクライミング、夜は入谷にある割烹で日本酒を堪能

1月25日(土)…今回のブログで書いた千葉グルメ紀行

1月26日(日)…盟友Zと出かける予定がZの体調不良により中止となり、俺自身も喉の調子が非常に悪い。いずれ書こうと思っていた鉄道博物館に行った日のことをブログにまとめる

1月27日(月)…1月30日からのタイクライミング旅行に向けて一気に準備を進める

1月29日(水)…今回のブログを書き、翌30日からの旅に向けての準備

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