55座目の百名山: 会津駒ヶ岳

福島旅行から数日経った8月19日(日)。この週末は各地方の山の天気予報が快晴だったので再び山に繰り出す予定でいました。土曜日の夜発で八ヶ岳にテント泊縦走するか、それとも日曜日に出発して車中泊をはさみ月曜日にどこかの山を日帰り登山するか土曜日の夜まで迷っていましたが、土曜日夜発で行った先月の赤城山が体力的にキツかったので今回は日曜日発とすることにしました。

日帰りで行ったことのない山、それでいてもちろん行きたい山、となると前々から行きたかった『会津駒ヶ岳』がまず一番に思い浮かびました。天気予報を調べてみるとばっちり。土曜日を移動日にするだけではもったいないので、途中で春日部にあるエナジー(クライミングジム)に立ち寄りがっつり登ってから登山口付近の道の駅に移動することにしました。

日曜日は午後発予定なので土曜夜は夜更かししても問題ない・・・ということで撮り溜めていたアニメを消化するべく『Fate/Zero』を朝4時まで見て就寝。インドアからアウトドアへの振りが激しすぎるのはいつものことです。

夜更かしのせいで日曜日に起きたのは午後12時。15時出発を目指していたのである意味ちょうど良いです。ブランチを済ませて軽く支度し出発。今年9回目の登山です。

旅の始まり、8月19日(日)

14時半に出発し、ジムに到着したのは16時くらい。5月に盟友Zと訪れてからの2度目の訪問です。仲間内では広いうえに課題がそこまで辛くないので楽しく登れるジムとして認知されておりますが、前回来たときは指を痛めていたので4級中心に3級をひとつ落としたのみでした。今回も指を軽く痛めてはいるものの前回よりは突っ込む予定だったので前日からワクワクしていました。

アップに4級を一本登り、そこから続けざまに3級を三本落とせたので、これはいける!と2級に移行。かなり久々に2級を一本いただきましたが、いつも通っている秋パンのグレードだと下手したら4級で設定されていそうな課題だったので少々複雑な気分です。その後も2級にひたすら挑戦しましたがゴールタッチできた課題が一本のみで他はおあずけとなりました。2級のあとは残った体力で3級に片っ端から手をつけ、結果落とした3級は八本。秋パンだったら調子が良い+得意課題という前提でも一日に落とせる3級は二、三本がいいところなので、やはりジム間の設定の差はあります。とはいえ2級や3級をこれだけ落とせれば気分は良いので、高まったテンションのまま次は道の駅へ移動です。

この日寝床にする予定だった道の駅は『きらら289』。Googleマップで簡単に調べた結果登山口から車で30分程度の場所だったのでちょうど良いと思ってここにしたのですが、到着後調べたら登山口から車で1分くらいのところに別の広い道の駅があることを発見・・・やはりちゃんと調べなければいけません。

別の道の駅があるというのはきらら289に到着したあとに知ること。とりあえずは予定していた道の駅に向かいます。宇都宮や日光など、つい最近目にした看板をひたすら通過し、那須塩原地区へ。コンビニが多く点在する国道4号を進んでいったのですが、塩原温泉に近づいた辺りから全くコンビニがなくなり、これはやばい!と、目に付いたセブンに飛び込んでこの日の夕食や翌日の行動食、水などを買い込みました。このコンビニ、赤城山に登った際に立ち寄ったコンビニのように何故か家畜臭かったです。

そんなセブンから道の駅までは60kmくらいあったと記憶しておりますが、結果的に開いているコンビニは一軒もありませんでした・・・危ない危ない。

道の駅に着いたのは23時前。食事を済ませて翌朝どうやって移動するか調べてみたところ・・・ここで登山口のエリアにもう一つ道の駅を発見!!ほぼ寝るだけという状態だったのでこの時間から移動するのは煩雑で、諦めて寝ることにしました。まあこんなこともあります。翌朝は5時起床、5時半出発予定です。

登山当日、8月20日(月)

予定通り5時に起き、食事を済ませて5時半に出発、登山口付近の駐車場に6時に到着しました。起きた時点でビックリしたのは外の気温の低さ!!東北でしかも標高の高い場所と千葉の朝とでは比べ物になりません。

駐車場は地図を見ると林道を登った先にもあるようでしたが、こういう場合の道は酷道なケースが多いので徒歩30分程度の距離だったこともあり用心して下から歩くことにしました。結果的に酷道予測ははずれ、普通の舗装道路。まあこんなこともあります。

登山口、其の一
下の駐車場から入る場合の登山口。

気持ちの良い朝
普通の車道ですが、かなり気持ち良く歩けます。

今回はいくつかある登山口の中からコースタイム的に日帰りが余裕で可能な滝沢橋という場所にある登山口を選択しました。この登山口から入ると、林道の先の駐車場からコースタイム1時間半の位置に休憩場所、その後さらに1時間半後の位置に山小屋、その後20分で会津駒ヶ岳山頂、というかなりシンプルな内容です。登山開始時刻は6時15分、下の駐車場から歩いて20分くらいでまずは林道の先の駐車場に到着。予想外のかなりの車の数でした。さすが人気の山です。さて、ここからが本当の登山開始です。

登山口、其の二
会津駒ヶ岳取り付きの木の階段。

休憩ポイントまでの1時間半はかなりの急登です。自分の中のイメージとしては赤岳鉱泉から硫黄岳までの最初の急登がひたすら続くようなイメージでした。数十分前まで寒いと言っていたのが嘘のような汗だくの状態です。寒暖差のせいなのか何なのか、歩き始めたらいきなり腕が痒い!!こんな症状は初めてでしたが、なんだったのだろうか。ほうっておいたら治ったので、本当に寒暖差のせいだったのかもしれません。

そんな痒みと戦いながら歩き続けると、何人かの人たちを追い越しました。尾瀬周辺の山は熊が出ることがあると何かで読んだことがあったので『人がいなかったら嫌だな・・・』と思っていたのですが、これだけの人がいれば大丈夫そうです。

休憩ポイントまでは視界が開ける場所もなく樹林帯の中をとにかく登り続けます。思っていた以上にキツい!それでもどうにかコースタイムよりは早く休憩ポイントに到着し、軽く休憩。ここにもグループで来ている登山者がいました。本当に人が多い。

急登が続きます。
休憩ポイントまではこんな道が続きます。

休憩ポイントから出発すると、急登がしばらく続きますが徐々になだらかになっていき、道が木道に切り替わり右側の視界が開けてついに会津駒ヶ岳が視界に入ってきます!

木道に替わりました。
道が木道に切り替わります。

左上が山頂です。
あれが目指す会津駒ヶ岳、登山道中の展望スポットより。

そのまま木道を進むと、視界が完全に開けて小屋がポツンと現れます。実に風情のある風景でした。みんなこれを求めてきているのだな~、と納得。確かに極上の風景です。

登山者が良い味出しています。
雰囲気最高です。

遠方には平ヶ岳。
左を向くと平ヶ岳。

階段を少し上がってから振り向くと日光白根山男体山、左を向くと燧ヶ岳至仏山が!!登った山が視界に捉えられるのは最高で、これもまた山登りをやめられない理由の一つだったりします。

日光の山々!
振り向けば右のほうに日光白根山、中心やや右に男体山。

尾瀬の山々!
左を向けば中心に燧ヶ岳、少し右に至仏山。

幽玄な雰囲気。
別の角度ではこんな景色も広がっています。

小屋まではたいした傾斜ではないのであっという間に到着。小屋にあった池から見た会津駒ヶ岳の絵がまた最高でした!!何回でも来たくなります。

ベストショット!

木道を進み、会津駒ヶ岳山頂はすぐそこです。最後の登りは蛭ヶ岳の最後の登りに少し似ていたような。

やたらでかい。
山頂!

山頂には9時頃到着しました。会津駒ヶ岳山頂からの展望は実はそこまでなく、会津駒ヶ岳はどちらかというと『見て楽しむ』山なのではないか、というのが勝手な持論です。それでも山頂からは色んな山が見え、遠くには富士山も確認できました!富士山手前に見えている山は赤城山らしく、ここ最近登ったばかりの山々が視界に入ります。

富士山がかすかに。
ズームしてぎりぎり捉えられた富士山、真ん中奥のほうに霞んで見えています。

かなりの空腹だったので、持参していたカップラーメンとおにぎりで昼食。食べていたら人がどんどん現れ、どうやら皆さんこの先の中門岳にも足を伸ばすらしい。全くノーマークでしたが、地図を見ると中門岳へは会津駒ヶ岳の山頂からしかアクセスできないようで、次また行く機会が現れるかどうか分からないような山でした。

地図

片道50分ということで迷いましたが、行かなかったら後悔すると思い中門岳方面へ向かうことにしました。がっつり休憩して9時半頃の出発です。

越後駒ヶ岳が視界に。
中門岳への道。左奥に見えている山の中には越後駒ヶ岳もあるらしい。いずれ登ってみたい。

気持ちの良い道
中門岳への道もかなり良い雰囲気です。

この一帯を云う、そう
一帯が山頂、ということらしく・・・。

片道50分というのは少し大げさで、普通に歩いても40分かからないと思われます。少し飛ばして歩いたので25分で着いてしまいました。会津駒ヶ岳よりも展望が良く、湿原を散策できるようになっていました。

休憩していた人とお話ししたところ、朝2時に神奈川を出て6時過ぎに登山口到着、登り始めたらしく・・・自分も人のことを言えませんが、世の中タフな人が多いです。会津駒ヶ岳方面へ戻る際はまた別の人(新潟から来たらしい)に話しかけられ、なんでもスキーの指導員の方で長野オリンピックにも関わっておられたそうで・・・。北海道の山の話で盛り上がり、知床連峰の硫黄岳をオススメされました。世の中本当に色んな人がいます。

今回のログ。目標の山を通過したところがゴールになっています。

色んな人と話している間に時間が過ぎており、山小屋に戻ってきた時点で11時。天気も最高で昼寝でもしたい気分でしたがここに住み着くわけにもいかず、下山開始です。今回は来た道を戻るだけということで、最初のあの急登を逆に下るのかと思うとげんなりしましたが他に選択肢もないので出発。出発早々、木道の脇に何故かこんなものを見つける。

なぜ?

木道製作用でしょうか、景色との違和感がハンパないです。林道の上の駐車場まではコースタイム2時間20分でしたが、飛ばしたおかげか1時間半で到着。下るなら下るでさっさと下りたいというが心情です。

やっとここまで!
登山開始時の木の階段を逆に下る。

ここから下の駐車場まで降りるのですが、その間左側に沢が流れていてせせらぎが清涼感たっぷりです。車だとこれが見えない、聞こえないなのである意味歩いたおかげといえばおかげかもしれません。

気持ちの良い沢
かなり気持ちの良い沢です。

下の駐車場の登山口には13時前に帰ってきました。

行きには気づかない仕組み。
ありがとうございます。

朝6時半スタートの13時フィニッシュなので、なんだかんだ6時間半の行動時間でした。先週の一切経山よりも長く、中門岳を入れたこともあり想定以上の長丁場となりました。下山後はすぐ近くにある日帰り温泉施設『アルザ尾瀬の里』へ。

温泉 with アブ

受付を済ませて露天風呂(露天しかないです)の扉を開こうとすると、アブ出没の注意書きが・・・。露天風呂でアブといえば十勝岳下山後の温泉で刺された苦い経験と、北アルプスの針ノ木小屋のテントサイトで足を刺された体験があります。露天なんて無防備もいいところじゃん!!と、肩まで浸かるしか防ぐ方法がないのですぐにのぼせて風呂退出。安い(500円)し雰囲気もいいけれどアブは勘弁してください!!

時間もあるし交通費節約、ということで下道で帰ることにしました。所要時間5時間・・・どこか寄り道しないとやっていられない時間なので、自分の中では定番化している登山後の餃子屋さんへ。ちょうど宇都宮付近を通過するので、調べるのも億劫ということで男体山の帰りに立ち寄ったみんみんの別店舗へ行くことにしました。

みんみん、再び
今回立ち寄ったのは高根沢店。

美味!!
相変わらずの美味です。

みんみんの餃子って良くも悪くも『特徴がないこと』が特徴な気がするんですよね。皮も具材もザ・餃子って感じで、安定して美味しい餃子な気がします。褒めているのやらけなしているのやら分かりませんが、2回行っているので気に入っているという事です!

昼寝休憩やトイレ休憩を挟んで20時前に帰宅。ボルダリングに福島の山に餃子に、と、先週の旅の一人再現みたいな旅となりましたが晴天と相まって最高の内容となりました。これだからクライミングも山も(餃子も)やめられません!!

さて、次はどこの山に行こうか。

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