GW信州山の旅 PART II: 四阿山

GW山の旅第二弾は3年ぶりとなる四阿山です。早速振り返ってみましょう。

5月3日(月)四阿山編

5時にかけた目覚ましですぐには起きられず、5時半起床。記憶ではお湯などを用意して6時に道の駅を出発しました。前日9時間を超える行動時間で登山しているのに翌朝6時には次の山に向けて行動を開始している。元気というか、クレイジーな人たちです。記憶ではこの日の予報は9時台からの午前中のみ晴れというピンポイントな予報。以前登った際山頂までそこまで時間がかからなかったと記憶していたので(記憶違いでしたが)、7時ごろ出発して晴れていそうな9時台に山頂に到着するようなイメージでいました。向かったのは登山口のある菅平牧場。道中、あまり天気がすぐれておらず予報が当たっているなと思ったのもつかの間、6時45分くらいに到着したと覚えている菅平は予想外の快晴!そして予想よりもはるかに

寒い!!

このGWが特別だったのかは分かりませんがとにかく寒い。4箇所ある駐車場のうち、登山口に一番近い駐車場は空きスペースが残り一箇所のみ。市街地からもアクセスが良く人気の四阿山です。目の前に駐車していた車に乗っていたお父さんと小学生くらい?の息子の親子が印象に残っています。後日「前線基地」で撮影した地図を載せておくとこういうルートになる。

四阿山地図

牧場ゲートから四阿山に向かい、根子岳に移動して登山口に戻る周遊コースです。朝食を摂り、7時15分に出発。この日履いたのは前日買ったばかりおニューの靴(注:ローカット)でした。GWの残雪期登山第二弾、スタートです!

北アルプスもばっちり快晴!

出発したときに撮影。遠方には北アルプスの稜線!この時点ではばっちり晴れていました。

真っ青な空
快晴過ぎる。

まだ元気なこの人。
後ろ向きに歩く、まだ元気だった先生。

今日はトレイルランナーはおらず
前回はトレイルランナーが駆け下りてきた登山口。

前回来たときを思い出しながら、まずは沢に向かって歩きます。気持ちの良いスタートでしたが、前日の疲れが残っており少しの坂を登るだけで二人とも脚がしんどい。四阿山はでだしからいきなり急登。脚に鞭打って一歩一歩進めていきます。四阿山には小四阿山、中四阿山とあるようですが看板に気づけずどこがそれぞれのピークなのかよく分かりませんでした。

冬なのか?
景色はまるで冬。

とにかくひたすら登っていきます。徐々に開けていく景色の中でひときわ際立っていたのは浅間山でした。

遠方には浅間山
スタートから1時間ちょい経ってから撮影。

噴煙が上がっている!そりゃ噴火警戒レベルが引き上げられるわけです。そしてそうこうしているうちに目指している四阿山の山頂あたりが雲に覆われていく。

雲が・・・

なにやらいやな雰囲気でした。ほかの人の記録を参考にする限り、この写真を撮ったあたりが小四阿山だったようです。道標に小さく書かれていたようですがまったく気づいていない。さて、前日は眠くてパワーの出ない俺でしたがこの日は先生のギアがなかなか入らない。

必死の先生。
ストック片手に、必死の先生。8時40分ごろ撮影。

言葉数が少ない
8時55分ごろ撮影。言葉数の少ないこの人。

励ましの言葉をかけてもうんともすんともな先生でした。さすがにお疲れか。四阿山のほうはというとどんどん雲が出てきて本格的にいやな感じになっていきます。

雲が・・・!

予報では9時から晴れだったはずだが・・・。さて、9時過ぎに通過した場所に写っている道標をよく見たら(中四阿山)と書かれている。なんでそんなに控えめなのだろうか。この場にいたときはまったく気づかなかった・・・

よーく見ると
看板をよく見ると・・・


書いてあるのです。

時刻はちょうど9時過ぎ。雪が深くなってきており、傾斜も山頂にかけてきつくなります。アイゼンを装着している人もいましたがまだ早いかなと少し進み、すぐにそのまま進むのは不可能と踏んで軽アイゼンを装着しました。

無茶な装着
もう少し登ってから撮った写真。

ローカットに軽アイゼン。無茶してるぜ・・・。このあたりから、何故か先生が急激に元気になります。「私、これくらいの急な傾斜のが得意だから!」とかなんとか。調子いいんだこいつは・・・!俺を置いていくスピードで登り始める先生。どうやらこの日はギアが入るのに時間がかかっただけのようです。

おや?元気になったか
あのしんどそうな君はどこへ行った。

もはや雰囲気は冬山
動画から抜粋。徐々に冬山じみてくる。

もはや完全に冬山の急登を登りつめると、四阿山と根子岳の分岐点に差し掛かります。そのあたりまで来ると一旦勾配がなくなり開けた空間になります。あたりは雪!雪!!残雪期というか、普通に雪が積もっていました。浅間山もかなり近くに見えます。

もはや冬山!
冬山ですね、これはもう。

浅間山にも雪
浅間山にも雪。

少し歩くと、目指す四阿山の山頂が見えてきました。

あの尖った先が山頂

これを登りきれば!
ここを登りきれば山頂!

最終アプローチ。
ちなみに前回の様子はこちら。2018年7月16日撮影。

前回とまったく様子の異なる、真っ白な四阿山です。そして10時。久々の四阿山登頂です!

降臨!
降臨。

はにかむ先生
ハニカミ先生。

山頂に到着した時点での天候は曇り気味。かろうじて周辺の山々が見えていました。

有名な山々

左奥の高い山は高妻山、中央奥の雲の中に火打山妙高山。記憶ではこの日はどの山も午後崩れる天気予報でしたがどうやら当たったようです。手前には左端に飯縄山、中央手前に黒姫山も見えていたようです。北信五岳のうち、斑尾山以外を捉えていたらしい(正確には戸隠山は高妻山の左で写っていない)。

結構人がいる
山頂にはそこそこ人がいました。

ガスなのか雪なのか雲なのか、白い霧のようなものが風で宙を舞っておりとにかく寒い。あまり長居せずに分岐まで戻り根子岳を目指しました。そして根子岳に入る樹林帯に差し掛かったあたりで事件が起きました。とんでもなく急な坂の起点あたりで、足を滑らせて斜面を滑り落ちる俺!身体ひとつ分弱くらい斜面を滑りました。プチ滑落です。滑り始めると本当に止められない。感覚的にはザーッと滑った気がしていましたがそんなに落ちておらず容易に元の位置に戻ることができました。それにしてもここの下りが相変わらずすさまじい傾斜。樹林帯ということもありこの時期は斜面がカチカチに凍っており難易度倍増です。ひたすら急傾斜を下ったらようやく根子岳の根元が見えてきました。

根子岳のその先を望む
火打山と妙高山を望んで。

この日履いている靴はローカット。軽アイゼンの金具がダイレクトに触れてくるぶしが痛くなり始めていました。買ったばかりのローカットの靴で残雪期の山。無茶するぜ・・・。根子岳へと登り返す前に一旦休憩。

よく下ってきました
あそこから下ってきました。

「大変」
羊羹をほおばりながら一言。「大変」

そして再出発。目指すは根子岳山頂です!

目指すは根子岳!
シルエットがどことなく猫っぽい?

「ねこー」
なんだかんだ元気な先生。「ねこー」

圧巻の四阿山
少し登ってから振り返る。

道中、わんこを抱えながら下っている(四阿山方面に向かっている)人がいたのが印象に残っています。狭い道のトラバースがありわんこが歩けなかったのだとか。抱えて歩くのもまた至難の業ですけどね・・・。そして急登を進むこと約30分。11時35分くらいに根子岳山頂に到着しました。この時間帯は根子岳上空は曇っていましたが四阿山の頂上付近は晴れている。わけのわからない天気です。

It's tea time!
Tea time!

山頂では「あなたたちのお母さんと同じくらいの年齢よ」なんて話す気さくな女性がいたのが印象に残っています。前日は別の山に登ったのだとか。元気ですね!!風の当たらない場所で食事を摂り、ゆっくりお茶します。至福の時間です。十分に体力が回復したら下山開始。どんな山にも下山の瞬間は必ず訪れます。前回同様、ここの下山はあっという間。13時半に登山口に戻ってきました。ソフトクリームを食べに建屋?に向かったところ列ができていたので先に荷物を降ろしてから改めて向かうことにしました。13時45分、無事ソフトクリームにありつきます。

癒しのソフトクリーム

アイスクリームを食べながら、まず確認したのは巻機山の様子。二日連続の登山で疲れていたので、車での移動も長くまたコースタイムの長い巻機山は断念することにしました。その後一旦靴を洗い、車の中へ。この日の余韻に浸る余裕も設けず、引き続き次の日の計画を立て始めます。男体山天城山など百名山を中心に調べてみましたがいずれもぴんときません。時刻はすでに14時20分過ぎ。このあたりで、先生が「百名山にこだわらなかった場合どうなるか」という提案をします。まず北横岳を調べ、そしてたどり着いたのが「唐松岳」。時刻は14時半少し前でした。ここから30分程度唐松岳の残雪期登山について徹底的に調べ、リフト券の購入の仕方を電話で確認(14時53分)までして15時過ぎにようやく翌日は唐松岳に行くことに決定しました。結果的に、天候としては大正解でしたが巻機山より楽だったかどうかは・・・?このとき得た「リフトは8時から、チケット売り場は7時45分から」という情報を元に7時くらいからチケット売り場で並び始めようという計画を立てましたが、これがどのような結果になったのか。唐松岳編、乞うご期待。

ようやく目的地が定まったので、次に検索したのは温泉。調べて向かったのは「湯っ蔵んど」という須坂にある日帰り温泉施設です。菅平牧場から25分程度の距離にあります。到着した湯っ蔵んどはなかなかお洒落な雰囲気の施設でお風呂も広かったのですが、いかんせん大浴場のお湯の注ぎ口に爺が背中を押し付けている。注がれるお湯が全部爺の背中を経由していると思うとどうもさっぱりしない。気にしすぎなのか・・・

温泉でさっぱり(?)したあと、向かったのは長野市内。先生より「唐松岳に向けてストックを買っておきたい」との申し出があったので、俺もローカットの履き心地が抜群だったSalewaのミッドカットの靴を探しに山道具屋へ向かいます。まず向かったのは長野駅前の石井スポーツでしたがここにはSalewaの靴がおいておらず、少し離れたところにある好日山荘へと移動。道中、足元に長野オリンピックの記念マンホールを発見。地味に数を重ねてきている「ご当地マンホール」シリーズです。

ご当地マンホール

遠方には登ってきたばかりの四阿山が見えていましたが山頂付近は雲の中。この時点で歩いていた市街地は快晴だったのでつくづく山の天気を読むのは難しい。そして到着した「好日山荘&Base藍」。目当てのSalewaのミッドカットの靴が見つかったはいいものの店員の数が社員+新人バイト1名しかおらず対応がまったく追いついていない。到着してから購入まで1時間も要してしまいました。二日連続で靴の買い物につき合わせてしまった先生には「私は買い物をしに来ているわけではない」と釘を刺される。すんません・・・。購入したSalewaのミッドカットシューズ、MOUNTAIN TRAINERは翌日の唐松岳で早速実戦投入されます。2014年7月12日に購入して以降、長年連れ添ってきたHAGLOFSのROC LEGEND MID Q GTからの乗り換えタイミングは唐突に訪れました。

時刻は19時20分。先生も無事ストックを手に入れたところで夕食です。この時期都内や周辺の県では基本的に飲食店が20時までしか開いておらず長野でも同じではと考えていましたが、とりあえず近所にある大阪王将・長野若里店に向かうことにしました。到着した大阪王将。半ば諦めていましたが

通常営業している。

関東甲信越で対応が同じと考えていましたが長野ではそうでもなかったようです。餃子・半チャン野菜タンメンセット+焼き餃子3人前を二人でたいらげ、20時半少し前に店を出ます。西友三本柳店でこの日の夜のお酒や翌日の朝食+行動食を購入し、20時50分くらいに改めて出発。向かったのは道の駅・白馬です。

道の駅・白馬といえば2020年お盆の旅でも最終日に訪れた場所。なんとなく駐車場が狭いと記憶していました。念のため道中、先生にほかの車中泊スポットを調べておいてもらいこれが功を奏すこととなります。道の駅までは45分程度。到着した道の駅は案の定満車だったので第二案の「サンサンパーク白馬」へと移動しました。移動は車でわずか3分。広い駐車場でトイレもあり、普通に空いている。好立地・好条件です。場所を確保したので翌日の準備を始めたところで、翌日の水を買い忘れたことに気づきあわてて道の駅の近くにあるセブンへ移動し水を購入。改めてサンサンパークに戻り、車中泊の準備⇒翌日の準備を経てお酒を飲み、就寝。中身の濃い一日となりましたがまだ旅は終わらない。

唐松岳編へと続く───

追悼

この日、遠方に見えていた北アルプスの中の槍ヶ岳で3人パーティの登山グループが全員遭難し3人とも亡くなったというニュースを後日知りました。自分たちが眺めていた北アルプスの中でまさしく遭難事故が起きていたと思うと胸が痛くなります。やっている冬山のレベルが違うといえど、自分たちも同じフィールドで活動しているのだと思うと雑に計画を立ててはいけないし、常に気を引き締めていなければいけないなと思います。会社の人たちも、GW中に遭難のニュースを見るたびに俺の名前がないかと確認してくれていたということでした。家族はもちろんのこと、自分の周りの人たちを悲しませないためにも今後も安全登山を心がけていきたいと思う。

2件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください